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エッフェル塔点灯2

西條です。
フランス旅行その2。

パリ宿泊。
屋内は全面禁煙。屋外は全面喫煙。
夜中になるとタバコを吸いに外に出るのだ。

生寒い風、遠くから奇声が聞こえたり、清掃員のような人達が清掃のようなことをしていたりして、
とりあえず気づかれないようにしておかないといけな気もする夜。到着したばかりの観光客とか、海外遠征のスポーツ学生とか、そんな人たちもロビーや駅の前にいたりして。歩き回りたくもなるけど、やっぱやめといたほうがいいような気もして。というまだ慣れていない感覚。で寝る。

朝。
朝食前の一服で外へ。朝8時になっても薄暗いフランス。
この時期はそうらしい。夏は逆に夜の9時になっても明るいらしい。
そうなのだ、だからこの時期は旅行費用が安いのだ。でも楽しさは変わらない気がする。
夏に行ったこと無いけど。

そんな薄空を見ながら煙を吐いていると、突然20代後半くらいのフランス人に声をかけられた。
ムッシュ、から始まるフランス語の文章、ムッシュ以外は全然何を言っているのかわからない、
が、とりあえずその男性は僕に話しかけ続け、一向にその場を去ろうとしない。
ちょっと怖いんだけど、ひるむわけにもいかないので、日本語で、フランス語わかんないから他の人に話しかけてよ僕は今とても穏やかなんだ人柄もねだから決して邪魔をしてはいけないよ罪だよそれは。とずっと言ってたら、どうもタバコを恵んでくれと言っているらしいと悟った。

シガレット
ってセリフだけ聞き取れた。フランス語でシガレットって言ったっけ?と思ったが、とりあえず、一本上げたら、メルシ、と言って去った。なんだったんだろう。彼は全面喫煙の朝の町をテクテクとセーヌ川の方面に去っていった。

朝食はビュッフェ。ウインナー美味い。
すでに地下鉄にかなり慣れた感の僕らはすいすいと14号線に乗り、
オプショナルツアー集合場所へ。
マイバス社というフランスのオプショナルツアーを手がけている会社の前に集合。予定だったが、
地下鉄から外に出たらどこらへんに出たのかわからなくなって、少しの間うろうろ。うろうろしている時間もまたヨーロッパの町並みの中だから、なんだか面白い。ヨーロッパ人はどうも朝は動かないらしく、街はスカスカに人がいない。とても気持ちがいい。お勧めの時間帯だ。
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程なくマイバス社に到着し、やがて同じツアーの観光客もやってきて、
どうもどうも、じゃ一緒に行きますか。と。彼女もルーブルに行くらしい。
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彼女は北海道の女性で、今度青森に嫁ぐらしく、結婚して家に入る前に、ずっと行きたかった場所に行こう、と一人旅を敢行した。若いって素晴らしい。

ルーブルは昔王宮だったらしく、その歴史は他と同じく深い。そしてデカい。
ほんとにでかい。
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庭にはドロップキックする彫刻、茂みの中にもワサワサと謎の彫刻が点在している芸術広場。
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ミニ凱旋門を抜け、ピラミッドを見てルーブルに入る。
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城壁の跡から彫刻の間へ。
おびただしい彫刻群。おお!どれも素晴らしい、芸術は爆発だ!と幸か不幸か知識が無いことが僕を純粋にしてくれる。

教科書で見たことのあるミロのビーナス見る。
真ん中分けのビーナス。後ろから見ると、中年の女性の体をしているらしい。肩がワイルドだ。
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サモトラケのニケを見る。マジかっこいい。
普通、壊れるなら羽の部分が何より先に壊れるんじゃなかろうか、と思うのだが、どうしてこんな姿になったのか。羽と胴体だけの姿が殊の外かっこいい。壊れやすいらしくルーブルから門外不出らしい。後ろには添え木が突き刺さっていた。
でもほんとにこの布のなびき具合とか良く作ったなと思う。そしてこれが作られた時代にも、確かに風が吹いていたんだなぁとロマンチックが止まらない。
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場所は変わって絵画部門へ。
宗教と歴史。権力と名声、こだわり。それぞれ絵画には皆何かしら目に見えるストーリー以外のものも含まれている。中にはでかすぎて見上げるしかないものとかある。まあ天井画とかもそうですけど。口をぽかんと開けて解説を聞く。これはスラれてもしょうがないさ。卵も絵具材にしているなんて驚きさ。絵画を額に入れて持ち運びが出来るようにしたのもダ・ビンチだとか、言ってたような。
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モナリザにも会った。
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妙に人を惹きつける絵。お土産屋さんにも売っていた絵画。僕もポストカードを買った。
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フェルメールとか
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その他、もろもろ、
一度は教科書で見たことのある絵が沢山あった。そして教科書には載っていないのに、すげーいいんですけど、と思わせる絵も沢山あった。が、しかし、絵画部門を抜けて向かった先の古代文明とかハムラビ法典とかの衝撃はもっとすごかった。ていうか、ここが僕のツボだとは、僕も知らなかった。
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もう恐怖以外に何も感じないくらい戦慄が形になっている気がする。近くにいてはいけない。
曖昧な感情が微塵も無い顔をしているからかもしれない。
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これはいったいなんなんだろう。すごく惹かれる。
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ハムラビ法典。
小さい頃は、ハムラビ法典の写真を見ても、なんで法典なのに本のカタチをしていないんだろ、と思っていた。解説を聞くと、そうなんだぁと話はわかってもピンと来ない感じ。今回やっと実物を見てちゃんと理解できた。何世紀前の人だって、伝えたいがために試行錯誤しているのだ。書いてあることは、今の道徳心とあんまり変わっていないらしい。いい事と悪い事のざっくりしたところに関しては、人間が発生してから何にも変わっていない、という証拠である。
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ぐるっと回って出口に来たときには若干へとへとだった。
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ルーブルは本気で見ようとしたら一週間は要すると言われる場所。
僕らは2時間程度で有名なものだけを見た。もう一回来たい場所だ。
絵画の解釈は人それぞれでいい現代。想像力のある人にはまったく飽きない場所なんだろうと思う。

