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2010年10月に書かれた日誌

2010年10月15日

明日から

西條です。
久々に日誌に手を出していますが、皆さんお元気でしょうか?
僕は元気だったり元気じゃなかったりと、喜怒哀楽を繰り返しながら見事に生きています。
そんなわけで明日、10月16日から福島拓哉監督の映画「アワ・ブリーフ・エタニティ」が
新宿の映画館K's cinemaでレイトショー公開になります。
僕はこの映画を見に行きます。初日は見に来ません。なぜならきっと大混雑しているだろうから。

この映画と僕はなんら深く関係していないんだけど、福島さんにはいろいろとお世話になっている。
最近は全然お世話になっていないんだけど、お世話になりたいときに、颯爽とお世話になってくれる、とても男らしい女性的な男性なのだ。情熱とか、わがままとか、駄目さとか、かっこよさとか、いろいろあいまって子供っぽくも大人っぽくも見える人。つまりは映画監督である。
そんな人が作った映画「アワ・ブリーフ・エタニティ」大絶賛の嵐なので、見たい。

記憶をなくすウイルスが蔓延した社会で大切な人の記憶をなくしてしまった恋人同士が出会う話、らしい。僕は極力情報を入れないようにしている。そのほうが何度か楽しい。
昨年の東京映画祭の他、海外の映画祭でも沢山上映された作品、周りの友人たちの評判もかなり高く「奇跡的な映画だ」と言ってる人もいた。期待が膨らむのさ。

この映画を作るときに福島監督は多分、いろんなことを考えたんだろう、と思う。まだ見てないけど。
この映画を作ろうと思ったときの福島監督はたぶん、いろんなことを投げ捨ててもいいと思ったのだろう。と推測している。
この映画を作ろうと思ったときの福島監督はたぶん、うれしかったに違いない。これは当たっている気がする。
この映画を作り終えたとき、たぶん、その先のことはまだ漠然としていて、でも漠然としていて何が悪いんだろうと思った。かもしれない。

この人は映画で何かを伝えたいから映画を作っている人、ではないと僕は密かに思っている。
この人は映画でしか出来ないものがある、とは思っていてもそこにこだわっているわけではない気がしている。
この人は多分映画が好きなだけなのだ。と。
そこらへんが僕と似ている。と。勝手にシンクロナイズ思っている。

そしていい生活をしている。とてもいい瞬間を沢山持っている。それは常に、自分で手にしてきたものだ。誰しもが認めざるwowえない。僕はそれを見せてもらい、少しください、と言う。この人は少しくれる。もう少しください。というと、もう少しくれる。全部くださいと言うと、それは駄目だといいながら、全部くれそうだ。そうやって仲間を増やし、そうやってこの人も沢山周りからもらっているんだろう。

そんなわけで映画をまだ見てないので福島監督について書いてみました。
別に頼まれて書いているわけではありません、勝手に書いています。なので映画の宣伝にはなっていない文章ですが、気にしないでください。この日誌は100%僕の気分で更新されます。
本当に見たい映画なわけで、すごく楽しみにしているのです。

もうちょっといろいろありますが、こういう人が世の中にいること自体がある種の希望を僕らにくれる。
たまに漫画チックにも写る福島監督の生き様はなかなかマネのできるものじゃない。
初日は行かずに平日に行きます。
なぜから、座ってみたいから。そして次の日が5時起きだから。
そして僕は、実のところあんまり舞台挨拶とか苦手だから。
映画を見た後、映画に出てきた人達やスタッフが出てくるのは、現実に戻されちゃってあんまり苦手なのだ。こそこそと劇場にはいり、僕の「アワ・ブリーフ・エタニティ」を持って帰ろうと思います。
しかしどんな映画なんだろう、ほんとに。
http://www.ks-cinema.com/movie/our_brief_eternity.html
どういう意味なんだろう、愛の拒食症映画って。
どういう意味なんだろう、このタイトル。
そんなわけでなるべく情報を入れないようにしています。そのほうが、何度か、楽しい。
予告編すげーかっこいい。

2010年10月31日

エタニティ

西條です。
先日、福島監督のアワ・ブリーフ・エタニティを見てきました。
ケイズシネマのエレベーターを役者のトヤマさんと共に上がり、
新宿TSUTAYAで買ったチケットを受付に渡し、
席に座ると、鯛一君から声を掛けられ、
上映開始。

昨年の東京国際映画祭で上映された時に見逃しているため、
僕は1年もの間この作品を見たくて待たされていた。
その間いろんなことがぼくにもあったのだが、作品はもう動かずに同じ形でそこにあるはずだ。
と思ってドキドキしながら鑑賞。

見終わって感動していた。
作家にはいろんな思いがあると思うが、それは置いといて、
「アワ・ブリーフ・エタニティ」という映画はかっこよくて優しい映画だった。というのが僕の感想。
エンターテイメントながら福島監督らしいカオスもあって。疾走感と停滞感のバランスが良くて。
映画的なファンタジーもあって。このタイミングがあまりにも良くて、僕はすっかり乗ってしまった。

セリフがキラキラしている。
やりたいことをしてきたと思っていたが、やりたくないことをしてこなかっただけだった、
なんて言葉とか、個人的に、福島さんがこんな言葉書くなんて思わなかっただけに衝撃度が強い。あ、いい意味でね。
モノローグの後、一気に物語りは皆のシーンを潜り抜けて、本当に二人だけの物語になってゆく。
歯が浮くようなセリフに泣きそうになったのは、なんかいろんなこと思い出したからかもしれない。

上映後、監督がロビーにいた。
声掛けてもらったんだがよくよく考えると久しぶりに会うので、妙な照れくささもあった。
とはいえ趣味も生活も変わっていない僕らなのでやっぱり飲んだら朝までになった。趣味も生活も全然リンクしてないけど。

よくよく考えると一つの映画だけで朝まで話せるというのもすごいことだ。
頭が痛いぜといいながらも朝の新宿で帰る前にラーメン食おうぜという福島監督のアスリートぶりにも感服だ。綺麗な肌のままラーメンに付き合うデコさんもタダものではない。鯛一君はもう記憶が無くなっていた。

そんなこんなでメチャンコ楽しみつつ、いい焦りもいただきつつ、
8年なんてすぐだなあ、と再び、自分の制作体制を見直さなければと本気で考えた。
やばい、とか思ってるだけではしょうがないし、かといって焦ってもロクなものはできない。
自分を信じよう。オッケーカットが撮れなければいくら早撮りと褒められてもなんにもならないわけだし。
とかいろいろ思い悩むこの頃。

11月の中旬くらいまで上映しているんだろうか。
名古屋でも上映が始まったらしい。年末まで日本の各地でエマノンウィルスってなんだろう?と考える人が沢山できるんだろう。
そんなわけでお暇は人はぜひ、ケイズシネマでレイトショー公開しています。大切な人とか、大切だと思っている人とかと見に行ってみてください。仲良くなるかケンカするかは責任持てませんけども。
http://www.p-kraft.com/obe/

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