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2005年09月に書かれた日誌

2005年09月01日

デザインて面白い

西條です。
A6のチラシを発注した後、
とりあえず森本君から頼まれているA4のチラシも作成。
ポストカードサイズではなかなか目立たない、もしくは棚に入らない場所があるらしく、
A4も必要との事。僕は経験場どちらでも問題ないと判断しているので、
A4のチラシは手刷りで作ろうと思っている。
つまりは白黒。
河野さんや森川君などとやったスカイドア上映の宣伝でも白黒を使ったが、
デジタル印刷でなければ家でやってもそれほど差は無いかなと思われた。
そんなわけでデザイン開始。
A6ポストカードサイズのチラシは柏木メインの写真を使用しているから、これは佐久間メインのにしよう。
白黒だとロングショットよりクローズアップの方がいい。せっかく白黒なんだから陰影のしっかり付いた感じがいい。
とセクセク作成。

 思った以上にいい出来になったな!
と印刷。インクジェットプリンター。モノクロで最高品質の設定。
シュリシュリと印刷物があがる。すさまじいインク染みだ。
しばらく待てば乾くか。それはそうと文字がかすんでいる。
おかしいな。もう一度印刷。やっぱりダメだ。う~ん。
デザイン用編集ソフト、違うものを使ってみよう。
使ってみた。違う編集ソフトでもう再度1からデザインを作り直したわけだ。
で印刷。シュリシュリと印刷物が出てくる。
うん、筋が入っている。
しかし。。。この筋がまたいい感じだな。デモ森本君はたぶん納得しないだろうな。
と思うも、この筋は結構捨てがたい。陰影もちゃんと出ている。
しかし文字はにじんだまま。う~ん、
そうだ、wordで作ってみよう。wordで印刷するときはこんな風になってないし。
でまた1から作り直し。。。の段階でふと気づく。最高品質で印刷するからいけないんじゃないかしら。
最低品質で印刷してみる。
おお、出来た。インクを使えばいいってもんじゃないのね。
誤字脱字を直し、A4の白黒チラシも完成。

 新作のシナリオに取り掛かる。
今回はなんとか「恋鎖」の尺に届かない感じで1時間ちょっとにならないもんか。
CGが問題だ。なんせ作ってくれる人の当てが無い。まあなんとかするしかない。
暑いなあ今日も。でももっと長く暑くなって欲しいね。11月くらいまで暑くていい。
あ、新作なんだが今回はロックと宇宙と誘拐事件がウッディ・アレンとバック・トゥ・ザ・フューチャーを接着剤に繋ぎ合わさったエスパーものです。嘘です。エスパーじゃありません。軽い作品に成りそうだと思われるでしょ。そんな感じです。
主人公が奏でる音楽の詳細がまだ決まっていないのだが、それ以外は大体、決まったかな。
こちらもいい感じでシナリオが完成しつつある、しかも結構楽に撮影できそうだ。CG以外は。

 そんなわけでここ最近全然映画を見ていない、
と思い、ちょっと離れた場所のレンタルビデオ屋が半額なのでチャリで行く。
いろいろ借りてきたが、「ロスト・イン・トランスレーション」という映画をまず見た。
ラストがね、娯楽映画好きの僕としてはもうちょっと夢があってもいいんじゃいかとね。
この映画はビル・マーレーが落ち目の映画俳優で日本にCM撮影のタメにやってくるところから始まり、
ホテルで金髪女と会う話。馴染めない日本で2人は外国を探す。そんな印象だ。日本文化がどうのこうのじゃなく日本で自分達の範囲をなんとか見つけようとしている様、行き詰まりの中で仲間を見つけた喜びが伝わってきた。インディーズらしい作品。作ることが出来て非常にうらやましい。長~い作品だが全体にストレスがちりばめられているので嫌な気分反面緊張感半面てな感じ。それを感じられた編集マンはすごい腕だ。

 西條組新作「恋鎖」は
いよいよ9月24、25日に初上映となる。
このくらいの準備期間が僕には一番調度いいね。こだわり時間も行動時間もバランスがいい。
4回上映のうち一回くらい満員にならないものかと。まあ頑張るぜ。今週の融解座で「恋鎖」の予告編を流しますので、見に来てください。江古田フライングティーポットで放映します。タダで自主映画を数本見れますんで。チラシもゲットしてください。手違いで3000枚も刷ってしまったんで。一人10枚くらいもらっていってください。ホントどうすんだこんなに刷って。。。まあドカドカばら撒きますばい。

2005年09月06日

今週はもう空かない

西條です。
台風が来てるんですね。って日曜日に知りました。
融解座の後、帰る頃にどんでもなくドシャ降られ、買ってきてもらった傘を頼りに
ペダルを漕いだ。気分としてオールを濃い出るような感じだ。
西條組新作「恋鎖」はいよいよ上映を前に本格的な宣伝に乗り出している。
非常に適度な具合に宣伝活動に入っている。
えらく先でもなく、間近でもない上映の日。9月24、25日。
どうしても月末に上映したかったわけだ。カレンダー内でしばらく眺められる数字は月末である。
月初めってイマイチ予定も立たないのだ気分的にも。
という「考えるな、感じるんだ」の信念にもとずき、3000枚の宣伝用ポストカードを携えて、「恋鎖」出演者の芝居を見に行った。土曜日にね。

 結構なプロ芝居でメインの役なので
あんまり詳細が書けないのだが、とりあえず普段は見に行くことがないであろう、そんな芝居。
出演者のその人はもうハッチャケ放題で素晴らしいパフォーマンスを見せていた。
後で聞いたら結構緊張していたらしいのだが、そんなことを微塵も感じさせない堂々たるアピール。
う~ん、千人単位のお客さん相手に芝居するにはその度量が試されるよね。かっこよかったです。
上演後、楽屋に押しかけ、宣伝用チラシを渡す。
西條「どんくらい必要?ありあまるほどあるから遠慮しないでね、遠慮は良くない」
一緒に見に来た「恋鎖」出演者、関係者にもチラシを渡す。みんなバカスカもらってゆく。
まあ僕もバカスカ渡しているのだが。

