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2011年06月に書かれた日誌

2011年06月09日

やきにく屋でレンゲ

西條です。
どんどん夏になって行きますね。今年の夏はいかにしようか、

事後報告ですが、ドイツのハンブルグで2年前に参加した女子女子over8が上映になりました。
西條組作品「土井さんの不幸」もついに海を渡ったわけで。僕は日程が合わなくて、そしてフランス行ったので金が無くて、ドイツに行かれませんでしたが、いい映画祭だったようです。参加が作品にとっていい機会になりますように。

そんなこんなで、シナリオは書いているのだけれど、なかなかね進みません。
こねくりまわしてしまってよくわからなくなってしまったりして。とにかく単純明快に、と思いつつ、つまんねーなこんな展開と思うと、枕抱えてうずくまったりと。いつもにもまして、悩ましい創作活動。途中でネットの動画とか見始めるとそっちばかりみちゃってどうしようもない。

最近創作をしている人とあまり接していないことが原因で、キャラクターの幅が乏しい気がする。
いかん。非常にまったりしている最近の僕だ。まったりしているからシナリオもまったりするんだ。気づいてしまったぜ。

ということで、ということでもないんだが、用事があったので、
役者と飲んだ。久々に行く新宿。

震災以降あまり街に出ていないような。
そんなことないか、出てはいるんだが、なぜか久々な感じがする久々の新宿。若干上京したての頃を思い出すくらい素人感。それほどでもないか。あの時はもっと右も左も甲州街道も青梅街道もわからなかったのだが、今では代々木に向かう道でさえ知っている。極めて裏通りにある行列の出来るラーメン屋も知っているし、世界のビールを出してくれる店も知っている、その店で昔飲んだ監督二人は現在音何しているのか知らない。なにしているのかしら。

安いチェーン店に行きたかったんだが、無くなってるじゃないか店!
良くわからない個室の店に入った。東北を応援するキャンペーンと称して東北の酒を店員さんに勧められた。飲んでみたら、すげーうまかった。東北最高。そんなにたいそうな話はしなかったけれど、震災後、初めて会ったのでもっぱらその話ばかり。そうか、僕は震災後、会ってない人がいっぱいいるみたいだ。これはいかん。会いに行かなきゃ、君に会いに行かなくちゃ。

そして会えばやっぱりいろいろ沸くもんで。
煮詰まっていたものも少し解けるヒントを得たような。
やっぱり会うって大事だね。ネットつながりではなく、声でその場で会いたい。

6月下旬、10年以上付き合いのある役者の演劇を見に行く予定。
芝居だけじゃなく、いろんな意味でとても楽しみだ。20代の頃、思い切って映画撮ってて良かった、と改めて思う。思い切ったわけじゃなかったけどね。あの時と比べて通信の発達が目覚しいってことがシナリオ書いてて具体的に感じる。今はモニターのまで指を動かせば、操作できてしまう時代。そのうち人間は何かしらを勘違いするに違いない。その勘違いがまた時代を動かす。原発のように正しいかどうかわからないまま見えない流れに流されながら。警鐘のサイレンは沢山鳴るだろうけど、ポップに見えるから翌日には忘れている。みんなが歩みを止めなければ、とめられない歩み。みんなが聴いてる音楽が減ってきたけれど、だからといって日本人の集団心理は変わっていない。こういうのは日本人に限らないのか。

実はここ数日、体調が悪かった。
久しぶりに猛烈な偏頭痛がやってきて、身動きが取れない状態となる。
今回はヤバすぎて、はきそうになったので、薬を飲んだ。僕は薬があまり好きではない。
半分優しさ出てきている薬なんか飲むと、そのときは治まるのだが、薬が切れると、頭の違う箇所が痛くなってしまう。なにかしら細胞が死んだようなショックを受ける。なのでもうヤバイと思うときまで飲まないのだ。今回はもうヤバイと思ったので、飲んだ。「顔が死んでますよ」とか言われたので。

