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2004年10月に書かれた日誌

2004年10月02日

馬が振り向く

西條です。
現在世界タイ記録まで後一本のイチロー。すごいねこの人はホントに。
パリーグのプレーオフも面白いし、このところ野球は非常に盛り上がっている。
まあ何が言いたいかというとダイエーの松中が三冠王を取ったことも忘れないでねってことさ。
そんなわけで編集編集。
高野さんと祥子さんが田舎に遊びに行くシーンの編集をそれこそしょっちゅうしているんですがね〜
うまくいかない。だんだん仲良くなって行くってシーンで前に編集したときに結構段階をつけたな、
と思ってたんですが見返してみると段階があんまり無い。
いい感じのカットがテンポ良くつながっているだけだ。
テンポ良くしたおかげで伝わりづらくなっているんだなと思い、これはいかん、脱テンポ宣言だ。
第一なんで仲良くなろうとしたのかの動機がいつのまにか曖昧になっている気がする。
通してみてみるといろいろわかってきますね。ホントこの映画はテンポではなく雰囲気重視の映画なんだなあ。しかし尺をなんとか短くしたい〜
カットやシーンをどんどん無くしていかなければならないわけです。
しかしこれは本当に大変な作業なわけですよ。ポテトサラダのシーンはもう削除です。電話のシーンも無くしたほうがいいかな、まあいいや高野さんと祥子さんが仲良くなるシーンの編集を速くやってしまわねば。

 このシーンの撮影は大変であった。
前も書いたがいろんなところに行った。段階を見せるためにいろいろ場所を変えて撮影をしているわけだ。
その中の一つのロケ地に青梅の鉄道公園がある。
ここはもう動かなくなったSLを展示している場所で煙を吐きながら走っていたSLがドカドカンとメロディペットと共に置いてあるのだ。偶然にも見つけた面白ロケ地である。まあロケ地と決めているのはこっちの勝手なんだが。横にニャロメの生みの親の記念館もある。
 高野さんがメロディペットにお金を入れてまたがりだしたので、
カメラを回し始めた。しかして高野さんと祥子さんは楽しくパンだのメロディペットで癒し系の速度を楽しんでいるのだが、すっかりカメラ目線で僕に話しかけている。撮っているのが曖昧だったからしょうがないのだが結構絵になるカットなのでなんとか活かしたいなあと目線のそれた瞬間を狙ってタイムラインに入れ込んだ。青梅方面に撮影に行った際、車や施設での時間が長かったのでなかなかタバコを吸えるタイミングが無く、ここでやっとスモーキン出来た。喫煙者には難しい世の中になっているのであるこんな田舎でも。
 青梅方面に撮影に行く際、運転手を佐久間君にお願いした。
佐久間君は気さくでいい人なので快く引き受けてくれたが、運転中祥子さんが持ってきてくれた
キノコの山をほおばると信号が見えなくなるという、シャレにならないこともよくしてくれた。
いやなかなか面白かったんだが。後ろの高野さんがしょっちゅう「信号ですよ!」と言っていた。
考えてみると助手席の僕も信号に気づかなかった。僕もキノコの山を食べると危うい人種なのかもしれない。
 この日は帰り道ですさまじい豪雨に見舞われ、最後まで無事に帰れるかドキドキだった。
撮影してないときだけ雨が降るというまったくひどいタイミングだぜ。でも鉄道公園ではいいカットが取れたので満足だ。ゴミがうつっているのは目線と一緒で目立たないところを探りつつ。

 何度も書きますがこの映画はテンポを重視すると面白い作品にはならない。
何度も書くのは書かないとすぐに忘れてテンポ重視になってしまうと思うからだ。
何度も書きますよこれからも。
HPには掲示板が付いた。皆さんなんでも書き込んでください。
織田裕二が新しいゆうパックのCMをしています。
日本郵政公社はかなり本気であるようだ。しかしせっかくの織田裕二なんだからもっと織田裕二を目立たせるものにしてほしいね。あんなにテンポ重視のものではなくておっとまた書いちゃったぜ。
まあともかく、織田裕二のイメージはゆるぎないものがある。昔のAUのCMみたいにミドルテンポの落ち着いたものの方がゆうパックリニューアルが伝わるんじゃないかな。これじゃ少し流されちゃうぞ。
と人の作品にケチを付け。ケツ付けついでをもう一つ。
「デビルマン」が完全実写でついに映画化ってこれどこが完全実写化なんだ。
いや人のことはいいから自分の作品をなんとかしなけば。

