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2008年03月に書かれた日誌

2008年03月01日

さっぱり3月

西條です。
撮影が終わり、編集が終わり、残すところはMAのみといったところ。
いろんなことがあったけれど、現在はゆっくりしています。
はてさてそんなゆっくりしてないで、企画自体をもっと発展させていかないといかん。
今度は今回作ったパイロット版を軸に、新しく構築していこう。
そんなわけで、昨日はウズマキさんに会ってきました。
一緒にいたリューヤ君の未来が決まり、なぜかマックでおめでとうと。一緒にコーヒーを飲みました。
それから「スウィーニー・トッド」を観に行った。
映画館に行くのも久しぶり。若干グロくてせつない、古典劇のような映画でした。面白かったです。

最近はパイロット版の企画を経験したせいか、非常に物語的なものに目が行くようになっています。
なんていうか、なるべくいろんな人の意見に感化して、試して、我を張るより人のセンスに触れていたいスタンスでやっていたわりには、最終的に繋がったものを見ると、どう見ても今まで自分が撮っていたものとほとんど変わらない、という結果になったことに些か驚いたわけで。作家性というものについて、やっぱりなにがどうなっても出てしまうものなのだなぁと再確認する。
でも編集を自分でやる以上はそうなってしまうのかもしれない。編集って一番選択の時が多いと思う。
今度同じような機会を持てるなら、編集も誰か他の人にお願い出来るようにしたい。やっぱり僕は自分のイメージに少し飽きが来ている。
楽しいものをいろんなセンスと一緒に作りたいですね。商業映画は感情移入というものが大前提にあるらしく、その手段に今はとても関心があります。形はもうほとんど出来ているみたいだし。

とまあ真面目なことを書くのはもういいとして、
先日、ついに僕はビョークのライブに行って来た。
なんちゅうの、昨年からずっと心待ちにしていたライブ。
数年前のジャケ買いから思い切りハマってしまったビョーク。本物を見ることができるなんてねぇ。。。
感無量です。
撮影に協力してくれた飯田さんもチケットをゲットしたらしく、友達のサイジョーさんと一緒に見に行くというので、それなら一緒に行こう、と手と手を取り合い武道館へ向かう。
席に着くと僕はファンクラブで買ったのに南スタンドの席。でもまあ、いい席だ、ステージは真正面。
しばらく待って定刻に成っても始まらない。スタッフの方が右側の照明に登ってる、どうやら、トラぶったみたいだ。とりあえずあの照明さんが降りてこなければ始まらないはずだから、トイレに行こう、とトイレに行って更に準備万端で待つ。程なく、暗転。一気に会場から喚起の声が上がり、鳥のような衣装のビョークが袖から飛び出してもうそれから一気にラストまで最高の連続だった。

この日はそんな照明のトラブルもあったせいか、
他の日よりも曲数が少なめだったかもしれない。がしかし、唯一歌った曲があり、
それは僕が他のどの曲よりもヘビーローテーションに聴いている曲で、「unison」という曲なのですが、アルバムの最後から2番目に入っているのでそんなに重宝されているものではないのだろうから歌うことは無いだろうと思っていたら歌ったぁ!すげーいい曲なんだけど生で聴くと余計に。
ラストに向かってヒートアップしてゆくライブは噴射した紙吹雪がアリーナを埋め尽くして、レーザー光線とスポットが会場を赤く黄色く染めて、上から見るアリーナはトランス状態。スタンドがはっちゃけていたかどうかはわからない。僕は周りなんかお構い無しに盛り上がっていた。明日も明後日もこのライブに来たいと思う、最高だった。
終了後、プログラムを買いたいと思ったのだが、グッズ売り場に言ってもTシャツしか売ってないので、まだ会場に残っている飯田さんに電話して、会場の中を探してもらったが、それも無いらしく、もともとあったのか無かったのかさえ定かでないなと思うことにして、武道館を後にする。
う~ん、とにかくだ。今まで生きてて良かった。
そんなわけで。
忙しい最中、もう一つ行ったライブに関しては、口頭でその興奮をお伝えします。こっちも凄かった。

