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2007年10月に書かれた日誌

2007年10月13日

樹海を見渡した

西條です。
なんだかんだと日誌を書く時間を割かずにいたら、
10月最初の日誌になってしまったなぁ。
あれこれと書き溜めたことはあったけど、
そんなことよりこの前の内藤対亀田戦、あれはいったいなんだ!?
と、遅い怒りをぶちまける。

 夜勤だったので試合を見ていない僕は、
仲間からその内容を聞き、
そうか、そんなプロレスみたいな感じだったのか、しかし18歳だしまああれだ、必死だったんだろうなぁでも12ラウンドまで行ったんならそれなりの攻防だったんだろう。
と、軽く思って朝ワイドショーを見てみたら、そんな想像よりもひどい試合。あれはいったいなんだ!?

 WBC世界戦であれはいったいなんだ。ボクシングにもプロレスにもなっていない。
家に帰ってからユーチューブに上がっている動画を片っ端から見て更にがっくり。
今朝もワイドショーでやってますわ、まだまだ反則についてのニュースが。
サミングは気づかれなきゃいいというものでないのだけれど、まあヒジ入れたりとかも昔からありますし。反則って言うより、終始ボクサーとして勝ちたいという気がまったく感じられない試合なのがいけない、いやひどい。ドアホじゃ。世界戦だからではなく、ボクシングをやっている人としてアレは、ダメだ。18歳だからとか経験不足だからと言うなら世界戦をするな。そんな事が許されるなら僕の映画をカンヌで上映してください。
 まあそれはいいとして、とにかく大毅君に残されたチャンスは後一回だろう。後一回試合をして良くなかったら引退させられますね。と思うと落ち着いて考える気にもなってくる。

 なぜ、あんな試合だったのか?
もしかして、亀田大毅はボクシングに迷っているのではなかろうか。
ボクシングをスポーツとして思っていない、と思わせる試合内容。パフォーマンス。小さい頃からボクシングばっかりの亀田家。次男。トレーナーは独特の練習法。長男はWBAのチャンピオンになった人。とんでもない注目度。とんでもないファイトマネー。現在18歳。大毅君の目に映っているボクシングはどんなものなのだろう。かなり他のボクサー達と、僕らともズレているのではなかろうか。迷ってるんじゃないか?ボクシングをやってる自分に。亀田家は岐路に立たされている、いや立たされるべきだ。なんだあの親。もしも大毅君がド真面目な人だったらホントに切腹してしまうかもしれない。それは、やっちゃだめよ。
まあそんなわけで内藤選手ってすばらしいね。強いし話も面白いしかっこいいい。
同じ歳の僕はこの前、山梨に行ってきました。ロケハンで。

 西條組新作はいつ着工なのか読めませんが、
ホトヅカ君が山梨の三湖台というところに行ってみたいからロケハンをかねて一緒にどうだね、と誘ってくれました。僕は本栖湖に行きたかったので、思惑ぴったり。二人で車で向かう。
真夜中に東京を出発し、クネクネと山道を走って最初は忍野八海というところに行った。通り道だったんで。忍野八海というのは富士の名水が作った8つの池のことで近い場所に点在しており、観光名所として栄えているらしい。行ってみよ!雨がバシバシ降る中、車を止めて池に到着。
予想以上に綺麗な池だった。まるで黒澤作品「夢」に出てきそうな水の風景である。雨が降っていることも幸いして水色の鯉が綺麗極まりない水の中を悠々と泳ぐ様をたった二人で見た。ハタから観るとキモイかもしれない。
普段はものすごい観光客らしいこの観光地。お暇な人は是非見に行ってください。
餌をあげちゃいけない池の鯉は、人を見てもよってこないね。

 三湖台は山の上にある展望スペース。木曽馬の牧場の横に車を止めて、山を少し登る。
雨は止んでいたが山道はぬかるみ、メチャンコ登りずらい。それでも登り、たどり着いた三湖台から見えた景色は富士山の裾野に広がる樹海であった。これも凄かったよ。例えていうと、ブロッコリーの大群である。見渡す景色は曇り空で富士山は見えなかったけど、樹海の広さと壮大さ、そしてその中にまだ発見されていない魂の抜け殻がたくさんあるのだなぁと思うと樹海というのは生と死がブロッコリーの森で交差する不思議な空間なのだなと思えるのだ。
途中登山に来た小学生の大群をかわし、湖に向かう。

