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2008年05月に書かれた日誌

2008年05月07日

育て

西條です。
GW。ゴールデンウィークで実家に帰ってきました。
この時期の長野県は最高。雪の上に杉の若い葉が落ちている風景はさわやか極まりないのさ。
北アルプスがホントに雄大。遠くに見える角ばった雪山は、すばらしいの一言なのさ。
いろんな花が咲いて、しゃが、とか、はなみずき、とか、ぼたんやライラックも咲いている。家の庭に。
僕もそろそろ花を育てたい。
しかし住処の4階、見晴らしのいい部屋は風が吹きすぎてベランダに花が置けない、であろうと思われる。う~ん、どうにかすれば、どうにかなるかもしれないから、誰か花に詳しい一人暮らしの人に聞こう。

そんなわけで観光ばかりしていたわけではないのですが、楽しく過ごしました。
善光寺にはいけなかった。善光寺に向かう車の量が半端じゃなかったので、今回はよしたほうがいいな、と大人判断。相変わらず酒を飲むと、20時過ぎに突然寝てしまう。
家族で酒盛りしていると、なぜか20時過ぎに僕一人が寝てしまうのだ。そして2時間後くらいに起きる。なぜなんだろう・・・いびきをゴウゴウとかいているようで。大して疲れているわけではないんだけどねぇ。

すっかり痔も治り、気分もいい僕はシューマートで靴を買った。
12600円のナイキフリー。
僕の弟はやけに靴に詳しく、また靴が好きらしく、自分の足のサイズを店で丁寧に測ってもらい、もっとも足にフィットする靴をチョイスする等、その情熱は密かに伝わってくる。なぜか、こと靴に関しては意見がはっきりしているので今回もその講釈に頼ることにした。それで選んだナイキフリー。
非常に軽い靴で動きやすい。若干左足に突起的違和感があるものの、それもそのうち何とかなるのかなと思う。ひじょーにいい買い物をした。しかもGW割引券で1500円引きだった。もひとつ言うと、店員の応対がとても良かった。そんな周りに感謝しまくりの買い物。東京の夏に向かって走る準備は出来た。

最近漫画アシスタントの方と知り合う切っ掛けがあり、
最近のそっち事情を聞いたり、
最近のこっち事情を話したり、
新しい映画の企画を考えようと思って相談したりして、交流を深めつつ、
面白い物語と面白くない物語との違いについて意見を交換したり。
メジャーなものとマイナーなものはターゲットが違うので、一概に言うことができないから、メジャーについての話になっちゃうんだけども。
結論として、やっぱり描く世界の前提をイキナリ押し付けるのはよろしくない、ということに。
やっぱり最初は自然と物語に入り込んでもらえるように日常、身近に感じられる人物やエピソードから始まって、最後には何かが解消されているようなものがいい、と。ありきたりなんだけど、もうちょっと踏み込めば、奇のてらい方が下手なものが多い、ということなのかなぁ。
スターウォーズの字幕の是非を考える、みたいなもんです。

僕の場合は、その映画の顔が見えないものって乗ることが出来ない。
その顔がどんなに嫌いなものだったとしても、それが見えればなぜか最後まで見れてしまう。
「あしたのジョ○」を作った監督が、何かの本のインタビューで言っていた。
作り手が何をやりたいのか、その情熱をヒントにお客さんは最後までその作品を見る。
といったような内容だったと思う。
つまり、それが無ければ最後まで見ることが出来ない、つじつまもシナリオの粗雑さも、それさえあればカバーできるとこのこと。なるほどねぇ。監督の仕事って大切だ、と改めて深く考える。

もう一つ話した。いろんな業界の問題として後身が育たない事実がある。
それはつまり、継承、というものがうまくいってない、という現実。
一定の歳になったら足を洗ってやめてしまう人、ある日突然消える人、せっかく育ってもいなくなってしまう、を繰り返されたらいくら頑強で頑固で温和で柔軟でとにかく最高の人でも、この人、育つのかなあ、と構えてしまう。根性が無いと思ってもしょうがないかもしれない、けど、根性論で片付けるな、という言葉も聞こえてくる。個人的にはそっちの意見のほうが良くわかるが、それは問題がもっと大きな相手、例えば世の中とか、血縁とか、そんなこんなが対象になってもくるから話はまとまらない。
そして、いつの頃からか、新しい人が毎回入っては思い出を作って出てゆく、という循環へ。