 そして次の日。融解座。
「恋鎖」の予告編を流させてもらうのだ!
この日の融解座は大盛況で、作品もイカした作品が多く、
ウズマキさん的には感無量に違いない。お客さんも感無量だったのではなかろうか。
僕も感無量だった。
その場でチラシを配り、フライングティーポットに置いてもらう。
この時点ですでに1500枚ハケた。う~ん、感無量だ。まだ全然置きチラしてないのに。ハケるもんなんだねえ。
融解座後、飲みになり、井川さんのくどき術に感動し、初めて話す人々とも映画の話で盛り上がり、
1次会終了後、ドシャに振り出した雨を避け、僕は2次会に顔を出し、泉さんや福島さん、渡辺さん、佐藤さんと飲む。すごく面白く話もタメに成る事ばかり、佐藤さんは酔いつぶれ、店を壊し、路上で寝た。
そんないい感じの飲み会の後、さらに降ってきた秋雨。ゴッシゴッシとペダルを漕いで家に向かう。ああ、遠い!
帰宅してバタンキュー。起きて気持ち悪くなり吐く。久しぶりだ。
そして寝る。鳴り続ける電話。なんだ?と取ると親。杉並が水没しているがお前は大丈夫なのか?
すいません、二日酔いで寝てました。。。
風呂に入ってバイトへ。昨日の雨で残りのチラシが水浸しってしまったので新しいチラシを携える。
微妙に配り、夜中に河野さんとメール談義、いつもの話を再確認するような内容。その最中映画「マッハ」を見る。あ、バイトの休憩中にちょこっとね。なんとか時間を見つけてこんなことしないと全然自分の時間が持てない状態になりつつある。

 で、帰ってきてバタ~ンキュー。
起きて再びA4チラシと向き合う。PDFファイルの不具合でせっかく作った代物が保存されてくれない。
どうせ何もわからないのだからとシッチャカメッチャカにいろいろ試し、なぜか保存できるようになる。
世の中は不思議でいっぱいだ。
で印刷をしようとしたら、インクが切れた。これから新しいものを買いに行かねばならない。しかし今から研太郎さんと会う約束をしている。う~ん、半端な時間だ。そんなわけでこの日誌を書いているのさ。
そろそろ時間であります。お金を降ろしていかねば、とおいおいまた雨が降ってきてるなあ~
うっしゃ!行ってきます!

2005年09月08日

4000で60

西條です。
西條組新作「恋鎖」の上映を控え、リトルシアターのHPでもスケジュールがアップされた。
皆さん来てね。
そして自主映画の予告編を扱うサイト「予告見てく?」さんも「恋鎖」の予告編をアップしてくれた。
皆さん見てね!
その他HPにもそろそろ書き込み宣伝をしていこうと思ってます。
皆さん消さないで!
準備ばかりで自分の友達にそんなに宣伝してないや、と気づく。
皆さんメール送るからね!
いやあ、当日何人来てくれるのか、すでに上映に掛かる費用は結構な額いっている。
2ケタは行きたくないね。
行っちゃうかな標準DVレンタルしなきゃいかんからなあ。
そんなわけでこの前研太郎さんに会った。

 研太郎さんはもちろん出演者で、
「恋鎖」中、高野さん役をやってくれた人。
西條組前作「アスリート」で金ちゃんに紹介されて知り合った。
いろいろお世話になりつつも、役者もやってるというので今回お願いした。
美声を放っているパンキッシュなのだ。
宣伝用チラシ(ポストカード)を渡す。久々に会った研太郎さんは相変らずマイペースな物腰。
積もる話も山とありそうだ。近く「アスリート」でも「恋鎖」でも音楽を提供してくれた人のライブが東京で開催されるというので一緒に行こうと。
ついでに研太郎さんと共に、とある劇場にチラシを置きに行き、支配人の方に挨拶をして、今度作品を見てくださいとお願いした。快く承諾してくれた支配人の方。なんか最近はツテだのコネだのではなく、もっと根本的な話をしたいと思い始めている僕なのだ。春に散々回った甲斐もあり、自主を劇場で掛けるにはそれなりにそれなりを用意しないとそれなりにまでならない事を知ったので、もうそういうことは流れに任せることにしている。見て感想を聞きたい、単純に、それだけの気持ちである。いやホント。

 その後、家電のコジマに行き、
プリンターの黒インクを購入。森本君に頼まれたA4のチラシを200部するために新しいものが必要だ。
4000円ほどで購入し、家に帰り、セット。ガシャコンガシャコンと刷る。
60枚強ほど刷ったところでインクは切れた。
となると200枚するには4000円を3回ほど支払わねばならない。
ダメだこりゃ。と60枚強で納得してもらうことにする。その分この多少誤植のあるポストカードで補ってくれ!と手書きでB5の紙に書き、同封。なんせインクが無いので何も刷れない。
次々とその他宣伝をしてくれる人々に発送する封筒を作成。
次の日、郵便局で1000円出し郵送。
島村君と次回作の打ち合わせ。

 次回作。
ロックンロールなお話。
僕が上映準備をしている最中、次回作のタメにあれこれ模型とか作ったり、知り合いにあたって画策したり、メールしたりしている島村君。やはりしばらく業界を経験するとこの状態がいかに健康的かを実感しているようで。僕も共感。ジョニー・ウインターなどを聞きつつ、シナリオはもうほとんど完成稿ということで、そろそろキャスティングも本腰を入れなければならない。あ~しかし、なかなか決まらないねえ、バランスを考えると、バランス、バランスっすよキャスティングは。
でも小林さんは決定しているらしい。らしい、ところがミソ。
となるとそこから考えて帳尻合わせていかなければいけない。そんな感じでキャスティングのことも考えつつ、「恋鎖」の上映タイムスケジュール等の作成もお願いして、ケンタッキーを食べつつ、あれこれ言われても無理なものは無理なんだよねと笑いあう。