 精進湖と西湖と本栖湖と相模湖。
どれもいい湖で水が綺麗。相模湖はそうでもなかったか。しかし本栖湖はすばらしかったねぇ。
山が遠かったがとても適した場所だったぁ。しかし寒いのなんの。もうそんな季節なんだねぇ

 東京への帰り道、
道路は帰宅ラッシュで大混雑。ヘッドライト、テールライトの大群が2車線にひしめき合う。渋滞ではなくライン取り合戦だ。一台でも間違えば大きくクラッシュしかねない中で、まあすばらしいドライブテクニックですよ皆さん。到底できんなこの判断は。と思いながら助手席でガムを噛む。
東京じゃ運転できんねワタクシ。

 そんなわけで9月に佐藤佐吉さんがプロデュースした「そんな無茶な!」という映画を見に行った。
ことを書くのを忘れていた。オムニバス映画で無茶な企画を実現させている映画。
昔映画祭で一緒になったマリコ監督や、某事務所で一緒になった本田監督などが参加している。
4本どれも面白かったんだけど、マリコ監督のラストはびっくりしましたね。しかしフェイクが得意な監督だから、疑ってしまうけど。やったなぁおい、と思わせるラストで締めくくられる。本田監督のラストもかなり好きなオチでした。これもまったく予想だにしないオチだ。ありなんだな、、、こういうの。
勉強になる映画でした。日々勉強ですよ大毅君。

 10月に入り、遅くも早くも秋にはなるわけで
飯がうまいし夜が長い季節です。イベントの季節でもあるね。
ロッキーの観過ぎで投げが出たんじゃないかなぁ。ロッキー3か4にそんなシーンがあった気がする。
ファイナルのDVD借りてきたんでこれから見ます。

2007年10月19日

メイドは実在する

西條です。
ぐっと寒くなり、体調管理をしながらの毎日。
寒くなりたくないので、上に羽織るものをもう一枚。
そのうちあったかくなって脱ぐと汗が一気に冷えて、一気に寒い、すぐさま上着着て、そんな季節。
いかがお過ごしでしょうか?

 イロイロと買い物があったので、
中野に行ってきました。中野ブロードウェイ。まんだらげとかありますね。ブロードウェイ3階。
結局目当てのものは無かったのですが、いろんな店をチラチラ見ながらフロア全体を歩いているとすぐに時間が経ってしまう。メイド喫茶があるのは知らなくて、記憶が曖昧だけど初めてメイドを見た。もちろん喫茶には入らない。入れない。メイドは実在する。自転車で行ける範囲に。

 いろいろと買いたいものがあり、
それはつまり所有する消耗品達が一斉に消耗してきたというわけで
でも一つ消耗すると、他のものの消耗が気になってくるのかも。だからもう一度じっくり考えたほうがいいのだけれど、やっぱり消耗してるなあこの靴。だから靴は理屈抜きに買おう、と決めた。
しかし前に靴を買った時もそうだったのだが、なかなかピンと来るものが見つけにくい。ABCでもダイワでも流通センターでもピンと来ない。で結局故郷に展開するシューマートを思い浮かべてしまうのです。新年やるかな、バーゲン。

 などなど、まごまごして靴を買わずに秋葉原に向かいました。
彼女がデジカメ壊れて修理に出すついでに新しいデジカメを買う、からアキバで落ち合おう、ということで。久しぶりに秋葉原に行った。
久しぶりの秋葉原、前に行ったのは誰とだっけな?キャツか?違う気もする。西條組前作「アスリート」の撮影で行った記憶はある。
そんなわけで電気街口に出る。
ちょっとブラつくかなぁ。雨も降っているけどもその分人も少ないし。
テクテクと東京ラジオ前あたりを歩くと水滴がかすかに頭に落ちてきた。
冷たいぜ、と頭を触ったら着ていた上着の袖が左の目玉に当たった。
おっと目玉に袖が当っちまったでも痛くないぜ、でもなんか、イキナリ見えずらくなったな。

 一歩進んでコンタクトが落ちたことに気づく。
袖が目玉に当たってレフトコンタクトが落ちてしまったのだ!
しばし唖然。まぶたを閉じて静かに探ってみても、目の中にはもう何も無い。
探そうか、まだ遠くには行ってないはずだ!
しかしこの場で小さいガラスを探すのはイササカ恥ずかしく、また極端に違う左右の深度では距離もつかめないうえ、雨が降っている。雨・・・不幸が訪れる時、気が付くと雨が降っているのだ・・・

