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2006年03月に書かれた日誌

2006年03月02日

そんなわけで撮影ですよ

西條です。
そんなわけで撮影初日なんですが、雨が降りました。
前日、雨が降るぞ~、の情報をゲットした時間が遅く、予定変更の連絡にてんてこ舞い。
小道具買いに行ったりカメラの雨対策とかやってたんでね。時間無かったんですわ。
降水確率=80%
昼になったら60%
夜に成るにつれ=70%
そうかあ。
で川のシーンを撮る予定は変更。雨シーンを撮影。

 朝8時。家に役者の岩佐君到着。
着替えて雨降りの中、石神井公園に向かう。
電車走行中の車窓から雨の中自転車で走っている岩佐君を撮影。
その後、雨の中自転車で走りぬける岩佐君を撮影。
さらに雨の中自転車を降りて手を振る岩佐君を撮影。
その後雨の中自転車に振り返る石川さんを撮影。
そして雨の中自転車を引いて石川さんの近くに行く岩佐君を撮影。
そんなわけで雨と自転車カットをゆったりと撮った。
ゆったりとしか撮れないのだ。雨降っているから。
雨がね~カメラに入ると壊れるやもしれないからね~気を使うわけですよ。
さらに風がね、結構吹いてたね。

 石神井公園での撮影が済むと
今度は光が丘公園に向かい、学生服の石川さんと生野君のシーンを撮影。
光が丘は大きな公園だ。大きな公園らしくラッパを吹いている輩がいたりする。
今回もラッパを必死に練習している人が遠くにいて音が難しかった。というか、とりあえず撮ってラッパのオンリーも貰う。
雨は夕方になってやんだりしたが、
夜にかけて再び降ってきた。光が丘駅に向かう道はしんどかったなあ。
カメラが重い。いつもより多少でかいカメラだから重い。
いつもって
いつも違うカメラ使っているんだけどね僕は。。。
今までで、か。今までで一番重いカメラを担ぎ、小道具下げてまあ大変ですわ。肩大変ですわ。

 今日明日で川のシーンを全部来週に持ち越し。
役者としては連続での撮影をのぞんでいる。僕もその方がいい。
なので明日は雨が降らないんだけど川のシーンはやらず、
新宿とか行ってきます。練馬高野台とか行って来ます。一旦家に帰ったほうがいいかな。照明持たなきゃいけない。重い!撮影は荷物の重さに耐えかねる。必要最小限でもまだ重いからねえ。鍛える気でいきますわ。

 あんまり気合入れないで撮影するつもりです。
そんな事言っても気合度が変わったためしは無いですが。まあ「恋鎖」ほどのこだわりは無く、
短編ですからね、こだわり過ぎると宜しくないんで。ほどほどに。そんなわけで今日の撮影も一発オッケーが多いわけです。役者さんはまだ堅いのでドンドンほぐして行こう。

 家に帰りウインナーを焼いて食べ
電話してテレビ見てたらいつの間にか寝てしまい
夜の2時に起きた。熟睡らしく2度寝が出来そうも無い。う~ん。夜勤やってると管理が難しいぜ~。

 部屋のシーンて下手にこだわれるから時間食うんだよね。
明日は部屋のシーンを撮影。こだわらないようにしよう。そしてとりあえず今から布団に入ってみよう。
明日も無事に乗り切れますように。

2006年03月04日

撮影は2日目だ

西條です。
新作「お前に雨は降ってない」はファンタジックな雨が降る青春映画です。
さっき編集してみたんですけどね、思うに学生服映画って初めてだな。
西條組初期作品「NO GENERATION FISH」で一瞬学生服が登場するけど、
今回は学生服着てちゃんとセリフもあるし、
編集していてかなり恥ずかしい気持ちになった。
いやはや。柄じゃ無い事はするもんじゃない。
社会人になった町田君のシーンを編集している時はかなり気持ちがしっくりきた。
しかしこの町田って役はどんな仕事をしているんだろう。
あ、「お前に雨は降ってない」は
高校を卒業したばかりの春休みにカイと町田が最後の自転車レースを繰り広げ、今の自分から卒業する話です。
そんなわけで町田君のその後なんて全然考えてないから職が気になってきた。
車関係がいいかな。

 撮影2日目。
木曜日だった。曇り。絶好の曇り日和。
元々は川のシーンを撮影するはずだったが、昨日出来なかったので
予定が繰り上がった。明日撮るはずの新宿ロケ。
監視カメラも管理人も管理会社も省みず撮影。新宿の西口はいろんな都会的なものがあり、ロケ場所としては最高にいいのだ。スタッフがいないので来田さんに録音をお願い。あたふたしつつもなんとか音を撮ってゆく。生野君は相変らず緊張しまくりなのに適当な雰囲気をかもし出しつつこなしてゆく。
僕は重いカメラに肩をやられ、背骨が曲がりそうに成っている。