 無いものねだり、と言う言葉がありますが。
努力しても無いものは無い。出来ないものは出来ないし、とかなんとか。結局全部揃えなきゃ映画やっちゃいけないのかと。思い始めてやる気が失せてしまう。それは良くない。だから無いものは、無い!出来ないものは、出来ない!とそこら辺のマイナスポイントも信念をもって貫こう、と決めた。研太郎さんも言っている。
研太郎「仕事だからって割り切ってやる。なんて簡単に言いますが、それは実際やったことが無い人が言うことですね。また、実際割り切って出来るものですけど、ぶっちゃけ映画が嫌いになりそうになる、瞬間があります」そしてその思いはいつかその人を支配する。かもしれない。五分五分だね多分。
僕は映画が好きだ。辛い仕事と嫌な仕事って違いますからね。とりあえず僕はエロ映画は一生撮りません、以上です。

 そんな感じで
台風後の風を受けつつビデオを返しに行き、
帰宅。標準DVのレンタル会社を検索。なんかいろんな機種がありそうで、明日電話して聞くっきゃないっしょ。と。作業を中止。恋鎖をビデオに落として劇場の人に見てもらおう用。2時間掛けてダビング。
その最中、何もやることが無いのでギターで次回作の曲調を探す。
手を止めて「恋鎖」を見る。
久々に見たな~・・・

 去年の夏。
大変な撮影だった・・・
映画制作は楽しい。
なんて嘘なんですよ。
自主映画は気楽だね。
なんて嘘です。
僕は東京に来て映画を製作し始めてから今まで、一度も楽しいと心底思って撮影したことは無かったですね。とくに今回の「恋鎖」に関しては初日から逃げ出すことを考えていたし。とにかく考えて、決めて、用意して、実行する、のを一人でやらなきゃいけないから頭が飽和状態になっていく。死にそうになりながら制作した映画だよなこれ・・・
とつくづく思う。
標準DVをレンタルして落としてしまえば、それでこの映画は動かせなくなる。
容易に編集できなくなるということだ。なんせ家に標準DVデッキなんか無いから。
いいのか、いいのか西條、この映画はこれでいいんだな?ホントにいいんだな!?
え?そうねえ・・・

 一応最後の確認を明日しよう。
レンタル会社に電話するのはそれからだ。

 島村君に会う前に、青春組立式キットのイムラさんから電話が来た。
久しぶりに聞く落ち着いたトーンとまっすぐな姿勢にうれしくなった。
昨日の研太郎さん曰く
研太郎「東京は上昇志向の人が多い」
つぶされてるのかつぶれているのか、バブルと一緒で勘違いと無理がたたったら終わりだ。
僕もそろそろ地盤を固めていこうと思う。生活あってのモノダネだ、これは自主映画だ。
30過ぎるとターニングポイントが毎日訪れるが、僕は多分道を決め始めているなあ。モヤモヤしててまだわかんないけど。微妙に道が見え始めている。様な気がする。深夜だからかしら。

2005年09月14日

上映準備に追われる

西條です。
いやいや、どうもどうも。
積もる話は山とありますが、一体どこから書けばよいのやら。
とにかく上映準備は大変です。楽しい反面、大変。
この前はどこまで書いたっけか、標準DVがどうのこうの、までですね。
その後、まだ標準DVに落としていません現在。
なんとね、レンタル会社に電話したら、個人には貸せないと言われちゃったのよ。
法人で無いとダメなんだって、保証の問題で。おお~う。これはどうしたことか!
どうすればいいんだーーー!

 と悩んだらすぐ相談しよう。早速友達幾人かにコンタクト。
一人の頼れる友人がDVって物自体のことから詳しく教えてくれた。
スタンダードDV。個人にも貸してくれるのは、おそらく、業界関係の会社ではなく、
ごく普通のレンタル会社だ!と助言を賜り、さっそく調べる。
あったあった。良かったよ~
これで上映素材は架け替え無しで1本一気に見せられる。
しかし予約されていたらことだ。なんて考えていたら、もう一人の仲間から連絡が入る。
いろいろ手を尽くしてくれている。今のところ、スタンダードではなくDVCAMでいけそうな感じだ。

 その夜。
バイトの合間に生野君と待ち合わせ。
宣伝用チラシを渡す。
ここ最近の忙しさや帳尻合わせの難しさにおける僕のグチをたらふく平らげてゆく生野君。
新作の話もし、
西條「生野君にお願いする役は無い」
生野「なんとかして作りなさい」
などと話がヒートしていくと、向こうから警察官がやってきて職務質問。
ペーパーに光る運転免許証を取られ、気をつけてねと忠告を受ける。
一瞬上映に誘おうかとも思ったが、多分軽くあしらわれるな、と思い、辞める。

 メールを送りまくり、
久しくあっていなかった積田君やアソーちゃんからも連絡が帰ってくる。
積もる話はみんな山とありそうなのだ。
そして置きチラシ大作戦。都心の劇場、レンタルビデオ屋、美術館などなど。
アスリートの際に結構回ったので、置かせてもらえるところは大体わかっている。
その最中に友達と会い、チラシを渡しがてら食事。
家に帰り、「恋鎖」をコピー。
・・・・
この期に及んでやっぱ微妙に手を加えたくなったので、
チョコチョコ修正。
傍から観れば、あんまり変わっていないんだろうけど、僕の中では一応の落ち着きを見せた。
まあなんちゅうの。最後の悪あがきと言うか、最後のこだわりというか。佐久間君のナレーションは完全復活した。

 そんなわけで耳鼻科にも行く。
このところ、土曜当たりから顎の骨の付け根と耳の間が痛い。
食事の際に左でかみ締めると、痛い。そうでなくとも時たま痛い。
たまに痛くて口を満足に開けられない。
やばい。
なんてことを彼女に相談すると、耳鼻科かもね。と。
試しに頭を下にして、揺らしてみる。耳の中がなんとなく、何かの動きを感じさせる。
う~ん、何か虫でも入ったのかな。
結構痛い。飯が食えない。
さすがにヤバイ。耳鼻科を検索し、近くの耳鼻科に向かう。世の中ホントに便利になったよね。
 