育つ、育てる、というのは才能がいるしコツもあるけどもさ。
育てる人がどんな人なのかを興味持って把握する努力さえすれば、育たない人はきっといない。
業界の話じゃなく、若年層にフリーターが増えている疑問から、なにやら勘ぐってしまうフローチャート。聞いたところによると、最近の企業は、使えない人はいらない、から新人を取らない、といった意見を出しているそうな。コスト削減を掲げ、精鋭部隊でありたい企業としては、わかりますけど、新人が最初から精鋭であるわけが無い。現在の社会は、育てることをやめてしまったのか、はたまた育て方がわからないのか。聞いた話でしかないから、飲み会話レベルしか書けないけど、習うより慣れろがもう古いことくらいはわかっているはずである。育てたいぜ、と思う企業が今の優良企業なんだきっと。こんなことを考えながら、また次回作の構想を練って日が暮れる。

そんなわけで僕はいかに花を育てるかを考えている。
そんなことより君ねぇ。なんて言わないで。僕には10年後、20年後に貯金通帳の丸の数を見てほくそ笑む才能が無いのさ。
なんて書きましたが常に残高は気になります。やっぱり丸の数は限りなくあるに越したことは無いねぇ。10年前から一向に増えていない丸の数。やっぱり商売してかなきゃいかん。
東京に戻ってきました。5月。
来月には今年の半分が終わります。マジかよ!
毎年叫んでますが、マジ!かよ!
時の経つのは早く、額成りがたし、いかん、学成りがたし。僕はプランテーションじゃ育ちませんよ。でもコーヒー大好きです。

2008年05月19日

蟹を買った

西條です。
腹の立つことがありました。
が、詳細はあまり書きません。お金のことなんで。
じゃそんな出だしにするなよ、とおっしゃらないでください。
なんせ腹が立っているので。
あー、しかし世の中にはひどい会社がたくさんありますが、こんな身近にもあるのかと。
冗談じゃないなと頭にきています。
牛乳下さーい!

そんなわけで、そんなわけでもないのですが、
人魚の話を実現すべく、こんな感じの方いませんか?と知人に尋ね、紹介してもらいました。
まだ10代の女性。10代の女性に会う機会があるというのも、映画作っているからだね。
話が合わない可能性が99%と思っていたが、ジブリ作品や岩井作品などの話が合った。且つ出身地が同じということで、とはいっても距離はかなり離れているのですが、まあいいとして、それなりに僕のこともわかってもらえたかしら。
徐々に新しくストーリーが見えてきている人魚もの。
多分HP更新記念作品ということになると思われます。

西條組HPはいまのところ、仮、の文字がついているのですが、
一度ストーカー問題で閉鎖をし、再会してからもう3、4,5?年経っております。
いい加減に、仮、取らないとねえ。
スカイプで星野君と話し、NISHIJO-GUMIって事自体から考え直すべく、いろいろと新しいHPの名前を考えてたどり着いたのが、映画「ロストボーイ」に出てきた犬の名前なんてドーだろう、というすばらしい案。その名は「ナヌーク」。エスキモーの言葉で白熊って意味らしい。なんてウィキペディアで調べたら、ついでにドイツあたりに同じ名前の映画会社があることも判明。
う~ん、ネットって、便利。。。
意気消沈した僕らはそれから寝に入り、
今度の金曜日に再び再会議を誓う。
だれかいいHP新名称候補下さい。流されやすい僕だから、採用は五分五分です。

映画「相棒」を観た。
テレビシリーズが面白くてハマってました。
なんていうかな、こんなことを言ってはなんなのですが、今をトキメク、役者が出ているわけではなく、
かっこいい編集しているわけでもない「相棒」。ベタなんだけど、面白い、いや、ベタだから、面白い、キャラクターが魅力的。和泉監督の演出は鼻につかない。面白いからヒットする、というとてもすばらしい現象ですね。
最近はもうチャキチャキした編集は食傷気味なのだ。僕も昨年から少し食傷気味である。自分でやってたのに。
映画「相棒」は、
9・11以降の戦争で、ふらっと現地を訪れた日本人が拉致されて殺された事実をモチーフにしています。だろう、と訂正しておきます。あの事件のときの、日本人の心情、僕の心情、被害者の親の言葉、テレビコメンテーターたちのコメント、なんだかいろいろ思い出しました。あれは、過ちだった、人間として。とズトンと落ち込みます。そんな人のために、「これは、フィクションです」という言葉が最後に登場する。でもこれはフィクションじゃない言わんばかりだ。制作者は、作りたいものを作っていた。勉強になりました。2時間ドラマの作りを逸脱しないのだけれど、東京ビッグマラソンのシーンはやっぱり劇場で見たほうがいいね。水谷豊はいいね~。「時間が無いんです!」というセリフがやけに頭に残る。なんでかは、自分でもわからない。

