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華氏911

西條です。
僕は仕事帰りの彼女と一緒に「LOVERS」を見る予定だった。
水曜日は女性に優しい映画デー。1000円ぽっきりで劇場に入ることが出来る、女性だけ。
そのおかげか金城武のおかげか、はたまた前作「HERO」のおかげか、「LOVERS」には長蛇の列が出来ていた。隣で公開している「リディック」がかわいそうだ。くらいに大ヒットを飛ばしている「LOVERS」チケット売り場には「前の席座れます」の文字。時間の問題で満席必死。
この長蛇は全部入れらんな。そんな感じで今日見ることはあきらめた。
ではあきらめた代わりに何を見ようか。。。
シャンテシネまで歩き、「華氏911」を発見。
この作品は前作「ボーリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー賞のなんかを受賞したマイケル・ムーアのドキュメンタリーだ。今年のカンヌでタランティーノからパルムドールをもらっている。
アメリカで起きた9月11日のテロ事件後、イラク戦争に突入する「なんでか」をエンターテイメントに説明した作品だ。そろそろ大統領選挙。見るには結構タイムリー。
そう思ってこの122分の作品を見た。

 見終わった後、なんと、言うか、なんと、言おうか、
ドラ息子のブッシュがあんまり良くものを考えずにイラクに仕掛けた、というわけだ。
まいった。
僕は製作者の意図通り、すっかりアメリカにあきれかえってしまった。
途中出てくるイラクへの攻撃、その攻撃で死ぬ子供、親類が死んで祈るだけ祈る人、でもアメリカだって9・11で沢山の人が死んでるんだ、オアイコじゃないか。なんだオアイコって。。。
僕は9・11をバイト先のテレビで見た。それから幾年月、湾岸戦争のときもそうだが興味をもってイラク情勢の報道を見てきた。その適当な断片が一気につながるこの作品は、結構な混乱を引き起こす。
言葉を失うよホント。なんと言ってよいやら、なんと嘆いてよいやら、なんと笑ってよいやら。
描かれる戦争の真相はあまりにも単純で何かを信じて生きている人の夢をぶち壊す現実であった。
僕ら庶民には、人事ではないよ。

 アメリカは終戦宣言後の死者の数を無視しつつ、兵力の増量を決めた。
「華氏911」では「どこにそんな兵力があるってんだ?」と突っぱねている。アメリカはそろそろ兵隊が底を尽き始めているらしい。だから日本は
なんてことまで考えてバイトの仲間に
「西條さん、酒は飲んでも、飲まれるな」
と言われ、まったくその通りです。まあ影響されやすいのは昔からさ。でもさすがに30歳の大人だ。
いろんな人の事情もわかるし、昔ほど他人と自分を比較しなくなった。はず。冷静に見れたつもりだ。
とりあえず今度の選挙でブッシュさんが大統領にならなければ戦争が終わる、ってことであるなら、是非人類のために落選して下さい。僕はそれほど政治にも経済にも詳しくないし、たいした主張もありませんが人は殺さないでほしいです。なんとか他の道を探しましょうよ。

 そんなわけで少し彼女をグロッキーにしてしまったが見てよかった。
見ておいてよかった。
ですっかり西條組新作「恋鎖」の編集はせぬまま。いやいや、気分を入れかえて頑張ります。
爆撃される前に完成させねば。おっと酒は飲んでも、ね。。。飲もうかな。

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2004年09月09日 17:46に投稿されたエントリーのページです。

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