2004年10月04日

秋雨止まず

西條です。
寒いっすね、寒いっすよ。
なんかあまりにも寒くて電気ストーブつけてしまいました。
足元寒い〜
パソコンデスクの下においてあるので、後ろのコード類がクニャクニャにならないか心配ですが、
足の寒さにかなう心配ではないようで。カンカンにあったまって編集しています。

 今は再び喧嘩のシーンをやっているのですが
相変らずここも短くするのが難しい。しかしここは短く、というか、飽きずに見せねばなるまい。見せねばやばい。
前回「アスリート」で少し失敗したなと思う喧嘩シーンの教訓は、喧嘩の後にいったい何を掴んだのか、があまりよくわからなかった、というところだ。なので今回はしっかりはっきり意味を持たせている。
その最中も、その後も、だから普通に切ればそんな失敗はしないだろうと思っているものの、
はやりアマチュアなんで迷いますね。今回の喧嘩シーンはジャンプカットをまったく使わないのがコンセプトの一つだ、と自分で決めたので撮影の最中もハコビを全て手取り足取り、前日に練習などもしてかなり丹念にしてみました。
 しかしながら、僕のイマジネーションだけではここまでが限界ですね。
なかなかスピーディーなものにはなる気配が無いのはスピーディーは動きを付けていないからなんだが
部屋の中でバック転するわけにもいかないので、環境的にも実力的にもこれはこれで限界である。
あ、なんか自信の無さそうな文章だな。いやそんなんじゃなくて
用意できた環境をフルに使うことが出来たってことさ。
まあ上がりをお楽しみに。

 ここは祥子さんと高野さんのお友達の拓真君が
挙句の果てに喧嘩する設定で、撮影中役者の怪我と騒音と部屋の壁に傷が付かないかと本当にこの段取りで面白くなるのかで不安がいっぱいであった。不安まみれで撮っただけあり、見てると不安になってくる。なんでかわからんが。
殴られて血が出たりするわけで、
血のりなんかを口に含んでもらったりしたが、血のり初体験の祥子さんはかなり血のりがお気に召さないようで、「まずいまずい」を連発していた。まあ飲み物ではない。拓真君は血のりを口に含んでも全然歯に血が付かず、筆で前歯に塗ったりした。
殴られた後の傷なんかも作った。僕が血のりとアイシャドウで作り絶賛を浴びた。われながらすばらしい出来ではあった。さすがだな僕は天才かもしれん。と自画自賛。
だがスタッフもいないので段階をつけることは出来なかった。う〜ん、残念、
スーパーコンピューターが一つ家にあってもロケットはやはり飛ばせない。
それなりのコンピューターが10台あってそれなりの人々がいれば、そっちの方が宇宙を狙えるのだ。
まあ僕もスパーコンピューターではないからなんとかお互いに刺激し合える仲間をたくさん持ちたいと思っています。飲みとか誘ってください誰か〜
まあそんなわけで、部屋の中は暗い設定なので目立つ傷カットはほんのちょっとだ。
 この日は翌日の用意もあって一旦ロケ地から家に帰り、
再び戻ってきたのは深夜の3時くらいだったんじゃないかな。拓真君に車で家に送ってもらい、
荷物を運んでもらった。車中切々とお互いのことを話したが、拓真君もイカした人であり、案外ワイルド。それこそ話をもっとしてみたい人だ。役者さんは皆さんそれぞれに魅力がありますなあ。
次の日に高野さんと祥子さんが遊びに行くシーンを延々撮影したのだ。ほんとにぶっ続けで撮影していたなあ、よくやったもんだ偉い偉い。自分で言わないと誰も言ってくれないのでとりあえず言っておこう。西條、最高だぜお前。よし。編集頑張ろ。

 

2004年10月09日

台風ですか

西條です。
台風ですね。
先週も来ましたが今週もですよ。
ウチはボロアパートなので、雨が降ると上の屋根がものすごい音を立てます。
シトシト雨でもボタボタいって太鼓の乱れ打ちみたいな感じです。到底風流とはいえない。
テレビの音も聞こえない。
まったく困ったもんです、防音壁でもつくろうかな。

 そんなこととは別に、
西條組新作「恋鎖」はついに音の取り込みに入りました。
延々と取り込んで5時間。
その間録音機の監視以外に何もすることが無い。
素材のテープは1時間で統一しているので映画を見るのも中途半端だ。
秋らしく秋のことを考える。「栗ってディフェンスが硬すぎるな」と思った。
イガイガの中に硬い皮、木上になってるし。相当食べられたくない様子。だな。
なんてどうでもいいんですけどね。
そんなことを考えつつ、取り込みを終わり、いやまだ全部じゃないんですけどね。
飲みに行く約束があったので、飲みに行った。