 運命ですね。
と完全に諦めて、てくてく歩く。この距離感でどこまで歩けるかしら。
幸い代えのコンタクトは持っている。
僕のコンタクトはワンデーアキュビューではなく、洗って繰り返し使うガラス玉。
代えといっても15000円出して買ったものである。つまり15000円が東京ラジオの前で雨滴を拭うしぐさに寒さ対策の上着が合さって消え去ったわけである。
 運命ですね。
代えのコンタクトをつけるためにどこぞのトイレにでも入ろう、彼女と落ち合ってからにしよう、とワンブロックぐるっと回って駅近くのNEWDAYS前で待機。
よく見える右目だけで駅周辺を眺めていると、メイドが6人ほどなにやら店のチラシかなにかを配っている。メイドは実在する。メイドを写真に撮る外人も実在する。そしてメイドモノのAVを撮影しているんじゃなかろうかと思われる人も実在する。あきらかに他のメイドとは違うキャピキャピリズムで服の色もピーコ曰くショッキングピンクなメイドが龍の刺繍を施した服の男に笑顔でデジカメピースしている。ジャケット撮りじゃないかな?このメイドは絶対メイドではない。
だって他と比べて格段にかわいい。
よく見える目で観察を続けると、程なくキャピキャピメイドは龍の刺繍とどこぞへ行ってしまった。
寒い中お仕事ご苦労様です。

 彼女と落ち合い、近くのメガネ屋さんに向かう。
西條「すいません、トイレ貸してもらえませんか?」
店員「すいません、うちはトイレ無いんですよ」
絶対この店でコンタクトを買うまい、と誓いつつ、サトームセンでトイレを貸してもらい、代えのコンタクトをつける。う~、見える。久しぶりに世の中がはっきり見えるぜ。彼女に最近流行しているマスオさんの物まねをしてもらい、勇気を得る。

 秋葉原から上野まで行こう。
道すがら、古着屋さんを発見。覗いてみるか、入ってびっくり。安い。
品揃えも豊富だが、100円という値札が沢山。100円ですか?これ・・・物色&物色で800円のデニムな上着を購入。若干小サイズながらその安さに負けて買ってしまった。しかし100円てやっすいねぇ。

 上野で久しぶりにマックに入り、その後HUBエールを飲みながら、モニターで日ハム対ロッテを観戦。
鴨肉とか食べながら観戦なんかしていると金持ちになった気がする。その日はロッテの勝利で幕を閉じた。現在、日ハムがクライマックスを決め、セは中日が一勝。この際ウッズは全部歩かせてみてはどうだろうか。手段を選ばず秋深く、シネマアートンに映画「裸over8」を見に行ってきました。

 プロデューサーの蔭山さんとはひょんな機会で知り合い、
今日は宇野君が舞台挨拶だというので、観に行きましたのです。
前回の「over8」同様、気迫のこもった作品達で人間観察チックな印象を受ける。「裸」というキーワードがそれを無意識に選択させているのかな。舞台挨拶に立った前田監督。作品は何本か見ているけどホントに面白い。某社長に呼び出されて、前田監督の作品と君の作品が合さったら傑作に成ると思うから前田監督作品みたいなテイストを得なさい、と言われたことがある。頑張ってます少々お待ちください。
 意外にも一番印象に残っているのは「肉」という作品であった。なんでだろう?あんまり自分でもわからないのだけど面白かったなぁ。前田監督の作品も面白く、シンボル的に裸を扱う今回の企画に一番合っていたかもね、とKさんは言っていた。宇野君は思い切りハタかれていた。思い切りすぎてすばらしかった。宇野君て結構ダンディーになってきた気がする。スーツ姿が見たい。三坂さんとも久々に会う。韓国には語学留学行ってたらしい。う~ん・・・僕はいったい何をやっているのだ。。。
と少々消極的だった最近の自分を反省。とりあえず、ワンデーアキュビューを考えてみよう。。。

 そんなこんなで今日は弟がウチに来るらしい。
積もる話は無いのだが、大毅君の部屋に興毅君が訪れていたりもするんだろう。
そんな秋。焚き火の煙を見た。静かに燃える。萌え萌えでした。秋が好きなのさ。