 新宿の撮影を終え、
一旦家に戻り、照明を携えて西武線に乗る。
その前にキッチン太郎で食事。カニクリームコロッケの美味さにホクホクする僕ら。
埼玉よりの駅でカイ君、島村君と合流し、自転車屋での撮影。
雨がぽたぽた降ってきた、というカットを撮りたいと、
アスファルトに水滴を垂らして望んだが、役者をフォローしてロングに成った時に地面がさっぱり濡れていないなんて変だと島村君に指摘され、ホントその通りだと西條、あんたは最高だと来田さんが島村君に言うと、僕はもう二度とアドバイスをしない、と照れて、そんな光景を笑ってみている岩佐君。2日目にして案外みんなアップアップだと気づく。僕が特に。
ぽたぽた雨が降ってくる設定は止め。
曇りなんだから何とかなるだろうと雨無しで撮影。
家に行き、カイ君の電話でトークシーンを撮影。
照明で島村君が頑張り、録音で来田さんが頑張り、僕はカメラで頑張った。もちろん演出も頑張った。
カイ君役の岩佐君に散々ダメ出ししたもんで結構時間を食った。
そして途中から雨が降り始める。なんだかわからんね、雨に恵まれているのか祟られているのか。
来週降ったら祟られているんだろうな、とテレビをつけたら来週降るらしいじゃねえかよう!
な~んだよ~ぅ
ハズれてくれ天気予報。早くしないと土手に花が咲いてしまう。
ふきのとうナメの自転車レースなんて撮る予定無いんです。

 とりあえず予定を決めなきゃいけない。
みんなのスケジュールを考え。う~ん、コギザミな撮影になりそうな気が・・・するのう。
それでも短編と言うことで救われているな。3月中には絶対撮り終えると思うし。
とにかく早く土手をクリアしないといかん。。。祈りますよオテントサン!

 さっき西條組忘年会で使った池袋の飲み屋に行ってきた。
団体で行かないと若干料金高いねこの店。
鍋が食べたかったんだよね、この冬。野菜が高騰して鍋する気分に慣れなかった。
だからって店で食べたら余計に金が掛かるんだけどさ。まあいいじゃないか、気分に従って生きているのさ僕ぁ。しっかり味の染みた鶏肉とつくねが美味かったなあ。

 で帰ってきて素材をパソコンに取り込んでみるか、と電源をつける。
しかし外付けハードディスクを変に認識したらしく
今までボリューム(J)という名前だったのになぜかボリューム(F)になっている。おかげで前の編集プロジェクトが開けない。どうすりゃ治るんだろう?とアレコレない知識をかっぽじったがムダだった。悩みの種一つ。花咲かないでね。

 撮影初日に撮った思いつきシーンを編集。
いい感じで石川さんが振り返るカットにカメラに掛けたレインコートが映っている。
いわゆるケッた感じ。ああー!なんてこった。まあしかし、アップなんで雨降って無くてもリテイクできるだろう。最悪使わなきゃいいんだこのシーン。。。雨のシーンて大変だよぉ
そんなわけで撮影中の編集は結構重要なのだ。繋がってねえじゃん!とかわかるからね。
作品の全体的なカットタイミングもしっかり掴む事が出来る。当初の予定通り、走行シーンはカットを多く、会話シーンは長くしていこう。
とにかく来週だ。来週何とか、オテント様!もっと光を!太陽カモン!

2006年03月10日

撮影も3,4日目

西條です。
天気が落ち着きませんね。日によって全然雲行きが違う。
春の風で変わりやすい空模様。自然現象には勝てない僕ら。
だからあまり天気待ちをした事が無い僕。
だってさ、晴れてないなら空映さなきゃいいじゃん。なんて。
今回もそんな感じで美味く切り抜けようと思っているのだが、他人の事情まではうまくコントロールできない。
撮影3日目にして岩佐君が大遅刻である。

 光が丘公園で朝7時に待ち合わせたが
彼がやってきたのは9時20分くらい。その間僕はマックに居たが、
現地待ち合わせの生野君や小暮先生は吹きっツぁらすぃのロケ地、土手、で2時間以上待たされる。
僕も遅刻はしますけどね、2時間は無いなあ。。。とトクトクと二度と遅刻をするなと言い、生野君と小暮先生の居るところへ向かう。
そんなこんなで撮影開始時刻も2時間以上押し。
始まった時の空は曇り。気にしないぜベイベ。