穏やかな天気が続いていますね。
洗濯日和はなにするにも気分がいい。
貰った本「ジャズと映画と仲間達」を読むと演出プランの取捨選択について、タイミングが遅いのかもしれないと思っていたことも、実は遅いわけではないのだなと。至ってないかもと思っていたことや、不安だったことも、それが当たり前なんだな、と理解出来て心強い。プロセスがとにかく大変です映画って。
今年は何作ろうかしら。
それより生活の向上を考えなさいよあーた。
了解です。
とりあえず髪を切った。いろんな意味で、さっぱりだ。

2008年03月12日

あばらねんざ

西條です。
三月も中旬になりました。春の陽気が近づいていますね。
住宅街の花も咲き始めています。
パイロット版はMAも終わり、99.9%完成というわけで。
今週の日曜日に試写をしてこのプロジェクトはお終い。う~ん、いろいろあったから名残惜しい。
DVDに焼いてもらい、鑑賞。これを売り込んでいくための企画書をもう一度作成すべく、登場人物を再びフラットな状態にして再考しています。
なんていうかな、映画っていろんな形があると、久々に再確認しましたね。
そんなわけで、昨年11月からストップしている人魚モノもストップしているので、それも詰めた状態にしていきたいのだ。
といっても時間がたっているので、話も変えてしまいたい衝動に駆られている。
非常に、勝手なんですけども。。。
なんていうかな、新しい技法を会得したので、それを今作で試したいのですが。
人魚は変えません。そこかえたら人魚モノじゃなくなるから。

パイロット版作成中、
1月から風邪をひき、いつものように咳だけ長引いてさっぱり治らない状態で撮影準備をしていた。
そんな中、撮影の3日前くらいかなぁ、いつものように咳き込んでいると、唐突に右わき腹に亀裂のような痛みが走り、どこぞを痛めたな、と悟ったがなんせ撮影間近だったので放っておいた。
くしゃみで骨が折れる人もいるし、咳でアバラにヒビが入ってもおかしくは無いだろう。且つ放っておけば治るようなことを聞いたことがあるし。大体構っていられない。
撮影後、すぐに編集に入る。
編集はほとんど体を動かさないので更にほうっておくことが出来た。
しかし、編集終了後、すっかり休んでいたアルバイトに復帰した際、その痛みが突然激しく。突然炎のごとく、である。
右わき腹の上あたり、一番下のアバラの付け根あたりが激烈に痛い。
仕事をしている最中、ドンドンやばくなっていき、1時間過ぎたあたりからもう普通に歩いていられなくなった。体を斜めにしないと呼吸も出来ない。
ヤバイ。
マジヤバイ。
確実に何かヤバイ事になっている。。。
と焦り、早退することも考えた、が、早退してもこんな調子じゃ家に帰れるかどうかもわからない。。。と、それくらいヤバイ感じであった。その割には食欲はある。ということは絶対に外傷なのだ。内臓の痛みだったら気持ちが悪くなっているはずだ。痛みを感じない体勢を模索しながら仕事をこなし、なんとか仮眠の時間までこぎつける。バイト後の朝、体を斜めにしながら病院に向かった。
唐突に向かっているので、もちろん診察券は持参していない。保険証を見せて、事情を説明し、程なく診察室に入る。

お医者さん曰く、
筋肉かもしれないし骨かもしれないし、肺かもしれないし胃かもしれないね、だから、レントゲンだね。
とその日にレントゲンを撮ることになり、上半身を三方向から透視。
程なく、レントゲン写真を持って、再び診察室へ。

お医者「う~ん、なんともないね」
西條「そんなわけないでしょ、こんなに痛いのに」
お医者「う~ん、しかしなんともないなぁ。軽症の捻挫、の状態に近いことになっているのかもしれないけど」
西條「捻挫って、こんなところが捻挫するんですか?」
お医者「するんだよねぇ」
西條「どうしましょう、凄く痛くて横になると起きられないんですよ」
お医者「薬を出しますね。そしてシップを貼りましょう。若干冷たいです」
といってシップをわき腹の横にペタっと貼った。
西條としては納得がいかない、だってね、ホントにヒジョーに、痛いのだ。
頭にハテナマークを付けながら家に向かい、一息つくと、やっぱり痛い。
時が過ぎるのを待とう。と寝転ぶ。