 西條組にはレボリューション西山という
音楽活動をしている人がいる。西條組新作「恋鎖」でそろそろ音楽集めをせねばいかんと
思い、レボリューションとあうことになったのだ、それが発端で、
どうせ飲むなら人数の多いほうがいいかなといろいろさそったわけだ。
それなりに西條組新作「恋鎖」のメンバーやそれ以外に最近合ってなかった人などなど
来てくれてワイワイと飲んだ。
盛り上がってボーリングに行き、すっかり帰れなくなった我々は池袋で1夜明かし
久しぶりに青春して帰ってきた。若い頃はしょっちゅうだったが最近は夜勤のバイトをしているせいもあってか朝焼けの街を徘徊することはあんまりしなくなっている。
非常に楽しかった。また気が乗ったら飲み会を開こうね。
今回誘わなかった人々も含め、でっかく飲めたらと思っています。

 音の編集で早速ヤクザのシーンを編集した。
ここは2日目の撮影でヤクザ役の佐藤さんと、もりもっちゃん、そしてバイカー役の柏木君が連れてきた芸人さん、そして柏木君と、そんなメンバー&その後すさまじい働きを見せる島村君を含め、撮影を敢行。実はその日、僕は現場に1時間も遅刻した。
その理由は書いたっけな?忘れちゃった。
また書きたくなったら書きますが、とりあえずこの1時間の遅刻が無ければこの映画は作られていなかったと思われる。これは笑い事ではなく本当の話だ。しかし当の本人以外は話をしても「へえ、そうなんだ」くらいにしか思わないでしょうが当の本人が監督だからこの映画でもっとも危機的な状態であったわけなんですよ、よくよく考えてミー。まあまた今度ねそれは。
 このシーンの撮影場所は高架下で横を線路が走っている。東京らしくしょっちゅう電車が行き来し、
カットを切るたびに電車の通過音も切れる。が
DATで撮った音をツギハギツギハギしてまったく電車が通ってないシーンにしてみました。
通っていてもいいんだけどね別に。まあそれはガヤを入れる時に取捨選択できるようにしといたほうがいいだろうと。いや編集って面白いもんですよねホント。

 良くわかりませんがLにのみセリフが。Rにのみノイズが。乗ってます。
いつものプラグインパワーですかね。
右をミュートしてモノラルで書き出そうとしたが、やり方がわからず書き出せていない。
秋深し。まだまだわからないことだらけだ。ステレオだからいいってもんじゃないんだよね音ってさ。

2004年10月10日

すごい台風だったねえ

西條です。
いやすごかったですね。
僕は夜勤のバイトをしているので昨日、豪雨がもっとも激しい時、外へ飛び出した。
飛び出さなきゃいけなかった理由はただ一つ。バイト。
しかしもっていく靴下は2足。やる気はまったく持ち合わせていない。
そんな完全武装に透明な傘を差し、リュックを背負って雨の中バス停まで。
ものすごい雨で傘が役に立たない。靴は2分も立たないうちに浸水。
バス停近くの米屋は看板が今にもはがれそうでパコーンパコーンという金属音の恐怖が僕を威嚇している。程なく現れたバス。大雨にもかかわらず時間には正確。
大雨だから全然車が走っていないのだ。
そんなわけで乗り込みグシャグシャのまま席に。
窓から見える道は大洪水でライトの光がうねっている。
まっすぐ走っているはずなのに蛇行しているようだ。そのうちジャプンと行きそうだ。
バイト先で靴下を変えたが靴が濡れ濡れなので変える意味は無いことを知り、
バイト先の靴を借りて難を逃れた。近くのスーパーは全品半額でこの上なく贅沢なお食事もさせていだいた。

 そんなわけでこれから新しい台風はもう、来ないっしょ!
きっとね。台風一過のはずなのにあんまり空が晴れないのはなぜだ。
明日はなんと撮影だ。1カットだけ。いよいよ、終わってくれ〜撮影くらいはさあ〜

 西條組新作「恋鎖」の編集は
ただいま音声の編集。
急いでいるにもかかわらずゆっくり進行しています。
なんせね、素材が多いからさ。それにポータブルのDATと肩から掛けるDATでテープを分けているので、今手元にあるのはポータブルの中にあったDATばかりだからかなり撮影日をすっ飛ばして録音されている。こういった編集はとりあえず本編にあわせてではなく素材にあわせて進めていくほうがいいので、
この前ヤクザのシーンの音編集をしましたが、今日はナイフで切られるシーンの編集なんであります。