解散するとき、ツアー客の一人がいなくなっていることに気づいた。
どこかではぐれてしまったらしい。その人は60過ぎくらいの男性。明るくていい人そうだったのでちょっと心配になった。その後ルーブルから出られたかしら。
ツアー中、ガイドの声は専用のトランスミッターから聞こえる。一人一人小さなラジオを渡されてイヤホンでガイドの声を聞きながら作品を鑑賞する。そのため、ガイドと自分の距離を測ることが出来ないのだ。
声は聞こえるけど、姿が見えない、という時が何度もあるため、はぐれてしまうのもしょうがないと言える。
お土産はTシャツとポストカード。

ルーブルにある大型食堂でイタリアンの食事。料理を頼むのにも言葉が通じなくて苦労するが、その苦労が旅の楽しみだったりする。
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久しぶりのコーラがうまい。

午後はヴェルサイユに行くのだが、
その前にトイレ&コーヒーブレイク。
マイバス社近くのカフェに入りカウンターでエスプレッソ注文。
フランスはカフェシルブプレと言うと、エスプレッソが出てくる。結構美味くてびっくりするエスプレッソ。
そのカフェのウエイトレスはカップクと愛想が良く、値段もカウンター席だったからか一杯1ユーロ20セントだった。入り浸りたいぜ。
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程なくバスに乗り込み日本語がうますぎるフランス人ガイドと共に凱旋門の向こうへ。

ヴェルサイユ宮殿。ここもマジdekai
でかい。
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きらびやかな中、特に歴史の重みを感じられる。ようなところではなかったが、
ほんとこんなところで生活できるものなのか、キラキラしすぎて落ち着かないんじゃなかろうか。。。
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埋め込まれている人とかいた。
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マリーアントワネットの寝室やら、鏡の間やら。
きっとそこまで複雑には出来てないのだろうと思ったんだけど、大量の観光客も障害物となって自分がどこを歩いているのかもわからない。イヤホンから聞こえる解説も、今いる場所のことを言っているのかどうかわからない。とりあえず、写真だけはバカスカ撮った。そして宮殿から庭に出て解散となったとき、
嫁がいない。

どこかではぐれてしまったようだ、が本当にさっきまでいた。
ツアー客解散後、ガイドの人にお願いして、トランシーバーで語りかけてもらった。
おそらく、イヤホンはまだ耳についているはずだ。
程なく、嫁が宮殿から駆け出してくる。
どうも、最後にみた部屋で、大きな絵画を前にしたイケメンフランスガイに見とれてしまい、
気づいたらみんないなかった、とのこと。どういう理由だそれは。

若干心配したことを損しつつお土産屋に向かい、
またもスプーンを買う。ジャムも買う。
ヴェルサイユで売っているジャム。日本でも変えると思うけど、薔薇のジャムらしい。
どんなもんだろう。まだ食べていない。

時間が無かったが、庭を見たかった。
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すげーでかいのでちょっとしか見られなかったが、それでも即効で記念撮影。
そしてトイレに向かう。
初めての有料トイレはヴェルサイユ。
金払ってトイレに入りたくないと思っていたのだが、背に腹はかえられない
しかし金の置き場は極めて適当になっており、これは管理されているんだろうか、
とトイレに金を払うことより払った金が盗まれないことのほうに驚かされた。

トイレに行ったらすでに集合時間。
走る。
何百年前の石畳を走る。すげー走りづらい。
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本気で走りづらいので真ん中の舗装された道を走ることにする。すげー走りやすい。
バスに着いてほっと一息。ルーブルとヴェルサイユ。二つ回るのは結構しんどい。と思っていたがそこまで体力が落ちていなかった。やっぱり楽しいってのは一番の栄養剤だ。

ホテルに戻る頃にはすっかり元気になって夜のベルシーに向かうことにした。
リヨンから近い場所にあるベルシーは、最近雑貨の専門店が軒を連ねることで有名らしい。

というわけで、次回はベルシー、そしてパリ市内です。
やっぱ8日間の旅行は話が長い。

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2011年04月03日 01:25に投稿されたエントリーのページです。

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