 いちいち帳尻あわせる必要が無いようにロケ場所を設定
してあるので、シーンそのものを順撮りする。ドンドン撮ってゆくがイマイチ自転車の走行カットに迫力が無い。だからといって手持ちとか多用するのもなんか違う気がするし。多分「ダーティー・ハリー」のパートいくつだったか、白バイの真横にカメラ取り付けて撮影したカットのようなカットを撮る気で考えればいいんじゃないかなと。でもあんまり思いつかない。安定しない自転車にカメラ取り付けるのは危険だしね。
まあいいか、とフォローしてゆく。併走などはそれほどのスピード感は出ないだろうから追っかけたり追いかけられたりするカットを撮り、あ、でもカイや町田の見た目カットで併走撮影したものを全然撮ってなかったわ。いかん、次回撮らなきゃ。
とまあ思いついたら何でも撮る姿勢で最初の目的地へ。目的地って会話のあるシーンを撮影するロケ場所の事ね。

 会話のあるシーンを撮影するロケ場所を
道に点在させて、そこに移動する最中に走行シーンを撮る
と言う感じでスケジュールを組んだ。我ながらナイスだ。
しかし走行シーンは予想以上に時間が掛かり、この日はシーン1とシーン2、シーン3の途中までしか撮れなかった。

 そして次の日。撮影4日目。
昨日の続き。シーン3の途中から撮影開始。
今回は星野君が参戦。頼り甲斐があるので音の心配は何もせず、撮影に打ち込む。
この日は爽快な晴れ。全然昨日と繋がらない。けど大丈夫。僕自身が天気のつながりをあまち気にしない人だから!ドンドン撮って行く。星野君はもう一つカメラを持ってきて、録音しつつ2カメ態勢を作り、岩佐君も遅刻せず演技がこなれ始め、生野君のテンションは高くなる一方。撮影は盛り上がりを見せ、僕の自転車のスタンドが吹っ飛ぶ。

 スタンドがね、吹っ飛びましたよ、撮影中、
自転車立てようとスタンドを足でカシャンとしたつもりがカシャンではなくカシャーンと音立てて
スポーンとスタンドが飛んでいった。
西條「・・・」
まあ唖然ですね。見ると結合部分が砕けている。ひとしきり試したが治るはずも無く、放り投げて見た土手の斜面にはタンポポが咲いている。春。
スタンドが壊れたからと言って撮影を投げ出すわけには行かない。
ドンドン撮って行く。
草むらに入ってゆくカット、草むらから出てゆくカット、会話するシーン、消防車をなぜか追いかけるカット、橋を渡るカット、オフロードを走るカット、ゴルフ場のトイレを借りる僕と岩佐君、食事でカルビ弁当を食べる僕、13時に到着した石川さんを待たせ、ドンドン撮影は進み、岩佐君が携帯を無くして星野君が探しに行き、またやりやがったと憤慨し、トランシーバーが必要だとやっと気づき、新聞紙を顔に被った生野君のカットを撮り、やっと15時に石川&島村ユニットと合流。
日がドンドン落ちてゆく。
学生服に着替えて仲良くしている3人のシーンを撮影。

 学生服。
僕は高校時代、学ランであった。西條組新作「お前に雨は降ってない」は
男も女もブレザーの学生服の設定。これがまたそろえるのに散々苦労した。
もちろん苦労したのは僕ではない、僕も苦労したけど周りがね、また役者たちがね、頑張って揃えてくれた。おかげでいいシーンになっている。さっき編集したら石川さんが犬のモノマネをするカットがとてもいい。どこかで犬の声を生撮りしたいぜ。

 夕暮れ
エキストラカットを撮り、撮影終了。
と思いきや急遽僕の家で夜の加奈の部屋シーンを撮影する事に。
みんなで自転車移動。まあすごく長い距離を走って西條宅へ。石川さんの今日のご予定は撮影後、「恋鎖」に出演した清水さんと飲む事になっているというのでどうせならこっちに呼んで一緒に飲もうと言うことになった。
撮影終了後、「恋鎖」メンツと久々に飲み、久々の懐かしい話に花が咲く。作品の完成は去年だが、撮影は一昨年ですから。、ああ~早いねえ、時の過ぎる速度ってね。

 そんなわけで書ききれませんが
これ以上長文にするならその時間を利用して編集したらどうだと思うので、ここいらで。
あ、そうそう、この前トリノオリンピックで金メダル取った荒川静香さんを見てきました。
「シアター・オン・アイス」今見とくのが一番面白いですからね。
本田やプルシェンコ、高橋やミキティ、アクロバットにペア、ダンスと盛りだくさんのオン・アイスに拍手喝采。ミキティが実際見るとかなり可愛かったですよ。高橋のジャンプがかなりかっこよかったですよ。荒川静香はやっぱり綺麗でした。大混雑の有明を後に融解座に向かい、「死づえ」で有名な諸江さんとも久しぶりに話す。