 ここの撮影は時間との戦いだった〜
バイト先のお友達のお友達で漫画家で今回スキンヘッドの役をやってもらった人。
その人のウチで撮影だった。
スキンヘッドが仕事を終えるのは6時過ぎ。その後古本屋で撮影、その後喫茶店で夜通し撮影、ってな感じのスケジュールを組んでいた。スキン邸から古本屋までは電車で移動なのだが古本屋の閉店後、1時間を利用させてもらうことになっていたので時間に遅れることは出来ない。
かといってこのシーンはホンの昼飯前的なシーンではなくちょっとしたイザコザを描いているシーンなのでなんとも演技的に難航した。
 祥子さんと由美ちゃんがイザコザしてナイフなんか投げたりするというまあ設定は簡単なんだがねえ。
祥子さんがナイフが飛んでくる事を覚えちゃっているので、来る前にしょっちゅうよけるのだ。で、結局それは本番になっても解消されず、編集で何とかごまかそうと。時間が無かったのが悔やまれる。まあいいや。
 撮影の用意をし終え、役者さんに声を掛けようと振り向く。
と由美ちゃんがメデューサみたいな髪型になっていた。怒りでそうなったということ、だろう、いかした役者さんである。自主映画はプロと違って現場に行ったー、仕事したー、帰ったー、ではなんにも得られない。金もらえないしね。自主的に行動しないといけない。用意された場所に行って用意された事を頑張ってすればいいのとは違う。用意されているか曖昧な場所に行き、用意されてもいないものをなんとか用意したかのようにして頑張る、の連続だ。とりあえず僕の映画ではそうだ。あ。なんか僕墓穴を掘ったような。。。
まあとにかく自主映画は自主的に動かないと経験にもならないということですね。
非常にシビアなことをいうと自主映画を作って伸びていくのが如実なのは監督ばかりだ。
役者はなかなかうまくならない。いや、うまくなる人はいるんだけれどあんまりいない。多分何かしら自主性をもっと持たないといけないんじゃないかなあ。西條組ではそんな中でもうまくなったこの人、と思える人に一生懸命声を掛けているつもりです。ウチは役者いいぜ。今回も。由美ちゃんに対して「この人いいな」と思ったのはこの日だった。まあこういう姿勢が好きなんだろうなあ僕は。なんとかこのシーンもいいシーンにしたい。頑張ります。頑張る理由はただ一つ。頑張ってくれたんじゃくて「この人頑張ってるから」
再撮!?え!?しないしない。なんとかせねば。

 音がチャチいので昔の音を引っ張り出した
「トレンディ・フォーチュン・イン・ジャパン」のトイレシーンの音を少し足した。
反響があってくださいよなんて願いを込めてなんつって。

2004年10月12日

東京は今日も雨

西條です。
最近雨ばかりの東京。
秋雨前線の去りが遅いですね。
ここまで連続して雨に降られると少しあきらめが入ります。
なんせ雨音がうるさくて編集が出来ない、ただいま音の編集中。
ヘッドフォンを通過して両耳にドカドカと屋根にブチ当たる音が。
高野さんのセリフが聞こえない。いやセリフはまだ何とかなるものの、効果音が全然聞こえない。
まいったまいった。
そんなわけでただいま休憩。日誌なんぞ書いています。

 今回の撮影はVX2000を使用した。
ソニーのナイスカメラである。非常に綺麗な画を撮ってくれるカメラなのだが
なんと、音までいい感じなのだ。
僕が所有しているカメラはTRV18Kというコンパクトな運動会用のカメラ。「98%ホリデー」なんかはこれで撮った。このカメラはいい音を撮らない。マイクをつなげて撮ればRにパリパリとノイズが載る。
まあそれがビデオカメラの当たり前な常識だと僕は思っていたのだが。
なかなかどうしてVX2000のカメラマイクはすごいよ。
 音はDAT主体でとっているので、全然選択肢に無くカメラマイクの音は捨てる気でいたのだが、
ヘッドフォンを通して聞いてみるとかなりいい感じなのだ。ノイズも全然気にならない。
そのままステレオで使うとなんともバラバラ感があるので
方チャン切って使うのがいいですね。
手持ちマイクだとどうしても我々アマチュアは顕著にグリップノイズを出してしまう。
それがついついセリフに掛かってたりするとしっかり撮れているのにアフレコせねばならなくなってしまう。
そんな悔し涙を拭いてくれる最後の手段としてかなり有効だ。
いやあこのカメラ使ってよかった。