2007年10月28日

えびをゆでたい

西條です。
寒いよ。
寒い。
あんでこんなにさぶいの。
今、おしりかじり虫、という最近大ヒットしている歌をはじめて聴いた。いいね~。ちょっとイカれてるね~。

 そんなわけでスキップシティー主催の交流会に行ってきた。
六本木ヒルズ、この前行ったのはウィン・シャの写真展でした。
相変わらずどこに行けばどこに行けるのかわからない建物構造。ブランドのラビリンス。リュウヤ君といっぺい君と共にカフェスペースで雑談。いっぺい君は、この前焼肉屋で知り合ったクリエイターで、非常にセンスのいいWEBサイトを作っている人。久々に会ったけどこの前は僕がメガネを掛けていたこともあり、一見ではわからなかったようだ。そうなのだ、メガネを掛けるとまた一味違う僕になるらしい。というかそっちのほうがスタンダードなんだけどね。でも家の近くじゃないところに行く場合はコンタクトと決めている、そっちのほうが良く見えるし、夜はコンタクトのほうが見えやすい。というどうでもいい話はいいとして、
 交流会はスタンディングパーチーで飲み食いしながら実力者の話も聞ける内容。
知り合いなんかいないから、ひとまず雰囲気を掴むか、と鶏肉を食べながら佇んでいると
河野さん「にしじょうくーん!」
西條「おお!?河野さんじゃな逸すか!?」
ひさしぶりじゃないですかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
と久しぶりに河野さんと再会。

 河野さん、とは、
僕と同じく映画を作っている人で、西條組WEBサイトが立ち上がったときからリンクを張ってもらっており、合同上映も何度かやり、朝までカレー食べながら話したり、話したり、話したりしていた人。ある時期の映画製作においてたくさん思い出のある人なのだ。引っ越してから会えずであったが、まさかこんなところで会えるとは思いもよらず。お久しぶりです。積もる話も山とあり、交流会が終わってもすぐには帰らず、みなでカフェで飲みながら話した。全然テンションが変わっていない河野さんになんだか胸も熱くなり、あの頃の映画製作は毎回出会いがあって面白かったことを思い出す。WEBを初め、いろんなものに頼りながら繋がって行き、友達だから、とか話が合うから、とかじゃなく、これがしたいから、あれがしたいからで僕らは繋がっていった事を思い返す。何が新鮮だったかと言えば、自分自身が新鮮だったなと悟る。明らかに仲間というよりライバルという意識が強かったわけで。そしてホントに面白いと思った作品は本気で応援してなんとかいろんな人に見てもらいたいと頑張っていたわけです。

 とか書くと、今はもう昔なんだね、と思われるでしょうが、
そんなこともなく、やはり相変わらず仲間だから、で作らない僕ら。河野さんも新作のオーディションをしてきた後らしい。そんなわけで若干ピュアな状態で帰宅。

 原宿で開催していたデザインフェスタにお邪魔してきた。
衣装をお願いしたい人が展示をしているというので行ってきました。
表参道からJR原宿までの間に会場があり、表参道駅からテクテクと。
この前見た「そんな無茶な!」に出てきた表参道ヒルズの前の道。
ああ、トレンディ、月9、ってな感じか。とその街並みの煌びやかさと、おそらくは果てしなく素通りするだけであろうオシャレなお店を仰ぎつつ、裏路地に入っても尚オシャレなままの原宿で迷子。

 どこだ会場は!?
地図を見て、ぐるっと。ぐるっとしても原宿は原宿であることを崩さない。
たどり着いた会場の入り口すぐに目当ての展示があり、なるほど、なるほど、と鑑賞して他も見てJR原宿駅から帰ることにする。竹下通りの若者は寒いのに学生服を未だにケツまで下ろしている。若者は元気だ。僕は古着屋で大丈夫です。

 西條組作品「アスリート」に出演していただいた日野さんの芝居を見に中野へ行く。
しかしホントにどこにでもアクセスできる家に住んでいるんだな僕は。すばらしい家だ、雨漏りするけど。
日野さんの芝居は観たことがなかったので、是非観劇したかった。思えば田井ちゃんの作品で初めて見たんだったなあ。
 中野の小屋はとても綺麗で観やすい劇場。芝居の内容は深く、日野さんは味わいのある演技をしていた。残念ながら会うことが出来なかったがまた今度、飲みにでも行きましょう。近くのローソンで買った野菜ジュースを飲みながら自転車を漕ぐ。しかしホントにアクセスしやすい場所に住んでるんだなあ。

 金曜日は予定が入っていたのだが急遽キャンセルとなり、来週に変更。
そして明日は、河野さんの影響もあってかワークショップに行ってきます。
やっぱね~、日々勉強ですよ。
でさっき地図を検索して会場を確認した後にシネマアートン下北沢のHPを見たら
七里圭監督の作品が公開するじゃないですか!
観に行こう。

 今は深夜。台風一過で明日は晴れまくるそうです。
えびを
ゆでて、
マヨネーズで食べる、
なんて事をしてみようかなと思ってます。

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