 近くの耳鼻科は始めていく診療所。
耳鼻科自体ファーストコンタクト。に近い。
ドアを開けると古いタイル張りの待合室。壁に空いた小窓から、必死に中年の看護婦さんらしき人がこちらをのぞいている。
らしき人「いらっさいませー」
待合室を俯瞰で観ると、小窓のある壁は僕が開けたドアと垂直な位置にある。つまりドアを開けないと一直線の関係。小窓とドアが同じ壁にあるのだ。
らしき人「いらっしゃいませー」
必死に顔を出している。
西條「・・・」
保険証を提出。病床を説明。
その間に治療を終えた人がパーテーションの向こうから出てくる。
らしき人「西條さんどうぞー」
えらく早い。

 そそくさとバーテーションの向こうに行くと、
そこは昭和。昔の理科実験室のような場所。タイル張りに黒いチューブ。初老の医者はど真ん中に小さな穴の開いた銀の円盤を額につけている。
やばい。というか、怖い。
医者「こちらへどうぞ」
促されるままに椅子へ座り、病状を説明。医者が耳の中を見る
医者「ははあ。ちょっと炎症を起こしてますね、つまり左の耳がちょっと元気が無いんですね」
じゃあリポビタンDを耳に注射してください。
医者「耳は鼻と繋がっているので鼻から治しましょうね」
といってかなり長くて細い鉄の棒にメンボウを付けたものを取り出した。
医者はおもむろにその鉄の棒を僕の鼻に差し、一気に入れてゆく。恐ろしく入る。
脳に到達するんじゃないかと思えるくらい入る。そしてしばらく放置。
引っこ抜いて今度は耳に冷却する何かをいれる、おそろしくうるさい。
そして場所を移動。理科実験室の水道のようなところで酸素ボンベのようなものを渡される。
医者「2分間吸っててくださいね、それで今日は終わりです」
僕は頑張って2分吸った。
2分後、やっと終わったかと医者に振り返る。医者は新聞のテレビ欄を見ている。
西條「・・・あの」
医者「え?終わりです」
らしき人「1340円です」
炎症ストップ剤をもらい、帰る。
こんなことで治るんだろうか。。。

 と思ったら今日になって少し楽になってきた。
医者ってすごいねえ~耳と鼻って繋がってるんだね~

 そして上映当日の段取りを決めるために
島村君とヨッシーに会う。
豪快な話し合いを4、5時間展開し。続きはまた明日。
みんなこの作品のことを真剣に考えてくれている。ヨッシーは頑張りやで劇場横の喫茶店にチラシを置かせてくれませんかと粘りに粘って置かせてもらっていた。今日この場所に来るまでに、東京駅周辺の本屋やCDショップなどにもお願いしに行っている。すさまじいバイタリテーだ。うかうかしていると
西條「僕は頑張ったよ今回も」
と言えなくなりそうなくらい。言うためにも明日またチラシを撒きに出かけるつもりだぜ。
そんなこんなでチラシも結構はけており、なんだろう。残り何百枚だろうか。ホントみんなで頑張れば、3000枚なんて配り終えるものなんだね。
当日がドンドン楽しみになってきているのだ。

2005年09月16日

恋鎖について

西條です。
いやあ、過ごしやすい季節になってきましたね。
そろそろ長袖なんか着れたりして。
オフコースの歌には秋がよく歌われているんですがね、
東京は秋がステキな街だ、という歌詞があるんです。
アスファルトと落ち葉、歩道橋とイチョウなんてのがステキな街ってことなのかな。
なんて黄昏易い季節。
上映準備に追われる日々であります。

 西條組新作「恋鎖」の上映準備。
宣伝活動。HPへの書き込み。再入場券の作成。関係者が突然来た時の名簿等等作成。
アンケートで何を聞こうかを考える。
なかなか思いつかない。僕は元々アンケートを採る主義ではないのだ。
しかし今回は新作の初上映。仲間が集まったと言うよりシナリオに賛同して集まったみんなと作った代物。出演者はもちろんスタッフもお客さんの反応が気になるようだ。
そんなわけでみんなにアンケートで何を聞いてもらいたいか聞いた。いろんな意見が出たが、作品に関係ないことも聞いてしまおうということで、
韓流ブームに乗っているかどうか、を聞くことに決定。。。
何某のランキングも設けて上映後にHPにアップしてみようかな、とも思っている。

 映写テストの日取りと時間、参加人数も決まり、
あとの大きな準備は「恋鎖」をDVCAMに落とす作業だけとなる。VHSにも何本か落とさねばならないが、それは上映日まであるのでなんとかなるだろう。いよいよ明日、完パケるのだぁ!

 西條組新作「恋鎖」について
あんまり書いてない気がするので書きます。

「恋鎖」(ren-sa)
 お気楽なフリーター柏木(30)は半年前から若返り始めてた。今は高校生くらい。
「これはきっと、初恋を忘れたせいだ」
とあまり気にせず恋愛三昧の日々。軽薄に快活に、刹那的な恋が止まらない。
ある日、柏木にストーキングし続ける女、由美(大学生)の姉、祥子(OL)が訪ねてくる。
「妹はあなたに夢中で大学をサボっている。はっきりして欲しい」
柏木には祥子の方が魅力的に映った。
日曜日。
返事を聞くために訪ねてきた祥子。
部屋に入れる柏木。
外で待つ由美。
柏木は祥子に迫る。押される祥子。
不安を募らせる由美。

・・・こんな感じで始まるこの物語は
ラブストーリーというより恋愛の不条理さを描いた群像劇になっている。
群像劇と言うからには主人公の柏木のみを描いただけのものではない。
由美、祥子、柏木の友達で弁護士の佐久間、そして柏木の故郷で警備員をしている高野。
5人の恋愛が交差する物語だ。