 そんなわけで盛り沢山な毎日を過ごしています。
一昨日の撮影で筋肉痛になってます。歳だから明後日来るのよね。
明日はスタジオに入って合成撮影だ!何するかあんまり決めてないけど頑張るゾウ!そして来週はいよいよ雨本番。最後の最後にはいい雨になってくれますように。と自分で自分に祈る。

2006年03月13日

撮影5,6日目

西條です。
この前の撮影でヒザを痛めたらしく、
左足の骨が痛い。肉じゃないから揉むにもめない。
プロレスラーで爆弾を抱えていると言う発言。こんな感じかな。
まあもっとひどいんだろうけど。
撮影は5,6日目に突入。

 土曜日、スタジオを借りて合成撮影をした。
グリーンバックでの撮影。走行シーンなどのアクションシーン撮影さ。
グリーンのバック紙を2枚重ねて貼り、大きなグリーンバックを作ってその前で
生野君と岩佐君が自転車に乗ったりパンチしたり。
さながらスターウォーズを撮影している気分。
スターウォーズのメイキングを見ると、案外今僕らがやっている事と同じような事をしている。
グリーンバック撮影だけじゃなく、アクションシーンの声を何パターンも別撮ったり。
似たようなやり方で似たような苦労をしている。もちろんそれ以外は全て追いついてませんが。
そんこんなで岩佐君は初の血ノリ演技。
口に含んだ血ノリがまずいらしく結構辛そうだった。
幾度と無く見た光景。西条組の映画に血ノリはしょっちゅう出てきますね。なんせ人を殴るシーンが多いんで。でも今回は短編という事もあり、かなり押さえ気味だ。カメラもイチイチ手持ちにしたりしない。
というか合成するのに手持ちだとなんかひどい合成になりそうな感じだからさ。

 この日は自転車を光が丘から運び、
光が丘に返した。スタジオのある中野から光が丘までゆっくりと走る。
機材持ってるんでね、注意して。
1時間以上かかって到着。それからバスに乗り仕事先へ。
天気が良かったからか大渋滞であった。
少し遅刻し、仕事を片付け明日の撮影の連絡を取る。

 明日の撮影で車を貸してもらう事になっていた。
もともと貸してもらう車はランドローバーだったが、もうちょっと一般的な車を持っている人が協力してくれるらしいというので、ランドローバーを持っている人をバラシ、一般的な車を持っている人に確認連絡。
しかし一向に電話が繋がらない。
一般的な車を持っている人はレボリューション西山と言う男。
バイト仲間だったが今年に入り、証券会社に勤めだした。
レボ「直前に電話下さい、忘れているかもしれないので」
西條「もちろんなのだ」
しかし電話が繋がらない。いかんのう~何かあったか。それとも、忘れてどこかに遊びにいってしまったんじゃなかろうか、そんな疑いを持ってしまう。そんな軽い印象のある男だ。その分付き合いやすいのだが。

 長所と短所は表裏一体で
ケースバイケースである。
焦った僕はとりあえず思いつく頼れそうな人に連絡を取り、
レボリューションが忘却してしまったかもしれない撮影をフォローするのに必死。
しかし朝方。5時過ぎくらいにレボリューションから電話。
レボ「寝てましたっす」
そんなわけでこの日も予定通り撮影に望めるようになった。
 
 石神井公園で石川さんと生野君と待ち合わせ。
お父さんに送ってもらった石川さんが、突然の雨で傘を差すというシーン。
久々に会うレボリューションは太っている。
西條「宍戸だね」
レボ「宍戸言うな」
そんな穏やかな撮影隊の真横をパトカーが通り過ぎて行ったり。
レボリューションには父親役と、自転車に乗って走る男の役をやってもらった。
なかなかの名演技である。
程なく終了し、眠い中一同食事。
石川さんがあまりにも腹が減って上着のチャックを上げたり下げたりしていた。
たらふく和食を食べた後、嫌がる僕を強引にプリクラに誘った一同は若さ爆発でプリクラに落書きを始める。よくよく考えたらみんな20代前半だ。僕は30代前半です。ハッピーバースデイ。

 午後に家に着き、自転車のパンクを直すのは明日にしようと就寝。
でさっき直しに言ってきた。まあ1260円掛かった。あの自転車結構高級なんだなあ。
良く看板を見ると株式会社と書いてある。
修理をしている最中自転車屋のおばさんがコーヒーを入れてくれた。高級なんだな。

 いよいよ撮影も6日目を通過し、
肝心のクライマックスはまだ撮っていない。
明日撮影の予定。
なんだろう、とにかく早く終わらせたいんだよね。なんかハヤってますわ。
明日人物撮影だけは終わらせたいと思っている。
大雨降ったらやだなあ。最近は天気が流動的だしね。最後まで自己の無いように頑張ろう!
新作「お前に雨は降ってない」は23分の作品。密かに20分き切る編集を、目指す!

