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「ブリュレ」&「2046」

西條です。
今日は西條組前作「アスリート」で軽快なフットワークと演技力を発揮し
皆を引っ張った赤間さんに誘われて「ブリュレ」の試写に顔を出してきました。
「ブリュレ」とは
インディーズムービーフェスティバルの第三回グランプリ作家の林田さんが
渾身の力を込めて監督しているインディーズ映画です。
この夏、僕が西條組新作「恋鎖」でしっちゃかめっちゃかになっている時、
同じようにしっちゃかめっちゃかに頑張って撮影していたようで東北で。
スタッフ多くていいなあ。まあ援助作品ですから。完全な部外者の僕でしたが
赤間さん曰く、外の人の意見を聞きたい。とのことで。な、なんか言わねば僕!
まあ考えることはそれほどなく率直に画面が綺麗だと言いいました。
試写といっても断片的に監督さんのおそらくお気に入りの画をつないでいるのだと思うのですが、
それをつないでいる大体15分程度のものでした。なのでストーリーは全然わからなかったのですが、
なかなかいい画でよく撮ったなあと思わせる。非常に興味が湧く映画でした。
編集でどこまで独自性を出してくるのか、またストーリーがすでに独自性に飛んでいるのか、
とにかくある程度は面白い作品になるんだろうと思わせる手馴れた印象を受けた。
公開したら観に行こう。
あ、その前に2月から冬の撮影があるらしく、僕も西條組新作「恋鎖」が1段落しているはずだろうから
手伝えるかもしれない。1段落しているはずなんだ「恋鎖」!
そんなわけで赤坂見附でいろんな出会いがあり、皆さん頑張っているなあといい刺激になった。
みんな映画が好きだなあ。
見附で降りたことがあんまりなかったのだが非常に綺麗な場所で、歩道橋からカメラで撮ってる人もいるくらい。東京は綺麗だと思うよ。特にこれから空気がキリッなるのでね。

 そんな感じで「ブリュレ」を見る前に。
ウォン・カーワイ監督とニー・レオン主演、「2046」を見てきた。
「2046」製作に5年を掛けた話題の作品。僕はカーワイが好きなので、非常に楽しみにしていた作品だ。この5年でいろんなことがあった。「花様年華」ってそんなに前だったか。
で見た見た「2046」
一言で言うとそんなに面白い作品ではない。
ただ僕はカーワイの作品が好きなのでかなり面白かった。
「欲望の翼」「花様年華」
この2作品を踏まえた作品だった。
「欲望の翼」でカリーナが演じたミミが登場する。カリーナで。ふけたね〜カリーナ。あすいません。
そのうちトニーは「欲望の翼」のラストシーンで演じた役に近づいてゆく。
マギーが出てくる。「花様年華」がトラウマになってくる。
見終わっての感想は、意味がわからん。。。
でも思い返してつじつまを考えるといろんなことがわかってくる。
人によっては「2046」をどんな象徴に置き換えるかで解釈が違ってくるんだろうから
この映画はその人それぞれの映画としてちゃんと成立しているようだ。

 話題のキムタクだが
いいっすよ、キムタク。相変らずおんなじ演技しか出来ていないが、唯一わかりやすい。
キムタクが出てきて安心した人々もいるはずだ。それに誠実に頑張っている。ちゃんと頑張っているよこの人。全然鼻につく感じではない。
キムタクのことよりも、チャン・チェンの登場シーンが激烈に少なかったことにびっくりした。
台湾の人怒るんじゃないか?あれじゃ。エドワードなんか言え。
そしてものすごい分量でチャン・ツィイーとトニーの絡みが出てくる。そんなにいらないよね。
小説家トニーが今まで出会った人々を自分の小説でアンドロイドとして描いたりする。
ってーことを思いつくカーワイになんとかくぽっかり空いた穴を見たような。。。
この映画の撮影は中断の時期が長く、監督の体調不良と言われているが、本当にそうなのかは謎だ。この間にレスリーとアニタはいなくなった。
映画が始まっていくらかしてなんか向こうから聞こえる音楽。聞き覚えがあるな。。。
ルルの役名でビクッとした。それからしっかり「欲望の翼」の音楽が流れた。
僕はファンですから、震えたね。一緒に見ていた観客の方々も泣いている人がいるようで、
音でわかった。そうだよね思い出さずにはいられないよなあ。
それからしばらくして観客も帰る人が出てくる。それも音でわかる。
そうだよね、この映画長いよねえ。。。終わる気配がさっぱり無い。
でも最後にフェイ・ウォンから「話を書き換えてくれ」と言われ
そのままずっとフリーズするトニーには、グッと来た。そんな時はあるもんだね。意外にもね。
自分のことは自分が一番良く知っているなんて嘘だ。

 そんなわけでファンにはお勧めなんだが
そうでない人には全然進められない映画である。
ただ、うまいよ、相変らず、全体じゃなく撮影の仕方や捕らえ方が。この程度で良いって感じでフレーム切っている。ためになるねえ。

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2004年10月28日 08:31に投稿されたエントリーのページです。

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