 もともとこの映画の題名は「恋愛交差」だった。
恋愛が交差点で交わる話にしようとしていた。でも書いてみたら恋が恋を呼んでいた。連鎖していたのだ。だから題名を「恋鎖」にした。鎖の意味は具体化する気が全然無かったが、編集段階で鎖の意味を僕自身が見つけ、迷わず入れ込んだ。
この作品を通して僕自身が恋愛とは何ぞやを少し学んだわけだ。

 初恋を一つのキーワードにしているが、
皆さんの初恋はいつですか?
と聞くと、幼稚園の先生、とか、小学校の隣に座った子、とか、幼馴染、とか。
でも恋を恋としてちゃんと認識しはじめたのはいつからか。思い返すと初恋はそんな小さい頃のことではない気がしたのだ。好きな子はいたが、それは恋だったのか。どうか。
自分を省みつつ、他人の話を聞きつつ、「欲望の翼」を思い返しつつ、ラストカットがあまりにも信じられなくて思わずビデオを巻き戻した「シャンドライの恋」を考えつつ。
あまりにも不条理で、あまりにも嘘八百で、あまりにも真実なものが恋愛なんだろうと思えた。
これほど身勝手でわがままで迷惑な衝動が、世の中で一番重宝されているのだ。

 そして20世紀と21世紀では恋愛の捉え方が微妙に違う。
ストーカーも昔は純愛の表現だったりする。恋にボーダーラインはドンドン無くなってゆく。
でも個人が個人のみで暮らし始めようとする21世紀はコミュニケーションの欠落を予感させるかもしれないが、僕らが悩む事柄はさっぱり変わらない。恋愛の本質は恐ろしく普遍的だ。

 そんなことを考えたり考えるのをやめたりして書いたシナリオ「恋鎖」
撮影秘話等々は明日以降時間のある時に書くとして、この映画を通して恋愛ってものを感じていただければ幸いなのである。ぶっちゃけあなたの考えてる恋愛というものは、勝手に筋道を通して自分を納得させているだけのものかもしれない。とか偉そうに言っちゃったりして。
でも理屈じゃなく、本質と言うより、本能にかなり近い、自分ではどうすることも出来ない、コントロールなんか到底出来ない、ある意味次元のちがうものだったりするんじゃないだろうか。

 簡単な例を挙げると僕は映画制作に稼いだお金をつぎ込んでいる。
つぎ込まないと作れないからしょうがなくつぎ込んでいるのだが、辞めてしまえば車の一台すぐ買える。まあ、すぐじゃないか。
でも車なんかより映画を制作した方がいい。映画を製作しても誰が見てくれるやもわからず、自分のためにもあんまりなってない。でも映画を作りたい。理由を説明してくれと言われても、説明出来ない。映画をけなされるとカチンと来る。あ、僕の映画ではなくて映画ってモノ自体ね。
多少似てるんだな。考えるべきことじゃないんだよね要するに。

 ブルース・リーの言葉で素晴らしい言葉がある。
「考えるな、感じるんだ」
すばらしい。考えるのはあとだ。感じることから始めるべきなのだ。わかんなくなったら行動だ。
そんな感じで作り上げた「恋鎖」
上映と言うことで緊張しているが、非常に毎日楽しい。
友達曰く
友達「この映画を面白いと思ったら、とりあえずお前を疑う」
とのこと。
あのね、フィクションですからね。自主映画の個人映画時代はもう終わっていると言える。
僕はエンターテイメント派なんす。観た人あんまり疑わないように!

 まあそんなわけで。
9月24、25日は是非観に来てください!渾身の力作と言っても過言ではない!過言かもしれない!
まあどっちでもいいんだ。せっかくだから観てもらいたいのだ。このシンプルな欲求が大切なのだ。考えるな、感じるんだわさ!

2005年09月21日

顎関節症

西條です。
どうもどうも、毎日ね、いろんなことがありますよ。
この前耳鼻科に行ったんですが、どうも掛かっている病気が違うらしく。
顎関節症っぽい。

 顎関節症。
顎と頬の骨のくっついてる部分がづれてしまったようなんです。
その痛みが耳を抜けていったので、耳鼻科か、と思ったんですが。
今は耳より頬が痛い。
そんでこれは歯科医でなければ治せないらしく、さっき歯医者さんに行って来ました。

 その昔、通った歯医者。
病状を話し、レントゲン撮影。
医者「なんとなくそうかもしれない」
とのこと。この歯医者の専門ではないらしい。歯医者さんでも治せる人と治せない人がいるようで。
でも1週間前と比べたら全然痛みが違うので、とりあえず無理をせず、放っておくように、と言われた。
それでもダメなら紹介状を書いてあげると言う。了解です。

 顎関節症と言うのは食事に支障をきたす。
噛むと痛いのだ。だから最近食が細い、なんてね。全然細くない。
痛みを堪えて食べてます、いかんねえ、食欲がまさるまさに秋!
イベント盛りだくさんでこの前ライブに言ってきた。
18日の夜。

 西條組新作「恋鎖」に
音楽を提供してくれた人が新しいバンドを引っさげて東京にやってきたのだ。
渋谷屋根裏。バンド名「6EYES」覚えておくと損の無いバンドです。
想像以上にすごいバンドだった。トップバッターでお客さんもまだまばらな。
でも猛り狂うギター、ベース、ドラム、踊りまくるボーカル。土屋さんスゲーかっこいい。
その後少し話をさせてもらったが、ステージ上とはうって変わって温和な印象。笑顔がかわいい人だった。
その後いくつか見て、みんな楽しそうだなあと屋根裏を出ると耳が潰れている。

 通常聞こえる度合いが100だとすると、30くらいしか聞こえない。
こんな経験初めてだ。ぼわ~ん、としている。そんな状態の自分がまた面白く、ワハワハ言いながら研太郎さんと別れ、家に向かう。