2006年03月16日

撮影7日目でした

西條です。
ついにクライマックス等を撮影する日。
何とかクランクアップしたい。でも世の中うまく行くもんじゃない。
あんまり高望みはせずに、少なくともクライマックスだけは撮影し終えたいと。
そんな意気込みを光が丘で待ち合わせた岩佐君jにぶつけ、
パンク修理後、スマートな走りを見せるマイチャリに乗り、現地へ向かう。
雨に打たれるシーンを撮影するため手荷物が多い2人。
着替えと雨降らしセット。

 現地に着くと先に来ている生野君が黄昏ている。
しばらくするとバイクの免許取立ての星野君が土手の下で爆走しながら手を振ってくる。
快晴。
撮影日和。

 この前の続きから。
新聞紙が飛んでくるカットから撮影を開始。
うまく行った。今日のメインはこれじゃないから変に時間を取りたくないので
あれこれ考えてすでに試し撮りまでしていたカットだ。
グラウンドに移動し、いよいよ西條組新作「お前に雨は降ってない」のクライマックス
雨が降ってくるシーンを撮影。
レインコートを着て、その上に衣装を着て、大量のホカロンを揉んで、
星野君はホースを水道にくっつける。僕は撮るカットを確認する。
役者はテンションが高い。
午前中のグランドはあまり人も居ず、来るたびに居るラジコン飛行機野郎もまだ居ない。
ホースの長さもあり、水道に近い場所でしか撮影できないので、
水道にあわせて役者のみなさんには動いてもらった。
つまりカメラ位置が変えられないから役者さんにカットごとで位置を動いてもらうわけだ。
これもこの前の合成撮影で経験済みなのでそんなに頭が混乱しなかった。

 でもあんまりそんなことするのもなんなので
それなりに長いホースを用意したんだけどね。
水圧でホースが抜けるわけです。
西條「用意スタート!はい、雨降らして!」
星野「はい、あ抜けた!おわっ!!!」
で見ると星野君がずぶ濡れ。メガネとバイクジャケットが水浸し。
なんとか輪ゴムとビニテで止める。僕は、そんなことすると水圧で水道が吹っ飛ぶんじゃないか?と心配だった。ロケハンの時、水道を探していると吹っ飛んだ水道を発見した。なんでこんな事になっているんだろう?と思い、多分輪ゴムでホースを固定したからじゃないだろうかと。でもトイレも洗濯機もそんな感じで水を止めているらしい、そこら辺全然知らない。いらん心配をしてしまった。

 雨は天気が良くないと見えない。
光が当らないと水がキラメかないのだ。人物の手前に降る雨は影になって見えやすい。
快晴。
空の青さに水が融けてしまうがファインダーの画はいい感じである。CGで足すわけだからここまで出来てれば御の字だ。
役者はカットを撮り進めるたびにドンドン体が冷えて震えだしている。
早く撮らねばいかん。でも焦ってリテイク出したらそっちの方がよっぽど迷惑だ。
演技はこの前の合成撮影の時に練習済みなので問題なく、ラインも間違えずに出来た。こんな時、学校の勉強が役に立ったなあと実感。そして大変な撮影をするたびに、ああ、監督って楽だなあと・・・役者って大変だなあほんとに。大変な撮影じゃない時は監督って大変だなあと思うんですけどね。

 雨撮終了後、
快晴。
おかげで役者の服もドンドン乾く。ドンドン暖かく鳴ってくれているようで。
張るホカロンがかなり役に立った。
クライマックスラストは雨が上がるので、場所を移動して撮影。
島村君到着。星野君と入れ替わり録音を担当。
程なく終了。
エキストラカットの撮影。
全てと言うわけではないが、99.9パーセントの撮影が終了した。
残すところ地図を写すカットだけ。
最後の撮影後、小道具で使っていた自転車がパンク。
ありがとうございました。この過酷な撮影を絶えてくれた一人である。