そんなわけで現在はまだ痛みが残っていますが
十分快活に生活できるようになりました。いったいなんだったんだろうか。自分の体のことは自分が一番よく知っているなんて、嘘です。だってわかんない。
とにかく咳き込みし過ぎには注意しましょう。

花粉症の季節。徐々に迫ってる感じがします。
くしゃみで骨が折れないようにしなければ。そんな予防ってどうすればいいのやらだけど。
カルシウムですな。小魚だ。
そんなわけで人魚モノがそのうち小魚モノになるかもしれません。そうなったらきっと、健康について真剣に考えてたんだな西條は、と思って許してください。

2008年03月18日

パイロット版完成

西條です。
あったかいね。もう春としか言いようがない。
昨年末から集中してきた映画「Pluto」のパイロット版の試写がありました。
なんていうか、過ぎ去ってしまえば短かったですが、
やっぱり長かったなあ。思い返せばものすごく濃い4ヶ月間でした。
バキバキに折れてしまったココロからスタートし・・・とつらつら書くと書いちゃいけないことも書きそうだ。

何度も書いてますが
今回は本編化に向けてのパイロット版作成というわけで、まだ本編化できるかどうか決まったわけでありません。でもだからって何事もノチホドで作ったわけではありません。むしろその逆で、むしろ今まで以上の精神力を使ったシロモノなわけで。だからといってここがゴールではなく、まだスタートにも立っていないというのが本音で、打ち上げはすさまじく盛り上がって飲みすぎてしまったのだけれど、だからといってまだ打ちあがってないという気持ちがあって、つまり、複雑。
う~ん、複雑だ・・・とにかく企画をもう一度考え直していい形にしなければ。
今回のプロジェクトで出会った方々、スタッフ、キャストの方々、ディベロップメントの方々、僕の近親者の皆様、本当にありがとうございました。応援ありがとうございました。凄まじいプレッシャーと精神の限界も知りました。至らないところも沢山あって、失礼だったろうし、反省点は大量にあります。ごめんなさい。でも優しさに助けられてなんとかここまで来れました。本当に感謝しています。僕はこのパイロット版を自信持ってお勧めしようと思います。その後また皆さんと会えるように。

そんなわけで
飲みすぎ、
すっかり月曜日はクタクタでアルバイトに行きました。
生活はとても大事。そっちのほうでもいろいろあるわけで、おそらく4月も慌しくなりそうだ。
だからその前に、花見するしかない。

ルービックキューブにはまっています。
100円ショップで買ってしまった。
寂しくなるとルービックキューブをバチバチ回して色を揃えています。
右脳の発達を促進すべく、バチバチグルグルとやってますが、まだ一面しか揃えられません。
テレビなんかでたまに凄まじく早くルービックキューブを操る小学生が出てきますね。
いったいどんなコツがあるんだろう。全然二面揃えられないぜ。。。
昔はスネークキューブというものにハマりました。昔って小学校の時までさかのぼる。
いろんな形に変形させることが楽しくてしょっちゅうね。
六面体は手ごわい。尚且つ、飯食いながらも触ってしまいそうになる。誘惑の六面体。

新宿の服屋で服を買った。
歳相応なさっぱりとした外行き服を持っていなかったもんで。
しかし30歳代というのは一番服に困る。何着ていいんだか。見合うものが思いつかない。ジャケットねぇ、まだ着たくないんだよなあ。と。まあ30歳代だからじゃなくて、僕がって事なんだけど。
困った時は人に頼ることにしている僕は、店員さんに聞いた。
西條「あの。綺麗に見える服有りますか?」
店員「う~ん、一応みんな綺麗に見えると思うんだけどね。お歳は?」
西條「33歳になりました」
店員「あ~、一番困るよね、僕らみたいな歳頃はさ」
同年代を主張する店員さんはベージュのジャケットを見せてくれた。
店員「これなんかどうかな」
西條「ジャケットは嫌なんです。ジャケットでもスーツでもなくフォーマルなものはないですか?」
店員「そうねぇ」
あれこれと探してついにピンと来るものを見つける僕。パンツは店員さんに丸投げした。
店員さんが持って着たパンツは若干カジュアル感のある黒いパンツ、店員さんにはこだわりがあるようで、これでなければいけない、とまで言うもんだから合わせて着てみたらホントにバッチリだった。おお、こんな取り合わせ今まで着たことが無い。店員さん、ステキだ、さすがプロだ。
店員「裾上げに2日掛かります」
西條「え!?」
足が短いのは僕のせいかもしれないが、今日欲しい。
店員「じゃ三時間で」
ファンタジーな短縮率である。さすがプロだ。