 そんなわけで高野さんの部屋のシーンを次々に編集しています。
ここはウイークリーマンションを借りて撮影した。高野さんと高野さんの仕事仲間拓真君が
寝ている祥子さんを前に「子供を作れ、作らない」の話に花が咲くというワイルドなシーンだ。
前にもちょっと書いたが小道具の一つをすっかり設置し忘れ、それがある場所にガムテープがしっとりつけられているというロケセットなのにハリボテ感満載の部屋を撮影してしまった。
そんなわけで1カットで行こうと思っていたのだが切り返して10カットくらいになったシーンだ。
撮影中、録音を担当してくれる人が到着するまで
撮影が出来なかったので散々芝居の練習をした。なんせ1カットで行こうと思っていわけですから。
高野さんと拓真君がVシネチックに話をしている最中、ずっと寝転がっている芝居の祥子さん。
もちろんのこと、そのうち本当に寝てしまった。
しかしここは寝ているシーンなので起こさずにそのままリハを続行。
本番もこのまま続行しようと思っていた。
なかなか録音の人が到着しないので、次に撮るシーンの芝居もちょっと練習しますか

 「高野さんが電話を取ると祥子さんの目が覚める」
なんてシーン。しかし祥子さんは本当に寝ている。ので。そんなつもりで高野さんのみ芝居をつけようと。
で、高野さんは電話を取った。僕は説明しつつ、芝居をつけてゆく。
西條「で、そのまでしゃべって祥子さんがおきるって感じでゾナモシ」
と言ったら寝ていた祥子さんは跳ね起きた。なおかつゾナモシに芝居をし始めた。
西條・高野「!」
祥子「・・・もーう」
祥子さんは本当に寝ていたのだが「ここで祥子さんは起きるわけです」なんて祥子さんの名前を出した瞬間気づいたようだ。まあそれだけの話なんですが、無意識に体が反応するってのはすごいもんだなあと。僕も無意識に編集出来るようになりたいもんです。気づいたら終わっていた、なんてね。夢のような21世紀。

 そろそろ雨が止んできたのでまた編集に戻ります。
自然に左右される編集って、嫌だなあ。
で最後に一言、書くまいと思っていたのだが、あのさ、
プレーオフ面白かったけど勝率1位のチームが優勝じゃないなんてさあ、納得できないよ!
タオルで顔を覆う松中が切なくてしょうがなかった。城島は目の前で他チームの優勝が決まったとき、
ずっとベンチからそれを見ているのだが、その横顔から心中を想像することが出来ない。
まあとにかく、ちくしょうってことですよ。ちっくっしょーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
新垣最高。西條でした。

 

2004年10月14日

焼けないぜ

西條です。
焼けませんDVDに。
結構簡単にいくと思っていたんですけどね。
なんでだろう。
作品をDVDにでも焼くか、と98〜アスリートまで3作品をパソコンに取り込み、
DVDに焼こうとDVD-Rを買ってきたんですけどね。
なんか4GB以上は書き込めませんとか言われました。
でも星野君に貰ったDVDはそれなりにかなりの容量のデータが入っているし、
買ってきたDVD-Rの文句も120分録画可能!とか書いてあるし。
これはパソコン用じゃないのかな。。。
駄目だあ全然わからんよ。まあこんな時は絶対何かを知らないだけだし、
本当に4GB以上は書き込めないってだけのことかもしれない。
かもしれないってかもしれないって言われてもかもしれないで終わらせられませんよね。
とりあえず人に聞こう。それが一番だ。

 そんなわけで西條組新作「恋鎖」は
柏木君の独り言シーンの音編集。
ここは映像素材に入っているカメラからの音にセミの声がメチャンコうるさくて
全然どこでどう切っていいのやら、わからなかったシーンだ。
なので書き出しもそのまま素材が適当に切られている感じで入っている。
なので音をつけて早めに編集したかったシーンだ。
ここの録音は少し日本人離れした雰囲気の島村君が前日の小道具製作の疲れのせいで
遅刻し、ヘコみつつ担当してくれた。
映像素材はかなりロングで撮っている。なんとか隠れ家を見つけて島村君はマイクを向ける。
その音はとてもすばらしく撮れている。
どう考えてもアフレコになるだろうな。と思っていたのだが、かなりいい音でセリフがオン。
まあ状況を見ないとなんともよく撮った感は伝わらないでしょうが、
僕にはこんなに良く撮れないね。おみそれしました(byデビッド・ボウイ)
でもやはりセミの声はカットごとに微妙な差が出てしまうので、ここはキャリアを生かした西條テクニックを活用していかなければならない。う〜ん、面倒だな〜テクニックというより頑張りが必要とされるわけだ。
 