薬最高。すげー良く効いてくれた。優しさで出来ていない薬だったが、とっても優しかった。生理通にも効くらしいです。

家の近くに焼肉の食べ放題の店がある。いってみると、
なぜか駐車場にレンゲが落ちていた。
どうしてこんなところにレンゲが!?と疑問に思うこと数秒。
写真を撮った。
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動かしてはいけない気がした。

新作のシナリオは途中主人公たちが旅に出てしまい、
それから話がつまらなくなって筆も止まった。ので、旅に出るのを止めた。止めるってとっても大事。
今はいい感じでカチャカチャ書いてます。毎回こんな紆余曲折を繰り返す。今回は何号まで書くのだろうか。

映画「レスラー」観た。
面白かった。「ブラックスワン」を飛行機の中で見て、すごく面白かったので、かなり期待して見たんだが、まったく期待を裏切らないものだった。プロレスの明と暗が描かれていて、ホント監督は酷い糊塗するな、と思う。ラストなんかね。オススメです。「どついたるねん」かと思ったラスト。
監督のダーレン・アロノフスキーって、「π」の監督だったと知る。僕は「π」はタイミングを外してみているからか、至極つまらない作品と言う印象があった。電気ドリル頭に翳すの見て凡才だと思った。
しかし「レスラー」と「ブラックスワン」は面白い。追い詰められ感が本当に良く描かれている。これから注目したい監督だ。

思うに「レスラー」よくあるハリウッドのエンターテイメントにもなりそうな話。と運び。
主人公を情けない役にしてポップなサクセスストーリーにも出来るし、「オーバーザトップ」みたいにも出来る。けど、そんな形にしたら、うもれてしまったかもしれない。監督の主張ってとても大事だ。監督と理解あるプロデューサーがいれば、新しい作品は次々と産まれる。プロデューサーに理解があったかどうかは知らないけど。思い返すごとに勉強になる作品だ。

ウチのプチトマトがあまりにも生長していて、手に負えない。
どうすればいいのだろうこの発育。ミョウガも芽が出てきて、スカイツリーのようにピンと延びている。毎日成長する。どうすればいいのだろうこれから。添え木しなきゃ。

そんなわけで、この前ツイッターについて書きましたが、海外の映画祭も公式HPでツイッターしているし、ツールとしては、やはり無視できない。そして他人とのつぶやきやり取りを覗き見るのは結構楽しい。ということに最近気づいた。もうちょっとしたらやりだそう。なかなか自分ではつぶやけないけど。

しかしハングルグいきたかったなぁ~

2011年06月26日

wonderwall

西條です。
夏になり始めています。
今年の夏はキット暑い。電気代もかなり掛かるでしょうが、なんとか乗り切ろう。
扇風機をもう一台買おうかどうか検討中。風の通る家に住んではいるものの、風が無い時はどうしうようもないのさ。

先日、乃木坂まで演劇を見に行った。
10年以上も付き合いのある役者男女二人芝居。
女性の方が企画を立てた。10代の頃からやりたかった戯曲らしい。
念願かなったが、それには苦労が沢山あって、一筋縄ではいかなかったようで。
良く頑張ったなあと。

芝居は面白い内容だった。
女性の企画、かわらいらしいものを想像していたんだが、
バイオレンス&セクシーで、生身、嘘をつけない人間二人の感情のぶつかり合い。
感情を説明することが不得意な二人は痛々しくて、それでもその出会いに希望を感じながらラストに向かっていく。こびていない、すごく面白かった。

癒しとか、ほっこりとかいうキーワードがありますが、
僕はそこらへんと無縁のものに引かれる。人生が結構幸せに進んでいるからなのだろうか。
ただの趣味か。

二人の役者はお互いのことを良く知っている仲なので、
息もぴったり遠慮も無く、かっこよかった。チカラが、その場には二人の力が存在し、直線的なそれにいつまでも惹きつけられた。芝居が終わり、久しぶりに話しをして、なんだか僕も偉そうなことをいっていたのかもしれないが、負けたくないなあ、と思った。やっぱり僕らはやりたいことをやりたいようにすべきだ。それ以外に道はないのだ。
スター二人の写真を撮った。
futarinoyakusha.jpg
また少し歳をとったら、同じ二人で再演してもらいたい。年齢と共に味が出てくる感じの話だった。