 中央線の駅で彼女と待ち合わせ。
焼肉でも食べるかと久々に牛角へ。
牛角は只今キャンペーンをしているようで、神経衰弱で2人して同じカードを引いたらなんかプレゼント。
とかいうものをやっており、見事商品をゲットした。ゆずサワー。サワーの飲めない2人なのだが。
食べてると段々顎が痛くなってきた。やっぱり硬いものを食べてはいけない、若いからって無理しちゃいけない。顎が痛いなあ、耳が聞こえないなあ、サワーが飲めないなあ、と家に帰る。家に帰り、風呂から出ると、隣のじじいが突然ドアを蹴ってきた。
来やがったな。

 何日か前。
家で星野君と電話をしていると、いきなり隣の壁がドカドカ音を立てた。
西條「!?}
そして隣はゴモゴモと何かをしゃべっている様子。
どうも隣が越してきたらしい、ちょっと前にこのブログに書いた内装の人、あれがどうも住人だったようで。そう、あの筋肉じじいである。
西條「なんだ・・・?うるさかったのかな」
西條が隣にうるさいと言うのが今までの常だったのだ。自分がうるさいと言われたことは初めてだった。
うるさくしてなんかいない。という自負がある。壁の薄い家に一体何年暮らしていると思っているのだ。小さい頃から言えばもうそうね・・・20年くらいは壁薄部屋に住んでいる経験値。
敏感すぎんじゃねえのじじい。まあいいや。

 そして金曜日、
夜にテレビを見ていると、
突然隣のドアが空いてじじいが飛び出して、僕の部屋の前をすばやく、うろつき、何か言いたげな感じをかもし出し、部屋に帰る。
西條「なんだ・・・?あの野郎喧嘩売ろうと思ってんな」
そのうち来るだろう。間違いなく。でも僕はうるさくしている気がサラサラ無い。むしろ気を使って生活しているつもり。だからね、カチンと来たんだよね、この夜。
自分で維持している快適な生活を邪魔する奴は何よりも許せん。ストーカーもそうだったが。家にいて落ち着かないってのは気に食わないよね。まあこのおじいちゃんもそういうつもりで来ているんだろうけどもさ。でもうるさくなんかしてないけどなあ。

 で18日。風呂から上がって一息ついて、
窓を見るとじじいの影が見える。

あ、来るな。

パンツを履いておこう
タバコに火をつけた、瞬間。
ドカ!
じじい「コラ出て来いこの野郎!!!」
西條「こんのやろーーーーーーーーー!」
ガラッとドアを開けた。前に見たじじい。内装の人だと勘違いした新隣人。
じじい「てめえ今2段ベッドから飛び降りたろ!」
西條「ウチには2段ベッドなんかねえよ!」
時刻は午前1時。
それから延々と1時40分まで口論ですよ。
カッとなっているじじいはぎゃーぎゃーと俺は今の衝撃音で飛び起きたんだ毎日夜中までバカスカ騒ぎやがってとかなんとか。
こっちはこっちで記憶に無いことだし、静かに過ごしている自負を曲げる気は無い。
ていうか人の家のドアを蹴っ飛ばすとはなかなかいい度胸だ。受けて立ってやる。
じじい「大体昼の笛だってうるさいのに夜中までやられたんじゃかなわねえんだよ!」
西條「笛はこっちも困ってんだよ、今はそんなの関係ないだろ!」
僕の住む家の向かいの家が昼に笛の練習を始めるのだ。
じじい「え?あんたが吹いているんじゃないの?」
西條「吹いてねえよ、あそこの家だよ。こんな隣で笛吹いたんじゃあんな音はすまねえぞ!」
じじい「そうか・・・」
沈静化し始めた。カッとなる人間は省みる瞬間を与えると一気に沈静化する。
しかし僕のほうはカッとなっているのではなく、カチンと来ている。怒りはそうそう収まらんぞ。
西條「大体なんかあったらドア蹴るんじゃなくて窓コンコンとか叩けばいいじゃねえか、俺だって話せばわかる人間なんだよ!」
じじい「俺だってそうだよ!」
そこら辺から会話が変になっていった。
じじい「昔は俺も庭付きのでかい家でクラリネットを吹いていた」
とか。あんまり関係の無い話に発展。
じじい「もうここには住めねえ」
西條「いつ引っ越すんだよ」
じじい「いやいられるならずっといたい」
引越しは金が掛かるので多少僕も沈静化した。
じじい「いや、急に来て悪かったよ」
西條「今度来るときは窓コンコン叩きなさい」
じじい去る。
どうも笛が最大の原因だったらしく、昼間うるさく僕がしているから夜もうるさいのは僕だと思ったらしい。でも2段ベッドなんかウチには無い。上の階の人なのだ。明らかな勘違い。僕が引く理由はやっぱり一切無かったわけで。
振り返ると彼女が笑いを堪えている。
そうね、わらっちゃうよねえ。

 次の日、ドア前でばったり出くわしたじじい。
じじい「いやあ、昨日はすまんかったねえ」
西條「もういいよ、何かあったら落ち着いて言いに来てください」
そんな感じでさっきもじじいにあった。
なんかすっかり打ち解けてしまったお互い。まあよき隣人てことで。今後もよろしく、まだ多少僕はイラついてますけどね。歩いたり座ったり電話で話すたびに怒られたんじゃたまらないからね。言いがかり付けられたりしちゃあさ。

 で昨日はリトルシアターに映写テストに行く。
思った以上に低音が響くのと、高音を立てると一気にノイズが載ってしまうことが判明。
う~ん、この期に及んで自分の未熟さを知る。しかし上映日は待ってくれない。家に帰り、音楽の低音域を切る。ナレーションの低音も切ろう。これでなんとか。

 やっぱり映画は最後の最後まで奥が深い。手の内にあると舐めてかかると大変なことになる。
でもそれを知るには舐めて掛からないといけなかったりもする。頑張りますよ、今週末まで。
島村君や石川さんヨッシーなどが一生懸命当日の流れを計画している。僕は映写テストで思わず躊躇した。大丈夫なんだろうか、みんな楽しんでくれるだろうか。楽しませられるだろうか。いやいや、ちょっと待て西條。弱気でどうする。出来る限りの事はやるつもりなのだ。やってきたつもりでもあるし。見てくれた人に届かなかったとしても、不誠実に努めてきたわけじゃないだろ。
引くわけにいかんのだ。うおーーーー!叫びたいが口を大きく開けると顎が痛い。