 帰り道、そのまま自転車屋に引き取ってもらい
廃棄処分にした。そこら辺サバサバしないと子供じみた制作になってしまうので、そこら辺はね。
525円で廃棄。この時点で走行シーンの撮影はもうしないという事になる。
腹が減ったので近くのファミレスで食事。その最中素材をチェック。
岩佐君、生野君と爆笑しながら振り返る。
そんな3人の横の席で見知らぬお客さんはヘビーな話。
どうも交通事故を起こし、裁判になるようで、弁護士を友達に持っている人と相談しているらしい。
今回の撮影中も事故が無くて本当に良かった。

 編集してみたら23分予定の作品が今の時点で
22分。
目標達成するだろう。
これから音関係の素材集め。
アフレコ、効果アフレコ、オンリー収録、音楽、CG作成。
とまあいつものようにやる事が沢山だけど。あ、あと地図カットの撮影。
余裕持ってやろうと思っています。一つ一つね。

 ワールドベースボールクラシック。
惜しかったね今日の韓国戦。今見てたんだけども一人で大盛り上がり。
いやあ、悔しいねえ。。。チクショーーー!   でも西岡最高。

2006年03月18日

ビックリにサプライズで準決勝

西條です。
メキシコ様様ですね。
まさか勝つとは思わなかったですよ。でも結構メジャーで活躍している人を有しているんですよね。メキシコ。ワールドベースボールクラシック。アメリカに2対1。メキシコが2点とってアメリカに勝てば差は関係なく日本が準決勝進出。ややこしいルールだけど、とにかく日本が準決勝にいけてよかった!
まだまだ面白さが続きますね。韓国戦。ホント悔しかったからねえ~なんで国旗埋めるんだよー!絶対勝つぞー!

 そんな朗報を僕は仕事仲間からの
電話で知った。夜勤明けで寝ていたところに友達のスパーク気味な電話。
眠かったが飛び起きた僕はすぐにテレビをつけて事実確認。ほどなく星野君がウチにやってくる。
2カメ体制で撮った素材の受け渡しなのだ。

 2カメとか言っても、
星野君のカメラはメイキングメインなので
本編に使えるものはそれほどあるわけでもない。でも撮影中突発的に撮ったエキストラカットや
違う角度から撮った役者の演技は面白く、30分の素材のなかで26カットほど本編に使えるかもしれんと取り込んだ。

 新作「お前に雨は降ってない」はすでに
カット順に並んでおり。音にあわせてカットの長さを変更させる体制になっている。
結構切れているのでせっかくだから2人で見てみる事にした。
22分の本編は会話のシーンに入る前の走行カットが若干短いかと思えたので、
2つ目の会話シーンに入る前の走行シーンを最初の走行シーンに足して長くした。
その分3つ目の会話シーンに入る前の走行シーンを2つ目に分配して帳尻を合わせている。
こうなると最初は走行シーンメイン。中盤は会話がメイン。後半は雨がメインとなる。たかだか23分の中でいい展開をしてくれている。
と思いつつザザッと観てみる西條と星野君。
星野君「展開早いっスネ~」
確かにちょっと展開が速すぎる気がしたので走行シーンのカットを少し長くしようと思います。

 音撮り。
でもここまで自転車を全速力で走らせる事が出来る道なんて、
住宅街にもいくら広い公園でもないんじゃないかと思う。
やっぱ現地にもう一度行くしかないのかなあ。でも今度行くときは結構あったかいぞこりゃあ春がしっかり訪れているだろう。

 そんなわけで友達がミュージックステーションに出る日。
前々から連絡もらっていたのでメチャンコ楽しみにしていた。
こんな時、DVDプレーヤーじゃなく、DVDレコーダーであれば・・・
SONYのビデオデッキにカセットを入れて待ち望む。
お~ほんとに出てるよすげ~。全編に渡り微妙な立ち居地をキープしていた友達はかなりのカット全国放送されていた。これは後でメールしておこう。
と思ったが春の暖かさにやられ、すさまじい眠気に襲われる。
まあ夜勤明けで準決勝と走行シーンを長くする事を決めたわけだからしょうがない。
深夜に起きるだろうと布団に入ったが、起きたのは穏やかな朝。おはよう諸君。。。

 パソコン編集でなんでもパソコンで
フォローすればいいや、と撮影時の努力をないがしろにしてた感がありました。
今回はちゃんと撮影時にいろいろカメラを適正に持っていったので、パソコン編集の際に
画面をどうするとかあんまり考えなくてもよさそうです。っていうか考えようと思っても思いつかないんですよね。これでオッケイって事であります。