ずっと企画書を書いていると、
そのうちコンビニで手に取るものも変わってきて、
なんだかビジネス本なんか買ってしまった。
ビジネス本というか、ただの雑誌なんだけど。なんか「書類のうまい書き方」
が解説されていたので、ついつい・・・しかし680円もしやがった。いつか経費で落ちることを祈りつつ。
プロフェッショナルな企画書の書き方本も買ったし、世代別マーケティングデータの本も買った。
皆一読し、ふと思ったことは、こう書けば、企画が通る!という見出しに吊られて買ったシロモノに書かれていることは全部同じ、ということ。もしかして、チマタの企画書はみんなこんな企画書ばかりなのではなかろうか・・・。今度はじっくり立ち読もう。

SDメモリーオーディオが壊れた。
すっかり基盤が弱ってしまったようで、素直に再生してくれない。
タバコと一緒でポイ捨てしない派の僕は、ビックカメラに修理に出しにいった。
修理の列は長く、僕は番号札を持って並びながら、しばし待合室のテレビを見ていた。
テレビには、ゴールデンエッグスのDVD。ちゃんと観たことが無かったのですが、面白いね~ゴールデンエッグス。ゆるい脱力系と言われているが、どちらかというとハイテンションですね。
でもしばらく観ていたら、飽きた。疲れてきちゃった。やはり、ベタが一番ということかな相棒。

図書館にCDを返しに行ったら休館日だった。
雨の日は、動かないに限るねぇ。

御徒町の駅に設置されている自販機で、蟹のオモチャを買った。なんか、妙に欲しくなったのさ。

ハゲを気にして帽子に頼ると脱げなくなるぞ、と近しい人に言われ、納得した僕は、
ワックスを買った。しかしハード過ぎて固まるとさっぱり毛先で遊べない。
そんな5月。梅雨がそろそろやってきますな。
徒然なるままに終わっていきそうです。
しかし腹が立つなぁ、ひどい会社だよほんとに。ヨーグルト食べよ。

2008年05月31日

アクション編集

西條です。
壊れたSDオーデュオプレーヤーが修理されて帰ってきた。なんと、無償。
なぜですか?と聞くと、症状がコチラで確認できなかったから。
と言われた。どこを直していいかわからなかったから、ここらへんなんじゃなかろうか、と当たりをつけて直してくれたらしく、基盤から何から全部取り替えてくれた、にもかかわらず、無償。
おお、すごいじゃないですか!パナソニック。
なくなっていたUSBの保護カバーや、なぜか新品のイヤホンまでくれた。
いたれりつくせりだなあ、と思いつつ、早速再生。
すると、聞こえない音がある。この曲のこの部分が、いいんだなあ、と思っていた場所が、すっかり聞こえない。ドとレとミとファとソとラとシの音は再生されるが、メロディが再生されない。
考えられることは何か。
●修理に出している最中に、コチラの使用していたヘッドフォンが悪くなった。
●基板を変えたことで音が変わった。
●もともとそんな音だった。
●僕の耳が悪くなった。
なるほど。多分基板に原因があるのだろう。無償だけど、どうしよう、もう一度出そうか出すまいか。出すとまた時間がかかり、今度は金も掛かる、気がする。別に思い切り音質が悪くなっているわけではないので、難しいところだ。なんて考えていたら、再び元の症状に戻った、つまり、再び故障した。要するに、直ってなかったようだ。明日再度、入院である。。。
そんなわけで音楽の話はさておき、
この前企画の公募がまたあったので、提出した。