 ここの撮影ではなんと福島から女子高生が参加した。
ネットでスタッフ募集をかけたら来たのだ。しかしウチは高校生不可である。
最初断ったのだがそれでも来てみたいということなのでOKした。
快活な服装で現れた女子高生は福島訛りのショートカットで笑顔が素敵な血液型O型。
蚊に刺されまくっていた。散々虫除けをかけてあげたが効果が無く、振り返ると新しく刺された箇所を作っている。それでも笑顔で掻いている。
福島っ子「西條さんが何型か当てましょうか?}
西條「なんですか?」
福島っ子「B型」
西條「A型です」
福島っ子「嘘ですね」
嘘なわけがない。
生粋のA型です。まあよくB型に間違われますけどね。
そんな10代のハッチャケ話にも花が咲きつつ、演出志望ということで、何カットかカメラを回してもらった。イカした画を撮って帰ってきた福島っ子はまた蚊に刺されている。O型は刺されやすいんだとか。
 その後、何度か撮影に誘ったが撮影自体が終盤だったこともあり、
タイミングが合わず、それ以降の参加は無かった、かなりのインパクトを残し福島に帰る。
試写の際はなるべく土日にして見てもらおう。

 激暑の撮影であったが
この日はかなりの順調ぶりで最後まで撮り終えた。しかし編集は結構手ま取る気配がする。
あ〜チョコレートをたくさん買ってこなければ。
やることをしっかりやっていかなければいけないのでまずはDVD作成をちゃんと出来るようにあってから。
なかなかアナログな頭が変わりませんな。

2004年10月19日

焼けたぜDVD

西條です。
なんとか拡張ソフトをダウンロード購入し、DVDを焼くことに成功した。
やはり圧縮は必須。MPG2に圧縮してからの焼付けでしか手段は無い。
dvと比べると断然画質が落ちるがもうこれはしょうがないのであるようだ。
でも結構焼き付けて自分でDVDをつくるのは面白い。
なんか作品集みたいな感じでお手軽且つかっこいいですね。
ポンポン焼いてドンドン配布だ。

 今回のDVD作成のおかげで
面倒くさがっていた「そして、一人きり」の音楽張替えもすることが出来た。
上映の機会をやっと多く出来ますな。とホクホクしております。
なんて早くやりゃあよかったものを。
まあとにかく、上映の企画を立てようっと。

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2004年10月21日

また壊れた

西條です。
また編集中パソコンが止まり、いつものようにリセットして
再起動させたら編集のプロジェクトが壊れた。
つまり一からやり直しである。
どうなってるんだこのパソコンは。
しかしながら2度目ということで僕も前回よりは憤慨しない。
4日前くらいのバックアップならあるのでそこからなんとか復旧させようと努力した。
外は台風でメチャンコバイオレンスな感じ。
せめて心の中でだけでも平穏であれ。
そんなわけでアフレコはまた先になりそうだ。
う〜ん、2月の上がりも怪しくなってきましたねえ。怖い怖い。

 まあしょうがないとして。
「2046」がこのところ頻繁すぎるくらいCMを打ち鳴らしている。
これはウォン・カーワイ作品としては珍しく、大大ヒットになるんじゃないかしら。
そんな期待に胸を膨らませ。早く公開しないか待ち遠しい限りであります。
SFチックにCMしてますが、そんなにSFシーンは無いそうで。むしろ電車の中とか。普通の恋愛映画って感じだそうです。

プロジェクトが壊れる前の
西條組新作「恋鎖」は柏木が祥子に迫るシーンの編集でありました。
ワンカットで迫っていくわけですが、なかなかいい芝居をしています。そのくせカメラがいい動きをしていない。う〜ん、反省!でも5、6カット撮ってるわけでそりゃ重ねる度にプルプルくるのもしょうがないでしょ。なんてお客さんには無関係なお話だ。反省!
とにかく音のグリップノイズを切ることに没頭した。カメラが少し見づらい分せめて音はとても聞きやすくなければ、なんて。カメラに合わせて録音のウッチーが動いているので、どうしても同じセリフのところだけ音が小さくなっている。なのでそこはカメラに入っているセリフを帳尻合わせて使った。
ホントVX2000はすごいカメラだ。最近のカメラはみんな内臓マイクがいいんだろうか。
下手に外部マイクを差すよりもいいかもしれませんから皆さんいろいろ実験してみてください。
そんなわけでこれから柏木と祥子さんがちゃんと付き合うシーンの編集。
ホントは昨日入ることが出来たシーンなのにトホホ。まあ頻繁にコピーを撮っておくくらいしか手が無いですね。

2004年10月24日

地震すごかったね

西條です。
昨日の地震すごかったですね。
道にいたんですけどまず地面が揺れているのに気づき、信号がゆれているのに気づき、
ああ地震だ、しかし長いな
とテレビをつけてみたら震度6新潟発。
朝方に写った画面では新幹線が脱線していました。依然余震は続いている。
いよいよ東京に大地震が来る日が近いとみんな言ってました。
怖いっすね。しかし怖がっていても何をどうして対策していいのやら。
乾パンは買っておいた方がいいかもしれませんね。

