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この一ヶ月

西條です。
気が付けば、出産してから一ヶ月経つ。この前、晴天の中、一ヶ月検診に行って来た。
あれからいろんな変化があったような、無かったような、
毎日子供のおかげで濃密生活。なかなか友人と会うことが出来なくなってはいたんだが。
徐々に発する声の種類と瞬間が多くなっている西條二世女子平成生まれ。
汗を滴らせ、朝起きると枕がぐっしょりのアスリート。
風呂の入れ方僕うまくなったなと自信を持った矢先にギャン泣き。
夜中に起きて抱っこしていないと全然寝ない。が、まだまだこれからひどくなるらしい。
親としても一ヶ月経った。

出産して5日間は入院。
退院して殆どの人は実家に帰り、静養するのだが、
僕らの場合は諸事情が有り、実家に帰らず、自宅に帰った。
僕の母親に1,2週間来てもらい、補助してもらうということにして。

退院の日。
自宅のエレベーターが壊れて、動かなくなっていた。僕の現在の家は12階建て12階。
建物がとっても古いことと、エレベーターに雨が入りやすい構造上の問題で、よく止まる。
しかし今回は基盤が完全にクラッシュしたらしく、復旧には1ヶ月掛かった。つまりここ最近治った。

その間、住民全員が憤慨していたのは当然なんだが、
退院当日、いくら文句を言っても怒っても新生児を連れて、12階まで階段で上がらなきゃいけない事実は変わらない。諦めて気合い入れて昇る。男はいいけど嫁は切開とかしているので、本当に大変だったろうと今でも思う。
退院当日、親戚が待ちわびてやってくる。階段を昇る。家に着く頃にはヘトヘトで大変申し訳ない。さらに回覧板が回ってきて、エレベーターの今後に付いての資料を同じ階の人達に回して欲しいと自治会に言われたのだが、貰った資料は全然役に立たなそうだったので、口頭で同じ階の全世帯にエレベーターの近況を伝えまわる。その際、子供が生まれた報告も兼ねて、結構時間を食う。

夜中に親戚方々帰宅。初めての沐浴はおとなしくて事なきを得る。初めての粉ミルクは細かい部分が気になって全然作り方に迷う。赤ちゃんが寝ているときの突然両手を挙げるしぐさがどういう意味なのか全然わからない。モローとかパラシュートとか反応。赤ちゃんあんまり泣かない。親戚から頂いたチャーシューが美味い。突然携帯電話の基地工事が屋上で始まって空爆でも受けたのかという爆音で一同泣く。

2週間ほど母親に食事などの解除をしてもらいながら、過ごす。
2週間開けて母親が帰宅。夫婦と子供のみの生活がスタート。
子供は日に日にアーウー言うようになり、まつげがドンドン長くなっていき、おっぱいを飲む時に、ウンウンと唸ったり、顔中に湿疹が出来たり、全然ウンチしなかったり、目の中に絨毯の繊維が入ったり、寝ている最中突然一声泣いてまた就寝したり、握る力が強くなってなかなか手のひらを洗わせてくれなかったり、朝起きて挨拶すると、ずっとこちらを見て笑っていたり、虐待でも受けたのかといわんばかりに大絶叫して人をへこませたり、おむつが新生児用からSサイズになったり、まさかこんなに小さい生き物が、いつかは慎重160センチとか、体重50キロとかになるのかと、まったく想像出来ないけれど、母子手帳、父子手帳に書かれた何ヶ月目にこうなります、という、こうなります、を1週間ほど早めに見せてくれている。

とにかくすさまじくかわいい。
赤ちゃんは極めて危険である。他のことがまるで出来なくなってしまうし金も吹っ飛ぶし夫婦の仲もこじれる可能性をはらんでいるのに、親はまったく幸せなのだ。
スーパースター、史上最高のカリスマだと知る。このカリスマがいつか自分の手を離れてしまうのかと思うと密かにショックだ。いつまで親でいられるんだろう、なんて。夜は早く寝て欲しい。

沢山の仲間、親戚、友人に祝ってもらった。
大学時代の仲間が声を掛け合って、飲み会を開いてくれた。ちょくちょく会っているつもりが、実は結婚式以来会ってなかったみたいで、積もる話で朝まで飲んだ。こういう瞬間を卒業して10年以上経つのにまだ持てているって言うのは幸運かもしくは奇跡かもしれない。

映画仲間、セッキー達も祝ってくれて、途中やっぱりジャッキーの話で盛り上がったり、腹筋の話になったりで終電ギリギリ。いろんなサプライズがあり、グッときてしまった。シャンパンタワーなんて初めて見た。

嫁の友達も沢山来訪してくれてうれしい。
隣の住人が漬物くれたり野菜くれたり気を使ってくれる
親戚も沢山会いに来てくれる、仕事仲間もみんなでお金を出し合って、出産祝いをくれた、育児相談にも乗ってくれる。自分が思う以上にいろんな人達にめぐり合っていろんな人達に支えられている。
僕たち家族のスタートは地味かもしれないけど、かなり恵まれたものだ。お宮参りで頭を下げなきゃいけない。そしてそろそろベビーカー買わなきゃならないぜ。

夏本番、あせもが背中に出来始め、今日は人生初の小児科。
軟膏貰って帰る。医療費タダ最高。初めて住民税払ってた甲斐があったと思う。

先輩にジンギスカンを貰った。
北海道出身の先輩は地元のジンギスカンを心から愛しているらしく、ジンギスカンの話が熱い。
僕も小さい頃、焼肉といえばジンギスカンだったので、ジンギスカンはうまいということは知っている。
先輩は東京灼熱度の日、冷凍のジンギスカンを僕にくれた。僕とジンギスカンは共に汗をかきながら家に帰り、「サマーウォーズ」ちょっと見ながら食べる。メチャクチャ美味い。輪切りのたまねぎ&キャベツと相性抜群。懐かしくも旬な味だった。今度、川中島のモモをお礼に買って来よう。

子供が寝そべってバタバタしているときに横でギターを弾くと、あわせてアーウー言う。
将来に期待が持てる。
大枚叩いて買ったビデオカメラが最近ケースの中から移動しない。撮らなきゃなと思いつつ、ファインダーのぞく時間がもったいない気がして手が伸びない。
そんなわけだからニュースで子供関連の悲しいものが報道されると今まで以上に悲しくなる。そしてこんなに手間が掛かる新生児を大震災のときに抱えた家族は本当に大変だったろうと悟る。最後に嫁の力を思い知る。1時間、2時間おきに起きる赤ちゃんに合わせて寝ぼけ眼で母乳を上げる嫁は母親とうものになれそうだ。お父さんも風呂でギャン泣きされたからって落ち込んでなんかいられないのだ。

三池崇史監督本「監督中毒」を読んだ。助監督とはなんかたるか、監督とはなんかるか、映画とはどのようにして生まれてゆくのか、を勉強させられる。そして反省させられる。こういう姿勢でこれからはやっていこう。と単純な僕はすぐに影響された。つまり今の僕には足りない姿勢であった、ということなのだ。
人間は考えるアシなので考えるだけでも前進しているはずである。次回作が家族モノではないことだけは決定している。

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2012年07月12日 05:00に投稿されたエントリーのページです。

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