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さっき見た自主映画

西條です。
さっきリトルシアターで自主映画を見てきたのですが、
大感動して放心状態で帰ってきました。
「蹴る女」と「2R35S」
青春組立式キットとダイナマイト機関車という自主映画人が撮った作品。
青春組立式キットのイムラさんとはPJ映像祭で知り合い、その前から作品だけは見ていたので、
気軽な会話から入った滋賀の友人である。
イムラさんのサイトでも「蹴る女」の進捗状況を良く見ていたので、
メチャンコ楽しみにして見に行ったのだ。

 リトルシアターでの上映なので、
音響も画もいいだろうと思っていたが、そんなことより作品自体が素晴らしく、
なんだろう、僕は堪えたが、泣いてしまったね。
「蹴る女」は敢えて例えるならば「リリィシュシュのすべて」みたいな作品で、でも敢えてなので、みたいなというか、若干というか、設定が少しというかね、そんな雰囲気。
田んぼの道になぜか知らないが人を蹴る女がいて、みんな面白がって逆にボコボコにしたりからかったり
するのだが、いじめられっこの男の子がその蹴る女の正体を知っていて、どうして人を蹴るんだという問いかけから、いじめられっこのスパークが交差するという作品である。
非常に説明になっていませんが、僕はいい作品ほど説明できなくなってしまうのでアシカラズ。
普段の青春組立式キットの作品からは想像がつかない残酷な展開だったりしてかなりビックリした。
そして最後の映画的スパークがあまりにもすばらしくて泣いてしまったよ。
「りりぃしゅしゅ」もディフォルメしたリアリティが恐ろしくも強烈だったが「蹴る女」もそんな感じにディフォルメされたリアリティで進んでゆく。瞬間瞬間に見える昔見たような記憶と印象が自分の中にリアルさを作り出して、そのうち逃げられなくなってしまった。衝撃的作品だ。

 「2R35S」もすばらしい。
ダイナマイト機関車さんはしょっちゅう聞く名前だったが
作品を見たのは初めて。
ボクサー山中直樹さんを追ったドキュメンタリー。
ボクシングを初めて、試合に勝って、毎日が充実して、試合に負けて、脱力して、でもまた試合して。
そうやって目の前の的を倒して、自分自身が好きになり、自分に問いかけて、ボクシングと共に歩んでゆく、走ってゆくそんなドキュメンタリー。
いやこの作品もすばらしい。試合とシーンなんか本物で後楽園ホールだから、
思わず声が出そうに成ってしまった。後楽園ホールはこの前行ったばかりだから、なおさら。
ボクサー山中直樹さんの言動が一つ一つ、良くわかる。共感するというかこの人の言葉はすさまじくシンプルで的確なのだ、ボキャブラリーも多く、今何をどう考えているのかが聞いてるこっちに良く伝わってくる。監督も観覧車の中のインタビューでカットを割っていないし。
諦めながら生きていない人間を見させてもらった。僕は一喜一憂する人に弱い。とても人生を楽しんでいる気がするのだ。とてもいい才能を持っている気がするのだ。とても追いつきそうに無い気がするのだ、だから追っかけちゃったりするのだ。そんな魅力を存分に引き出していた。男がいたね。

 僕はこの前のTAMA映画祭やこの前のイカポット上映や、その前のその他モロモロの上映会で、
今年一番に面白かったのはこれかなあ、とか思っていた作品があるのだが、今日、いとも簡単に覆された。正直ありえないと思ったね。悔しくて嬉しかった。
そんな映画を是非見に行ってください。明日もやってます(※18日)ね。

 八丁堀リトルシアター
12:00~  15:20~  18:40~
料金前売り1200/当日1500

 こんなに面白い作品ならば、もっと早くこのブログにも上映詳細を載せるべきだった。
と悔やむくらいのいい作品2本立て。みなさんお時間有りましたら是非ね。

 今日は昨日の新作会議のことを書こうと思っていたのだが、
そんな自分の出来事まで吹っ飛ばした2作品に脱帽です。
新作会議のことはまた明日か明後日くらいに書こう。

 久しぶりに会ったイムラサンは代わらず青春オーラ全快。いつまでもこのままでいて欲しいと思う人だ。
ダイナマイト機関車の新作は有名人が多数出演しています。アンガールズとか。本物。これも見逃せない。バイトに行く時間なのでこのくらいしか書けなかったが、いい映画を見た後って、幸せですね。今日は風が強いけど、いい夕焼けが見れた、最高の日だ。

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2005年12月17日 17:09に投稿されたエントリーのページです。

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