2005年09月24日

雨が降る様子。

西條です。
只今深夜の1時過ぎ。本日は上映当日であります。
台風が近づいていると言うことで、雨になりますね今日も明日も。
雨とはかなり相性の悪い僕なので、どうなるのやらとにかく不安でいっぱい。
沢山のお客さんに来てもらえないだろうかと思っているのだが、思い過ぎて満員で入れなくなったらどうしよう、とか考えたり。しかし前回もそんなこと考えて結局スカスカであった。今回はそれよりは多く見に来てもらえるはずだと思いつつも、外の雨音が聞こえるくらいスカスカだったらどうしよう、ともすればそっちの方が容易に想像出来る傘マーク。
来ます?雨降ってますが、雨にも負けない、いい作品なので是非観に来てください。

 今回の上映も
いろんな人の協力でここまでたどり着いている。
なんせ金の無い輩が運営するわけだ。協力無しでは何も出来ない。
滞りなくなんて難しいが、アットホームというより、和やかに穏かに進めばいいかなとね。
雨と言うことで、焦ったり溜まったりするとイライラが募りやすくなります。
譲り合い、そして時間に余裕を持って上映に臨もう。ていうか降らないかもしれないしね。

 先日の映写テストで低音の響きがかなり来ていると感じ、
急遽、低音を切る作業を始めた。せめて音楽だけでも低音を切っておきたいなあ、
と始めたらやはり柏木君の声の低音部分も切らないわけにはいかんとナレーションに手を出しはじめ、
篭っていそうなところは全部切るか、と医者シーンとかも低音切ったりしていたら
結構時間がかかり、最終素材を吐き出したのは、昨日だった。ギリギリな作業だぜ~
でもこの作業のおかげでタナボタった。
後半のセミの音がいい感じに聞こえそうなのだ。
後半のセミはものすごくうるさく、なんとか周波数を調整して切ろうと思ったが、なかなか出来ず、四苦八苦した。今回は低音が強く、高音のノイズを切ってくれる劇場の再生環境なので、切っていたセミを復活させ、セリフをなるべく聞きやすい方向に持っていけると踏んだ。つまりエフェクトを微妙に外したのである。
うまくいくかは当日見てみないとわからない。
最初の回はもう最後までドキドキ感覚である。

 今回はなるべくいい環境で皆さんに見てもらいたいという意向でリトルシアターでの上映を決めた。
音や画だけではなく、椅子に座って尻が痛くならないとか、前の人で見えずらいとか、そんなことのないように、とね。補助席や立ち見のお客さんにはそれが当てはまらないので、なるべく立ち見はさせないようにと少し収容限界人数を減らして設定している。それでも見たいと言ってくれるグッと来る人は是非見て欲しいとなんとかスペースを開けてみるつもりだ。そんなグッと来る瞬間に立ち会えるほど大混雑にはならないでしょうが、そんなことを夢見たりするのは勝手でしょ。台風に中央区まで吹き飛ばされて、どうせなら映画でも見ていくかという感じにならなんかな。
まあとにもかくにもですね。
ついに西條組新作「恋鎖」は上映を迎えます。
僕ら製作者には一つの区切りですが、作品と観客の皆様にはこれがスタートですね。
これからどんな風に流れてゆく映画なのか、今日から楽しみです。 

2005年09月26日

ご来場ありがとうございました!

西條です。
西條組新作「恋鎖」
9月24日、25日の2日間、
八丁堀リトルシアターでの上映にお越しくださいましてありがとうございました!
2日目の初回は満席となり、嬉しさ半分、焦り半分でてんやわんや。
補助席のとくに後ろに座った方は多少見づらかったかもしれません。
無理やり前に椅子を作ればよかったなあと後悔しています。ごめんなさい!
関係者の方は自主的に立ち見になってくれたりといろいろ気遣わせてしまいました。
感謝しています。どうもありがとうございました。

 24日、
僕ら西條組は劇場入り時刻の2時間前に駅前のデニーズに集合。
練った計画で運営を滞らせないように伝達と備品の確認をしていざ、向かう。
到着し、リトルシアターの方と共にIN
準備の時間があまり無いのでいっせいに分担場所に散らばる。
大学の先輩である飯野さんが織り込みに来て
松田さんや石出さんとともに企画した映画の宣伝チラシを織り込んでゆく。
島村君があれよこれよと考えた上映運営は滞りなく、いい感じで進んでいきました。
まったくトラブルが無い。あるとすれば、僕の心境が穏やかでないことくらいか。
ドキドキであります。
もうお客さん来てるよとか言われ、開場開始。
トントンと入ってくるお客さん。
そして上映開始。

 西條組新作「恋鎖」は
1時間30分位の作品で自主映画としては結構長い。
劇場の空調があまり効いてないな、これはやばいぞ。と奥のほうからなんとか風を送る術をあれよこれよと考えては音を立てないように試したり、したんだけどなかなか上手くいかない。弱った~
上映後、お詫びをして舞台挨拶に入った。後で聞いたらそんなに熱くは無かったと言われて良かったんだけど。僕らの気持ちが焦っていて余計に暑さを感じてしまったんだろうかしら。
しどろもどろもで終えた舞台挨拶。
続いて2回目が始まる。
この日はそこまでお客さんが来なかったので、スカスカな感じだったがその分来てくれた方々にはゆったりと見てもらえたと思う。スカスカなワリには西條組作品の上映では新記録を樹立。樹立ってのもどうなんだろうね。でもそれだけでかなり僕はうれしかったのだ。盛り上がったまま帰る。スポンと寝て起きた次の日、早起き。スポンと目が覚めた。
PCメールを開いたら昨日来てくれた大学の同期が「すごく面白かった」と。
感動ですよ。感動してグッと来てしまう。この映画作ってよかったなあと。