 そんなわけで僕自身は怖がっていても編集が進むわけは無いので
頑張ってやってます。
西條組新作「恋鎖」
柏木と祥子が奮闘した後のクールダウンシーンの編集。
撮影中もクールダウンの感じで祥子さん押しを撮っている最中柏木君が寝てしまい、
用意スタート!しても柏木君だけスタートしなかったりした。この日の撮影はこれで終わり。
小道具で使ったステーキを皆で食べ、その日を終える。
編集はそのまま勢いで新木場でうなだれる柏木シーン、
由美に一発ブチかましてやろうと勇む柏木シーンを連続で編集。
喫茶店のシーンに突入し、眠気にやられて現在に至っている。

 由美に一発カマしてやろうと柏木が勇んで
アパートの階段を降りてゆくこのシーンはテイクを結構重ねた。
なかなかうまくいかない。
階段を降りてそのまま由美の建っている場所まで向かうのだが道路に飛び出すため車がメッチヤ危ない。
誰が危ないって僕さ。カメラ覗いて柏木を追いかけるわけで、島村君に安全を確保してもらい、
何度も車NGを出しつつ撮った。
僕の予想外の動きに録音の星野君も飛び上がりつつイカした音を録音してくれている。
この日はこれで撮影終了。陰った日差しがいい雰囲気をかもし出している、
設定は昼のはずなんだが。
新木場のシーンではピンマイクとガンマイクの両方でセリフを撮った。
聞き返すと断然ガンマイクの方がいい音である。恐るべし、AT-815B!

 喫茶店のシーンはどのようにすべきか、至難の技だ。
次の新木場のシーンをカットしようと考えているのでここでどんな雰囲気に持っていくかが、至難の技だ!ここまでの段階でセリフは撮影時にここは後で撮ろうと思っていたもの以外、全部OKである。やはりカメラの音が使えるのが助かっている。少し無理はあるもののそこは西條マジックでなんとか今のところ乗り切っている。ああ、映画ってなんとかなるもんよね〜

2004年10月27日

色つきサングラス

西條です。
このところ西部警察が再放送をしていますね。
子供の頃見たときは、全然はまらなかったんですが
今見るとメチャンコ面白いです。
いやね、昔はこんなの警察のすることじゃないと思ってたんですけどね。
年を重ねてエンターテイメントとして楽しく見られる余裕が出てきたというか。
おっそいね〜相変らず入り込むのが。それにしてもものすごい火薬の量だ。
というか、よく撮影許可を出してるな街の方々は。石原軍団の力を感じています。

 そんなわけで西條組新作「恋鎖」は
火薬の火の字も無く、かといって優しさあふれる癒し系でもなく、
カシカシと人と人とがこすれて傷つくシーンを続々と編集しております。
喫茶店のシーンの音付けをしましたが
まあさすがにロケセットということもあり、いい音が取れている。
ここから新木場で柏木と祥子さんがちゃんと付き合うシーンにいなるのだが、
そのシーンを削除の方向で考えていたので、
喫茶店シーンのラストは手間取った。しかしながら音を合わせて新しくカットを足して、
いろいろやってみて、新木場のシーンは削除、しない方向でまとまった。
まとまったって自分の中だけでのお話だが。
ただここはワンカットで行く、よりのカットを結構とっているのだが、全部、無しで。ごめんなさいね。

 そして佐久間君のセクションへ。
10月下旬は佐久間君にベッタリになりそうだ。
音楽をなんとかかき集めるか作るかどうするか、はやく考えなければ。
いやあ、ドンドンできて生きますねこの映画も。
この秋の映画もなんかいつになく面白そうなものばかりです。
トム・クルーズの「コラテラル」なんかも面白そうですね。
「SAW」とかね、「2046」はもちろんですが、「80デイズ」っていう映画、ジャッキー出てますんで
チェックしといて!「ターンレフト、ターンライト」も見逃せないね。
そんなわけで映画が実りの秋、レタスやキャベツはとんでもない値上がりをしていますが、
こんな時にこそ野菜ジュースをうまく取って乗り切ろう。