そんなわけで春。
桜咲け酒まずは花見からスタートだ。

2008年03月27日

派手桜

西條です。
花見をどうしようかこうしようか、考えているともう桜が咲きました。
おそらくこの週末がピークですな。来週末にはもうかなり散っている気がします。
昨日は将来を左右しかねない所要があり、銀座に行ってきました。別に映画や仕事のことじゃありません。ぷらいべ~とな事です。

 その後、上野に行ったので、ついでに桜を見よう、
と上野公園をぶらついてきました。
咲いてますよ~桜~。もっさりもっさりとたわわにたわわな桜がどこまでももっさりと。春ですねえ。
せっかくなので西郷ドンも見よう、と西郷ドンが立つ丘に上がり、日暮れの上野を眺めながらタバコを吹かす。春ですな、西郷ドン。アメ横に行ってきます。
久々のアメ横。アメ横焼きというものを食い、洋服屋に入ってみたり、バッグを物色してみたり。
昔は生臭い匂いがダメで、足が向かない場所のひとつだったのだが、歳を重ねると大丈夫に成ってくるもんで。平然と魚屋の前を歩ける。いろいろと、鈍くなっているのかしら、なんて。

 企画を再考する最中、テレビのニュースで通り魔事件を知る。またか、と思ってしまうのが残念だ。
闇は誰しもが持っているものですが、それに希望を見出してしまう儚さというか。哀れだし、逃げてる気がする。
「人を殺したい衝動」と「死んじまえ」ってのは違うんだね。「死んじまえ」って思うことは別に死ななくてもいいわけで。目の前からいなくなってしまえばそれでいいわけでね。「殺したい衝動」ってなんなんだろう。本当にゲームの影響なんだろうか。思うにピンポイントの動機なんて無い。だけど世の中病んでるって言葉で片付けるのもどうかね。せっかく与えられた自由に翻弄されてしまう人は見事に強迫観念に苛まれてせっつかれてる、ってことなのかなぁ。しかしそんな自発的な衝動の根源は解読出来ない。病んでる?いやぁ、ちょっと待ってよ。それで片付けないでさ。

僕らは受け入れる力とはじき出す力の二つで社会と対峙している。
いい緊張感も、追い込んで理不尽なプレッシャーになってしまうと潰れちゃうからね。
とにかく、いい子にも悪い子にもなるな。後悔の無い生き方を。
そんなことを考えつつ。
僕は、人には楽しむ機能が付いている、と思っている。
いい事言った人がいます。

「感謝を忘れると何でもつまらなくなってしまう」
つまり
ちょっとしたことにも感謝するようになると、その感謝がその日の思い出になってくれる。だけど感謝を忘れると、嫌なことばかりが目立つようになって、その日の思い出が嫌なものになってしまう。だから感謝していないとつまらない。

楽しむ機能で楽しんだ昨日が出来るわけで。
花が散っても花見はしたい。まあ楽しく飲みたいんだなつまり。
シネマアートン下北沢に行って来ました。
アイスコーヒーを飲みながら次回作についても話しながら、感謝しつつ日が暮れてゆくわけです。

日光あたりに日帰り旅行に行こうかなと思っています。
10年前に東照宮に行ったことがあり、その際は仕事で行ったのですが、
あの時見た煌びやかな建物はとても印象深かった。にも関わらず、仕事にせっつかれてあまり楽しめずに帰ってきた。後悔の無い人生を。というわけで、楽しんで来たいなあとね。

そんなこんなで企画の登場人物設定は出来上がりそうなのですが、
ストーリーはまだ出来ません。おそらく結構変わると思います。クライマックスが。
でも派手なのがいいと思う気持ちは変わりません。東照宮見て考えよう。

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