 2カメで撮ったメイキングを視ると、ビックリする事がある。
それは撮影中の僕があまりにも汚い格好なのだ。ダサい服着てるし。
綺麗な格好の役者さん達にいろいろ演技を就けているので余計にそう思うのかな。
メチャクチャ変な髪形しててビックリ。魅力の無い奴でビックリ。
爆発している髪型を見て、こんな人従兄弟の兄ちゃんに居たな・・・と。遺伝子なんだな。
そんなわけで音撮りだの作品をどうするかだの将来を考えるだのの前に先ず髪の毛を切りに行かないといけない。と悟った。春らしいものにしよう。桜のような。あ、散ってしまう。やばい!ツクシみたいなのにしよう。

2006年03月21日

ウズマキング

西條です。
春。東京の住宅街は再三書きますが、花が咲き乱れます。
田舎より咲いてると思うんだよね、どの家も花を必死に植えているようで。
僕だって植えたいんだが、なんせここはコンクリートロードのコンクリート住宅。
しかも4階。日当たりは抜群だが老朽化でひび割れの激しいベランダで水なんか巻いたら
アマモリオです。
だから造花なんぞ買ってきてトイレに置いています。
ウチのトイレ殺風景だもんで。

 そんなわけで西條組新作「お前に雨は降ってない」は
アフレコ段階入るわけです。でも全然準備が出来ていない。
というか、カメラの音声がかなり使えるので、使うつもりなのだが、
あとでアフレコしようと思って撮影しているので、現場の僕はタイミングを計るために
西條「「はい、雨降らせて」
とか
西條「う~ん」
とか
そんな臨場感溢れるノイズが入っているのだ。まさかここまでカメラの音が使えるとは思ってなかったので。雨が降ってくるシーンは結構セリフ使えるんですよホントに。
DATで撮った会話シーンの音。
音質がいたるところ微妙に違ったりする。丸々無いシーンもあるのでそこはアフレコの踏ん切りが付きやすいのだが、微妙に違うところはかなり迷ってますアフレコするかどうか。
う~ん、
決めあぐねるねる。

 そんな中、ウズマキさんがウチに遊びに来ました。
家近いしね。新居ですし、その他モロモロ用事もありまして。
日曜日とあってラフなウズマキさんは中野に置いたDVDの売れ行きについて、多少嘆いていた。
そして腹にイチモツ違和感がある事に悩んでいた。悩みに悩んで2人で「巧名が辻」を見たりした。
初めて見た「功名が辻」
まずタイトルの意味がわからない。でも面白かった。
腹のイチモツについて。
僕はその昔胃カメラを飲んだ事があるので、トクトクと胃カメラについて説明をした。
なんていうか、ネタとしていいもんですよ、胃カメラ飲むって。
ウチの彼女も飲んだ事がある。
なんていうのかな、ここ最近は食生活の変化か若いうちから胃カメラ飲む機会を持つ人が増えているような。ウズマキさんだってまだまだ若い人ですから。スタンダードですよきっと。
そんなこんなで中卯なんかで食事をし、激寒春風の中バイクで帰るウズマキさん。
その後アフレコの事をあれこれ考えたが眠気に勝てず、寝た。
なんせこの日は昼からハッスルであった。韓国対日本の試合があったからね。
福留最高。でもその前の2ベース打った松中を是非褒めてください。奴は、やったよ!

 そんなこんなで明日アフレコ第一弾であります。
岩佐君のバート。時間どのくらい掛かるかわかりませんが、まあアフレコなんで、夜までかかっても大丈夫でしょう、いや、そんな掛かるわけないか、短編だし。
カイ「お前がなにもしなければ!」
のセリフに僕の
西條「「はい」
なんて声が入っているんだよね・・・2カット目の音声には水道から滴るビタビタした音が入ってる。
音質合わせるのが難しいんだよな。

2006年03月23日

アフレコカイ

西條です。
西條組新作「お前に雨は降ってない」は23分の短編。
結構同録出来ているのでそんなにアフレコに時間はかからんだろう。
大変なのは自転車の走る音だ。
思い切り走る音を撮るにはどうすればいいか、って考えるまでも無く、
思いっきり走らないといけないんだろうなあ。
今回は風の音をイかすつもりなので、まあ、走りつつ、撮ると。。。
そんな感じでしょう効果音収録はね。

 今日はカイのアフレコ。
カイ役の岩佐君と13時に待ち合わせ。
しかしまたも寝坊で2時間遅れると言う。
どうしようもないねえ。しかし今日は前回と違い、余裕を持って収録に望める日だ。
カツカツしていませんので。
録音マンの星野君と共に2時間家で打ち合わせしつつ待ち。
迎えに行って買い食いしつつ打ち合わせて、家に入り、収録開始。
カイのセリフはそんなにアフレコが必要なわけではなく、オンリーのような感じで一つ一つ、撮る事が出来る。なんかわからないけどそのセリフだけ音質が違うとかそんなのがあるので。そんなところを。
そして撮影1日目の半分から2日目の丸々、全部音が撮れてなかったので、カイの部屋のシーンを改めて録音。まあシーン丸ごとやった方がもちろん音質も芝居もいいもんだ。

