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バックドラフト

西條です。
昨日火事がありました。
家の近くで。
時は深夜1時過ぎ。
僕は編集を終え、シュルシュルと眠りにつくべく布団に入り、布団を掛ける。
電気を消して、しばらくカッティングのことを考えていると、遠くからサイレン。
乾燥した季節に火事はつき物ですね、とウツラウツラ。
サイレンは家の近くで止まった。音は1台。
小火かな?乾燥した季節には小火がつき物ですね。柿も燃えたら余計に赤くなるかしら。
サイレンの音がもう1台、もう1台、もう1台、もう1台、もう1台、もう1台、もう1台、もう1台、
何台来るんだすか!?
そのすべてが家の近くで止まる。
小火じゃないぞこれは。。。

 が、僕はそこで躊躇した。
ここで飛び出したら、野次馬だ。。。飛び出したいんだけど。
それに、眠い。
小火じゃなくてもそれほどの火事ではないだろう。
しかし窓の外でおばさん達の声が聞こえる。言ってる事は良くわからないが、なんか不安げな声。
う〜ん、おばさん達の間に入るのも嫌だしなあ、
そのうち無線みたいな音が聞こえる。
どうやら僕の住むアパートの前に司令部の消防車があるようで、なにやら深夜にもかかわらず、
拡声器で何かしらの支持をしている。
がしかし、はやり僕は眠い。僕の家自体が燃えているわけでは無いし。
そんなわけでおやすみなさい。

 次の日。
朝食にはテレビがついて、いてほしい。
すいっちおん。。。砂嵐だ。
なんすか、砂嵐っすか、先進国なのに。
また昨年の電波障害事件再発なんではなかろうか、
僕の家は大きな建物が電波を妨害しており、昨年電波障害を起こした。おかげで原因のわからなかった僕は新しいテレビケーブルを家電のコジマで購入して無駄な出費をしてしまったのだ。
まったくもってけしからん、大家に言おう。
洗濯ついでに大家のドアを叩く。
西條「あの、すいません、また電波傷害起こしているようなんすけど」
大家「違うのよ、昨日の火事のせいなのよ」
大家曰く、
昨日の火事が元で、ここ一帯、テレビ電波がうまく供給されなくなっているらしい。
そんなことってあるのかねえ。
大家「なんせ昨日の火事はすごかったからね、全焼よ、角の〇屋さん」
西條「角の〇屋さん?。。。!」
大家曰く

 昨日の深夜、
西條の住むアパートから1、2件隔てたところにある〇屋さんから出火し、
〇屋さん全焼。住んでいるご主人は窓から飛び降りて足を骨折、奥さんは真っ黒になりつつも飛び出し、買っている犬は1酸化炭素中毒でフラフラ逃げ出した。
消防車は総力を結集した軍団状態で到着。レスキュー隊到着。
西條の住むアパートの前が司令部と成る。
消火作業は難航し、道路が30メートル先まで真っ赤に染まり、パチパチと燃える音が僕の部屋を超えて近くの高校のグランドまでも届いていた。ガス漏れ発生の兆候があり、一時周囲に緊張が走る。消火作業は深夜3時頃まで続き、炎は隣家を少しかすめた。〇屋さん全焼。放水車の容赦無い水攻めに全てが沈んだ。
との事らしい。マジっすか!?

 見に行こうとしたら、通行止め。
見に行けない。冬の空はいい天気で青い。
そんなわけでテレビ電波の復旧はもうちょっと掛かるようだ。

 通行止めされた火事の現場以外は
普段と変わらない穏やかな午後。洗濯物を干しつつ一息入れて改めて少しショックを受ける。
〇屋さん。〇は内緒。
自営業の〇屋さんは通りかかると真面目に仕事をしている。
家は大きくないが、昔ながらな雰囲気がこの街の文化を象徴している。
僕はその雰囲気を少し拝借しようと何年か前、8ミリカメラを回した。
朝、人もまばらな道路から、〇屋さんの看板を撮影。
それはそのまま「そして、一人きり」のエキストラカットになっている。。。
〇屋さん、ローン残ってたかな。

 タバコを吸いつつ編集開始。躊躇するのがシャクだ。

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2004年12月14日 11:14に投稿されたエントリーのページです。

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