 25日の初回。
関係者の関係者が結構来る情報は掴んでいたのだが
それでも満席にはならんだろう、とどこかで思っていた。が、満席になった。
一応補助席を最初から設置しておいたことが功を奏し、出演者やスタッフで見に来てくれた人が
自主的に席を開けてくれたりしてまたグッと来た。コンタさん日比野君ありがとう。
主要出演者の面々はすでに舞台挨拶に慣れて流暢にしゃべりやがる。いいなあ・・・僕は結局最後まで慣れなかった。舞台慣れってのは全然出来ないよねえ。
2回目の上映もそれなりに入ってもらえた。意外な人が観に来てくれたり。
最後の舞台挨拶とあって少し長めに話した。
がしかし
何話したかあんまり覚えていない。初恋のエピソードだった、かな?
僕は最後まで緊張しまくっていたが出演者、スタッフは落ち着いていて助かった。
いやあ、ほんとに皆さんお疲れ様でした。リトルシアター様ありがとうございました。
そして劇場に足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました!
「恋鎖」はやっと第一歩を踏み込むことが出来ました。これからも「恋鎖」をよろしくお願いいたします!

 上映後、飲み会を終え、
祭りの後のような寂しさを感じつつ、僕らはそれぞれ家路に。
上映用の備品、アンプやら看板やらミキサーやら手に持ってでかいリュックを背に。飲んだあとなので重い!
終電はギリギリ。やばいなあと駅員に聞く。
西條「荻窪まで行きたいんですけど」
駅員「えっとね、これに乗るとダメだね。だから反対方面に乗って東西線に乗り換えて中野まで行ってJRで帰ってください」
西條「JRはまだ電車あるんですか?」
駅員「あるでしょ」
乗り換えるためになるべく前の方にいた方がいいよ。と親切に教えてくれた駅員さん。
みんな親切だなあ。今日はみんな親切だわさ。
終電は穏やかで座席に座った僕はアンケートなんぞ見た。
この作品はなるべく端的に感じてもらいたかったので感想を書き込める用のスペースは作らなかったのだが、裏面に書いてくれた人もいて、こうやって読むと、作品がその人の今日の出来事の一端に成ってくれてるようで。明日あたり見てくれた人それぞれの話のネタになってくれないだろうかと思ったり。
皆さんとても真摯にアンケートに答えてくれて、余計はお世辞も気遣いも何一つ感じられない。すごくタメに成る、今後に繋がる、いいアンケートだった。またそれをもたらせたのは作品以外の何者でもないなとつくづく、挑戦的なものを作ると真剣に向き合ってくれるんだなと実感。これは間違ってなかったなとね。
中野で乗り換え、アンプが重いが足取りは軽い、久しぶりに履いたブーツも痛くない。
上映初日より荷物が増えているけど、僕らはそれぞれの「恋鎖」を土産に持ち帰ったらしく、
今後の足取りを支える力を手に入れた。
「恋鎖」はこれからも機会を作って上映をしていきます。見るたびに面白くなってゆくこと請け合い!
いやホントなんですよ~
是非また見てください。今度は他の作品と同時上映したいと考えていまする!

2005年09月28日

ゆっくりとする

西條です。
先日の上映で記入していただいたアンケートの集計結果をまとめました。
「恋鎖」ページに載せてありますので、宜しかったら是非是非。
でもみんな映画が好きだね。昔の映画から最近のまで。これが面白いという作品を持っている。
知り合いなどが記入してくれたようで、
好きな監督は?=西條
好きな作品は?=恋鎖
好きな役者は?=生野零士、石川美帆
といったものもありました。好きな作品は?=恋鎖
ってのはなんだかうれしいものですよ。グーグルで検索すると、AVばっかり出てきますけども。
そんなわけで上映も一段落し、ゆっくりと久しぶりに過ごした。
なにをするわけでもないこの日がなかなかいいもんだすよ。

 出演者やスタッフなど、
きっと呼んだお客さんに「恋鎖」の感想を聞いているんだろう。
僕もちょっと聞いたりした。
一番共通しているのは90分にも関わらず、長く無い。
と言う感想。これはうれしいですね。
そして次に多き感想=難解だ。
難解。しかしここが難解だという箇所は人それぞれで全然違う。
あんまり書くとネタバレしてしまうのでうまくかけないのだが、
ラストとか。中盤とか、本当に、そうなったのかどうか、とか。
そんな感じ。実はいろいろ説明しているシーンもあるのだが、カットしているのだ。
国民的フリーターのくだりとかね。その分難解になったのかもしれないが、その分難解な面白さも出たと思います、あんまり説明しすぎると面白くないですからね。一応、僕の感覚だと。
またこの作品は、いや、この作品にのみならず、西條組の作品は
ストーリーやテーマを押し付けることをしないようにしています。
こんなことがあった、的なアプローチを心がけており、映画は誘発剤だと思うので、
作品を見た時、その真意に正解はありません。つまり見た人それぞれの感想がその作品の全てであります。だから監督の僕が何をどう思って作ったとか、出演者が何をどう思って演じたか、なんて
そうやって臨んだだけの話であります。
僕らの話を聞いて、そうか、じゃあアタシは見方が間違っていたのね、とか思わないでくださいね。
思っている人なんかあまりいないかもしれませんが
たまに映画の話しているとそんなこと言う人がいるんで、そんなこと全然無いんですよ。

 まあそういったわけで、
西條組新作「恋鎖」はやっとのこと上映を終えた。

第二回上映を計画しています。
やっぱ楽しかったからね。そしてこれを気に今までの作品も同時上映していきたいと、
本当に思っています。「そして、一人きり」なんて上映するにはいい季節になってきたし。
「アスリート」も秋の映画なんだよね。

 そんなわけでまた1から出発進行だ!・・・
その昔西條組は「0からの西條組」であった。
僕らも8年の歳月を経て、1からとか言えるようになったんだのう。感無量だ。
時間掛かり過ぎか・・・

新作は「恋鎖」テイストではなく「トレンディ・フォーチュン・イン・ジャパン」テイストです。
止めないでよ~

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