 程なく終了。
目白通りが違い西條宅はたまに信号待ちを余儀なくされるが
そんなに時間も掛からなかった。
その後、思いつくまま効果音を収録。
地図を描く音やペットボトルを置く音など、細かく。
ススキを抜ける音をゴミ袋と割り箸でやってみたりした。
多少マユツバだったが画に付けてみたらかなり違和感が無い。こんな感じで自転車の音もできないかしら。。。う~ん、そればかりは無理か。

 そんなこんなで3人でラーメン屋で飯。
雨のため、機材を持ち帰れない星野君は西條宅に若干の機材を置いていき、
次回のアフレコに備えた。僕はさっそく音を入れて編集。
今回の音はいつもと変わらず、試行錯誤が必要だ。
めんどくさがらず、現地に行って撮ってきた方が賢明であると思わざる終えない。ごまかしが効かない部分が結構あるんだよね。

 編集を一段落させてヘッドフォンを取ると、
なんだか右耳が違和感。
ん?
聞こえずらい。
難聴になったのか?と焦る。一向に治らない右耳は明らかに高音が聞き取りづらい。
でも寝たらすっきり治った。大音量のライブハウスで成るキーンの耳鳴りズムみたいなものかな。そんなに大きい音で聞いてるわけではないのだが。目の疲れと共に耳の疲れにも気をつけていこう。
来週なんとかセリフアフレコだけでも終了できないかなと。
一つ一つでないと終わらせられないのよね僕って。とりあえず岩佐君はこれで終了。お疲れ様でした!
沢山寝てください。

2006年03月26日

穏やかに過ぎてゆく編集

西條です。
春ですな。春ですよ。ホント。
あたたたたたたたたたかい。あたたたたか過ぎて寝つきがいいんですよね、
いつ何時も心地よく寝てしまう。
今年は風の吹く日も多く、目にゴミが入りやすいですが、
バイト先の桜もやっと咲いてきました。
のどかだ。
そんなのどかな桜に向かい、一言言うとすれば、、、僕は桜より梅が好き。

 なんで桜ばかりこんなに注目されるんだろう、
なんで桜の視聴率ばかり高いんだろう、
梅のほうが断然いいじゃないか、と小さい頃から思ってたんですよね。
梅のほうが見た目しっかりしてるじゃないっすか。花の色もはっきりしてるし。
桜より手に近い場所に咲くし、なんて。。。どうでもいいことでしょうけど、この日誌はどうでも言い事を主に書いている日誌なので、そめいよしなに。

 そんなわけで編集も穏やかに過ぎてゆきます。
今一度、編集ソフトを一から勉強してゆくと、やれることが多くて面白い。
面白がって悪ふざけをしそうですよ、スター・ウォーズみたいになりそうだ。なんつって。
スター・ウォーズのライトセーバーってどうやって表現したんだろう。
エピソード3のメイキングでは木の剣でカンカン戦っていた。
コンピューター処理か。何年も前に作られたルーク・スカイウォーカーの剣はどうやって?やっぱコンピューター処理か?まあいつか調べてみよう。
編集の合間にヒューマントラストという派遣会社がやっている短編作を見た。
最近大林宣彦が宣伝していますね。
数本短編を作ってそれを投票してもらうと言うものらしい。
知り合いが一人、多摩の映画祭で一緒だった人が一人、短編を監督しているのである。
見てみたが、なかなか面白い!
短編て面白いんだな!と久々に思った。短編作っている真っ最中なのに。

 で昨日は石川さんのアフレコ。
ほんのちょっとなので凄まじい速さで終わった。
それでいて会話のシーンなので相手役で島村君を呼ぶ。
ピンポイントで活躍した島村君は本編を見て、ここはああだ、これはああだ、
とウンチクを述べるも今のところまだ画面の絞まりはいじってないのでなんともね。
ただスピード感はそれなりに出るから安心しなさい。プログレッシブ感なだけだけど。
自転車の効果音を早く撮れればちゃんとスピード感がつかめるんだがなあ僕も。
スピード感ていうより体感か。

 そんなわけで編集も頑張ってます。
今のところ完全にアート系ではないです。スタイリッシュでもなく、奇妙な娯楽作。
春本番。風の強い日が続きますな。
パコーンと風呂の窓が開くんですよね。いきなり。
絞まりの悪い窓なんで。パコーンと。いつか吹っ飛ぶんじゃないかと心配さ。

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