昨日は朝まで飲んだ。
「土井さんの不幸」のハンブルグ上映を祝って、一先ず、関係者と飲みにでも行こうかな、と募り。
久しぶりの仲間たちと合流。
僕は仕事明けで19時起床。待ち合わせは新宿で19時半。おぉ・・・
それでも間に合う立地条件の良さ。髯もそらずに走ればの話だが。

新宿について、おなかが痛くなったので、ルミネのトイレに駆け込む。
今日は程ほどにしよう。と思ったが、みんなで飲んでいたらやっぱし盛り上がって終電を逃す。
最初の飲み屋は新宿の土曜だというのに店内はスカスカ。
しかしそのもったり感とフレンドリーな雰囲気がとても気に入ってしまう。
カマ食ったんだけど激烈に美味かった。

東北を応援したいという店が今はとても多い。東北の酒を勧められ、もちろん飲んで、
店員のかあさん曰く、「この酒瓶に張られているこの紙に書かれている注釈は、とても感動的な文章で、この前来たお客は感動しすぎて注釈が張られたこの紙を、はがしてもっていったから、あんたももって行きなさい、どうせビンは捨てるんだから、ね」
みせの母さんは紙、つまりラベルをはがして僕にくれた。どんな内容が書かれているのかまだ読んでない。二日酔いが覚めたらじっくり読んでみます。

それから横丁に移動し、電車が見える窓の近くの席でまたも東北のお酒を飲む。
外国人のコンサルタントをしている人がゲスト参加し、「土井さんの不幸」を見てくれていたようで。
最近の外国人は震災後、放射能の影響で日本になかなか来ないということと、最上階に住んでいる金持ちも、低層階に引っ越しを希望らしく、不安感は日本人よりも深く。でもその感覚はとても大事だと思う。はやく原発問題が終わって欲しい。自分たちのためにも。世界のためにも。

閉店を迎える度に店を変え、ゴールデン街に入った。
カウンターの店に5,6人でゴサッと入り、ほぼ占拠状態でkっこー深い話まで。
また夢で見たことがある光景だった。これがくると運命を信じざるを得なくなってしまうのだが、もう慣れた。どっち道、未来を知ったって今の状態にメリットもデメリットも無い。活かす力は持ってない。

そんなこんなで深く話をしていたら、
店員の人と同郷と知り、びっくり。下諏訪出身ということで。僕は中学の頃3年間岡谷にいたので。
地元ネタを久しぶりに。中学の頃はいろんなものに刺激を受け初めて、あらゆることが面白かった時代だった。あらゆることが面白くなかった瞬間もあるけれど、サングラス掛けるだけでも一つのイベントだった年齢、とすっかり歳をとった感覚。やまびこ公園の話ですげー盛り上がってしまった。

気づいたら朝。まだ帰りたくないみんなだったが、
一人は野球の予定があり、行かなかったとは思うが、一人は芝居の本番が有り、今日千秋楽らしい。
一人は午後から打ち合わせ、まあ大丈夫だったろう。ラーメン食べて分かれた。ラーメン食べながらまだ酒飲もうとしている三人だった。

金が無くなったが、チカラをもらった。そんな日。みんな無事でよかった。
次回作でまた皆に会おうと思う。

二人芝居の中で、いいセリフがあった。
「自分が何かを計画し、それを計画通りに実行すれば、その事実が本当に起こる」
未来はわからない、誰も知らない、作ってゆくものだからだ。いくら正夢を見ようが、僕はそう信じているようだ。

最近ずっとオアシスを聞いている。
プチトマトもミョウガも元気に育っている。
嫁が帰ってくるのでアイスを買いに行こう。
まだ行ける、どこへでも行ける。始発前の新宿の人の多さだってそう思わせる。

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