2004年10月28日

「ブリュレ」&「2046」

西條です。
今日は西條組前作「アスリート」で軽快なフットワークと演技力を発揮し
皆を引っ張った赤間さんに誘われて「ブリュレ」の試写に顔を出してきました。
「ブリュレ」とは
インディーズムービーフェスティバルの第三回グランプリ作家の林田さんが
渾身の力を込めて監督しているインディーズ映画です。
この夏、僕が西條組新作「恋鎖」でしっちゃかめっちゃかになっている時、
同じようにしっちゃかめっちゃかに頑張って撮影していたようで東北で。
スタッフ多くていいなあ。まあ援助作品ですから。完全な部外者の僕でしたが
赤間さん曰く、外の人の意見を聞きたい。とのことで。な、なんか言わねば僕!
まあ考えることはそれほどなく率直に画面が綺麗だと言いいました。
試写といっても断片的に監督さんのおそらくお気に入りの画をつないでいるのだと思うのですが、
それをつないでいる大体15分程度のものでした。なのでストーリーは全然わからなかったのですが、
なかなかいい画でよく撮ったなあと思わせる。非常に興味が湧く映画でした。
編集でどこまで独自性を出してくるのか、またストーリーがすでに独自性に飛んでいるのか、
とにかくある程度は面白い作品になるんだろうと思わせる手馴れた印象を受けた。
公開したら観に行こう。
あ、その前に2月から冬の撮影があるらしく、僕も西條組新作「恋鎖」が1段落しているはずだろうから
手伝えるかもしれない。1段落しているはずなんだ「恋鎖」!
そんなわけで赤坂見附でいろんな出会いがあり、皆さん頑張っているなあといい刺激になった。
みんな映画が好きだなあ。
見附で降りたことがあんまりなかったのだが非常に綺麗な場所で、歩道橋からカメラで撮ってる人もいるくらい。東京は綺麗だと思うよ。特にこれから空気がキリッなるのでね。

 そんな感じで「ブリュレ」を見る前に。
ウォン・カーワイ監督とニー・レオン主演、「2046」を見てきた。
「2046」製作に5年を掛けた話題の作品。僕はカーワイが好きなので、非常に楽しみにしていた作品だ。この5年でいろんなことがあった。「花様年華」ってそんなに前だったか。
で見た見た「2046」
一言で言うとそんなに面白い作品ではない。
ただ僕はカーワイの作品が好きなのでかなり面白かった。
「欲望の翼」「花様年華」
この2作品を踏まえた作品だった。
「欲望の翼」でカリーナが演じたミミが登場する。カリーナで。ふけたね〜カリーナ。あすいません。
そのうちトニーは「欲望の翼」のラストシーンで演じた役に近づいてゆく。
マギーが出てくる。「花様年華」がトラウマになってくる。
見終わっての感想は、意味がわからん。。。
でも思い返してつじつまを考えるといろんなことがわかってくる。
人によっては「2046」をどんな象徴に置き換えるかで解釈が違ってくるんだろうから
この映画はその人それぞれの映画としてちゃんと成立しているようだ。

 話題のキムタクだが
いいっすよ、キムタク。相変らずおんなじ演技しか出来ていないが、唯一わかりやすい。
キムタクが出てきて安心した人々もいるはずだ。それに誠実に頑張っている。ちゃんと頑張っているよこの人。全然鼻につく感じではない。
キムタクのことよりも、チャン・チェンの登場シーンが激烈に少なかったことにびっくりした。
台湾の人怒るんじゃないか?あれじゃ。エドワードなんか言え。
そしてものすごい分量でチャン・ツィイーとトニーの絡みが出てくる。そんなにいらないよね。
小説家トニーが今まで出会った人々を自分の小説でアンドロイドとして描いたりする。
ってーことを思いつくカーワイになんとかくぽっかり空いた穴を見たような。。。
この映画の撮影は中断の時期が長く、監督の体調不良と言われているが、本当にそうなのかは謎だ。この間にレスリーとアニタはいなくなった。
映画が始まっていくらかしてなんか向こうから聞こえる音楽。聞き覚えがあるな。。。
ルルの役名でビクッとした。それからしっかり「欲望の翼」の音楽が流れた。
僕はファンですから、震えたね。一緒に見ていた観客の方々も泣いている人がいるようで、
音でわかった。そうだよね思い出さずにはいられないよなあ。
それからしばらくして観客も帰る人が出てくる。それも音でわかる。
そうだよね、この映画長いよねえ。。。終わる気配がさっぱり無い。
でも最後にフェイ・ウォンから「話を書き換えてくれ」と言われ
そのままずっとフリーズするトニーには、グッと来た。そんな時はあるもんだね。意外にもね。
自分のことは自分が一番良く知っているなんて嘘だ。

 そんなわけでファンにはお勧めなんだが
そうでない人には全然進められない映画である。
ただ、うまいよ、相変らず、全体じゃなく撮影の仕方や捕らえ方が。この程度で良いって感じでフレーム切っている。ためになるねえ。

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