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小林さんは怪しい

西條です。
いい天気でしたね。東京は週末雨が多い。
それには理由があるそうです。その理由はまた今度ね。
西條組新作「恋鎖」
本日は高野さんが川で黄昏ているところに
小林さん扮するスキンヘッドが話しかけてくるシーンの音編集。
音編集と言いつつ同時に画も編集しているわけで。
ここのシーンは結構大変なのです。

 なぜ大変なのか、
それはオッケー素材にバレものが写っているからなのだ!
なーんかこの映画そんなこと多い、誰だ!カメラマンは!。。。
まああれですよね、日差しが強いと液晶画面て見づらいですよねアハハハ
そんなわけでここのオッケーカットのバレものは録音を担当していた星野君の頭なのだ。
高野さんとスキンヘッドが相対しているのを少し遠めに写したカット。
星野君のヘッドフォン頭がすっっっぽり画面の端に写っている。
どうすればいいのさ、これオッケーカットで芝居も一番いいのに。。。

 西條は考えた。
最近2ギガで9分取り込めるから60分で何ギガ使うのかを考えて
頭の回転を確認しようとするくらい老化現象に自信がある脳ミソで考えた。
ズームすればいいじゃん。
いやいや待て、画面を荒くしたくないよ。
そのカット使わなきゃいいじゃん。
いやいや、そんなさっぱり出来るなら悩まんよ。このカットをなんとしても使いたいのだ。

結論が出た。
作品全体を揺るがすごまかし方だが、これでいこうと思う。
そんなわけで完成したらどうやってごまかしているか見に来てください。なんて完成するまで覚えていてくれるだろうか。再三書こうっと。

 小林さんは漫画家で
バイト仲間のバイト仲間。つまり友達の友達だ。みな友達だ。
シナリオを書いているときから小林さんには出てもらいたく、スキンヘッドの役を作った。
いや別に不必要な役ではなく別にスキンヘッドで無くても良いって意味さ。それをあえて役目も「スキン」という役名にしてシナリオを小林さんに渡した。
小林さんは映画好きでロッキーなど大好きだ。一本槍。現場にも真剣な面持ちで現れた。
西條「よーい、スタート!」
で始まる高野さんとスキンヘッドの芝居。
何回やっても小林さんの位置が芝居中ドンドンずれていってしまうので
テイク5くらいにはこっちが思わずふってしまったり。
そんなこんなしていてテイク10まで撮った。
NGの理由は位置がずれた、僕が我慢し切れず、などで芝居のNGは無い。
どのカットを見ても小林さんの演技はさっぱりずれていない。
実は小林さんは前日、考えに考えて、このセリフを言うときは、こう動く、と事細かにあらゆるスキンヘッドパフォーマンスを決めていたらしい。そうしないと不安だったらしい。僕は役者経験はほとんど無いのでわからないのだが、最初はそうでもしないとドキドキして眠れないらしい、柏木君が言っていた。
そんなもんなんだねえ。なんてその場では思っていたが、それだけこの作品を相手にしてくれているというのはやはりうれしいもんだなあとしみじみ今になって。
でもセリフに関しては間違っているところが多々ある。
それがまた良くて、やはりテイク10がいいのだ。

 ここの撮影現場は
小林さんのバイト仲間、友達の友達に教えてもらった、みな友達だ。
保戸塚君に車を出してもらいロケハン。
まあ車で行った方が遠いところである。
ロケハンした時に決めていた撮影場所に当日行ったら入れなくて急遽当日再度ロケハンしたりした。
まあとにかく撮影は内心シッチャカメッチャカに進み僕はいっぱいっぱいでやっていた。
う〜んあれから考えるともう3ヶ月くらい経つのかな。はっや〜い!
そろそろ正月のモチなぞを心配する季節だ。心配したことは無いが。

 小林さんの怪しさに見入りつつも編集は進む。
祥子さんが柏木恋しさにちょっと狂ってしまいそうになるシーン。
ここにインサートで柏木君カットがチロチロ入る。なかなか難しい。
こんなところは結構難しいのだ。
なんせ切るタイミングが完全に自分のいリズムでしかない。
セリフや決まった動きのあるものは切るタイミングがあるもんなのだが、心情表現で動きの無いカットにインサート殺法は早いとなんだかわからなくなるし、遅いとタルタルになってしまう。
同じく、高野さんが祥子さんを遊びに誘うシーンのちょっと前のシーンも非常に大変であった。
なんせここはシナリオにない。撮影もしていない。。。

 祥子さんが吐いて、落ち込んで、次のカットですぐに遊びに行く、
ことになっていたのだが
それではいくらなんでも高野さん、高野さんらしくないぜ、ヘイユー、らしくないぜ。
なんて思ってしまったからさ。仕事している高野さんと、カットを始める前で動きが止まっている高野さんのカットを継ぎ足して作ってしまった。パソコンだからなせる業である。1回しか撮っていないカットを何度も使い回すなんてね。
金輪際ヤルマイ、といつも思うのだがいつもやっちゃうのよね〜
でいつも実力不足を痛感するのよね。これプロだったら通じないもんな多分。

 まあそんなわけで困ったときのデジタル頼みも成功し
高野さんのシーンも半分は終わった。ミドリさんのシーンはこの前プロジェクトが破壊されてすっかりなくなっている、また1からやり直しなので先は長い!いい秋になりますように。

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2004年11月04日 07:18に投稿されたエントリーのページです。

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