受かったら、それを開発して、映画にしていきましょうというものである。
かれこれ昨年から今年に掛けて、そんな開発の経験をさせていただいたこともあり、
ガチガチに決めて出すと、後が大変と思った僕は、それなりに力を入れたり、手を抜いたりして、
まだまだ愛情のある状態にしない前、の段階を保ちつつ、企画を完成させた。
締め切りが先週末。資料を作成しつつ、
過去の作品をDVDに焼いて送らねばならないので西條組作品の中でもとりわけ見やすい「98%ホリデー」を焼こう、と、MP2に変換させておいた素材をTVで確認。
すると凄まじい走査線の嵐で、すっかり圧縮に失敗していたことが判明。
しょうがないので再び本編を取り込み、再度圧縮をせずに焼く。23分の作品とはいえ結構時間が掛かる。
出来上がったDVDにラベルをつけようと思い、ラベルを作成。
プリンターの電源をオンにし、ラベル用のシートを設置。プリントアウト開始。プリンターに紙が詰まった。
なんだよもう!と後ろのカバーを開けて絡まった紙を抜き出し、カバーを絞めて再度プリント開始。が、プリンターが反応しない。。。ん?。。。プリンターの電源が落ちている。なんだっつーんだ!と電源を押してみるが、光らない。あれ?・・・何度押してもコードを引っこ抜いても電源が付かない。いかん、壊れてしまったの?あなたHP。。。締め切りは週末、今日作成しないと間に合わない。

そんなに気合を入れたものを作ったわけでないのに、
出せないかもしれない、と思うと是が非でも出したくなる。
喫茶店フライングティーポットに走りこみ、お願いしてプリントアウトさせてもらった。僕の写真まで。
そんなこんなでバタバタしながらも企画を郵送。

それからアクションのPVを請け負うことになる。
打ち合わせ→撮影→編集
となんだかんだで1週間以上掛けて作品に携わる。いいものになったと思っているんだけど、
今日納品で、直しをあと一週間くらい掛けてやりそうである。アクションの編集は切れる場所が決まっているし、観客は完全受身で見るものなので、逆にそんなに迷う場所が無い。
しかし、かなりのカット数になるため、時間がメチャンコ掛かるのだ。見てて気持ちのいい切れっぷりってのは人によるから、作品の押しがとても肝心。とにかく贅沢に切ることに終始しないと半端なものになってしまう。
結構いい感じになったと、自負しております。

が、今度はDVDに焼く段階で不具合。
素材をインターレースで書き出したのに、なぜか24pのような感じで、インターレースのままでフレームがブレンドされているという、千手観音状態。ちゃんとインターレースで書き出しており、本編はタイムライン上でプログレッシブにしている、というのに、なんなんだろうか、この現象は。
おそらく、DVDに焼くソフトがよろしくないんだと思い、フリーソフトを検索。
とりあえず納品する用のものは出来ているのでなんとかなるが、今週の課題。う~ん、もしかしたらウチのDVDデッキが悪いのかな。

アクションの参考として、
「ボーン・アイデンティティ」を見ようとビデオ屋へ。
「ボーン・アイデンティティ」と「ボーン・スプレマシー」を借りてきて、
「ボーン・アイデンティティ」を見ようとDVDデッキに入れて再生したら、
「ボーン・スプレマシー」が始まった。
西條「?」
と思いながらも見終わり、
じゃあ次は「ボーン・アイデンティティ」だ。
と思って借りてきたDVDを入れたら、また「ボーン・スプレマシー」が始まった。
どうも「ボーン・スプレマシー」を二枚借りてきてしまったらしい。
思うに、ビデオ屋に横並びに並ぶ「ボーン・アイデンティティ」と「ボーン・スプレマシー」
箱に入れる際、店員さんが間違えたんじゃなかろうか。と人のせいにしたがる僕。
とりあえず「ボーン・スプレマシー」は二回見た。
今度はちゃんと「ボーン・アイデンティティ」、そして「ボーン・アルティメイタム」を借りてこよう。
再び二枚とも「ボーン・スプレマシー」だったらさすがに文句を言うべきだ。大体あのビデオ屋は機動戦士ZガンダムのⅡとⅢはあるのにⅠが無い。ありえるか!そんなの!
非常に不思議な店だ。いや、ウチのDVDデッキに問題があるのだろうか。いや、さすがに違うだろう・・・。

そんなこんなで
昨日、若い役者さんと会ってきました。
西條組作品の人魚モノがまた進んだ。いい作品になりそうだ。
これからシナリオ書きます。
会っている最中、井川さんから電話が入る。
まだまだ展開してゆく「東京失格」コマオチの原因についていろいろ説明し、うまくいった様でよかった。

その他、ちょっと心配事など、あったのだけれど、本人が書いて欲しくないであろうと思うので、
書きません。ぎっくり腰の話です。

融解座に久しぶりに行った。
島村君の作品が非常に面白く、びっくり。パクリたい衝動に駆られる。いや、パクる。
ウズマキさんの作品も手が込んでいて面白かった。やっぱりこの上映会は侮れないと思う。

しかしホントにね、、、お勧めのDVD作成ソフトとありませんか?
フリーって大体英語なんだよなぁ。

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